YAMAHAスポーツ電動アシスト自転車にクロスバイク「YPJ-C」登場
昨年の発売と同時に話題となったロードバイク「YPJ-R」。スポーツ電動アシスト自転車の「YPJ」シリーズから、クロスバイク「YPJ-C」が2016年10月27日より発売される。
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想定以上の販売実績となったYPJ-R
2015年12月の発売以来、当初販売計画を前倒し達しするなど人気となったYPJ-R。サイクリング需要が半数近くあり、購入世代も40代から60代がメインとなっており、スポーツ自転車のすそ野を広げたといえる。
長距離サイクリングを無理せず楽しめたり、夫婦間の体力差を埋めてくれることで一緒に自転車を楽しめるようになったなど自転車の楽しみを拡げてくれたYPJ-R。今回クロスバイクYPJ-Cが加わることでラインナップが拡充され、さらなるスポーツ自転車の魅力を拡げてくれる一台になりそうだ。
アップライトポジションなどコンフォート向けスペックなYPJ-C
基本スペックは、アルミフレームにメインコンポーネントはShimano SORA、電動アシスト用のスイッチ類やラピッドファイヤーシフターの操作を扱いやすいようにフラットハンドルバーを採用。液晶ディスプレイには、速度、時計、ケイデンス、パワーメーターなどが表示される。車両重量はおよそ16kg。
スイッチ類を扱いやすいように配置されたフラットハンドルバーに、握りやすいように内側は細く接触面積の多い手のひら側はひろめに設計されたエルゴノミックグリップ。液晶マルチファンクションディスプレイは着脱式で、ディスプレイを車両本体から取り外すことでスイッチユニットの電源ボタンのロックが可能となる主電源ロック機能がある。
ディスプレイは、速度、パワーメーター(走行中のアシスト力の目安)、ケイデンス(1分間のクランク回転数)、時計、バッテリー残量(アイコン)、走行モードが常時表示され、平均車速、最大車速、トリップメーター、オドメーター、残りアシスト走行可能距離、バッテリー残量(%)、消費カロリー、ペダリングパワー(人がペダルを漕ぐ出力)も切り替えで表示が可能となる。夜間も見やすいバックライトも装備している。マイクロUSBポートもあるためスマホなどへの充電も可能となる。
フロント、リアディレイラーはロードバイク用のShimano SORA、フロント2段、リア9段の18段変速。フロント、リアブレーキともに安心のShimano製、SORA。タイヤは700×28Cと安心感のあるサイズ。
走行モードは「HIGH」「STD」「ECO」の3モード。一充電あたりの走行距離はHIGH24km、STD22km、ECO48km。充電時間はおよそ1時間。YPJ-R所有者アンケートでは、長距離サイクリングを楽しむために予備バッテリーを所有する方が半数以上いたとのこと。
電動アシストならではの登坂力と楽なライド姿勢で長距離サイクリングも楽しく
当日は発表会場のスタジアム周りに登坂付き800mを数周試走してきました。クロスバイクの楽なポジションのまま、勾配14%の坂もアシストの力で立ち漕ぎなどしなくてもすいすい登ってくれますし、踏み込んだときの加速感は脚力に自信のないかたでも十分楽しめるものでした。
ソフトの要素としてはBluetooth連携などは機能として備わっていない点は今後の課題ですが、ケイデンスやパワーメーターなど標準装備されている点は、サイクリングの楽しみを拡げてくれそうです。
歴代YPJシリーズのご紹介
2013年の東京モーターショーで出品されたPASの誕生20年を記念してつくられたモデルなども展示されていましたのでご紹介いたします。
2013年の東京モーターショーに出展されたモデル「YPJ-01」。ホリゾンタルフレームが美しく、レトロ調のカラーリングなど発売を期待する声もあるのでは?と想わせる一台です。
2015年東京モーターショーで参考出品されたYPJシリーズのマウンテンバイクモデル「YPJ-MTB CONCEPT」。ロードバイク、クロスバイクと発表されているので、こちらも販売を期待する一台です。
2016に発表されたケイリン用のペーサー「YPJ-K」。YPJ-Rをベース開発されており、時速50kmでの巡航が可能。
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WRITTEN BYFRAME編集部
FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/