サイクリング仲間を探せるサービス「みんなでサイクリング」を運営しているNINOです。自分が運営しているサービスでサイクリング仲間を募ってサイクリングをしています。
ヒルクライムしたい
ロードバイクにも慣れてきてサイクリングロードや山道を走るようになってくると、「100kmくらいのロングライドに行きたいな」とか「おいしいものを食べにグルメライドに行きたいな」とか、毎週末自転車のことばかり考えてしまいませんか?
かくいう私も、まさにその状態。サイクリング仲間と行った山道がとても楽しくて、いろいろな峠にヒルクライムに行きたくなっているのです。他の人の自転車ブログを読み漁っては、「あの峠もまだ行ったことないな」とか、「あの峠の近くにあんなコースがあるのか」とか、そんなことばかり考えてしまいます。
1人で同じようなコースを走っていると気分も徐々に下がってしまうのですが、誰かと一緒に走ると非常に良い刺激になることも多く、自転車に乗るモチベーションがモリモリと湧いてきます。
そのような中、サイクリングのコミュニーケーションサイトで知り合った方から、「都民の森」という都内の有名なヒルクライムコースに行かないか、というお話が。ヒルクライムに行きたいと思っていた矢先のことだったので、願ってもないお誘いです。持つべきものはヒルクライム好きのロードバイク仲間ですね!
都民の森って・・・どこ?
肝心の都民の森の場所ですが、GoogleMapで検索してみると東京都の西の端に位置しており、ほぼ山梨県との県境にあります。都民の森から少し北上すると奥多摩湖も見えてきます。
ちなみに、都民の森は峠の中腹(といってもほぼ頂上に近いですが)にあり、もう少し登っていくと風張峠という峠に着きます。風張峠まで頑張るでも良かったのですが、そこまでたどり着く体力が残っている自信は全くありません(笑)
参加者の方と「足に余裕があったら風張峠やその先の奥多摩湖にも行ってみましょう」と話をして、当日は西武拝島線の拝島駅を出発し、五日市線の武蔵五日市駅を経由して都民の森に向かうことに。
上の地図の赤線が当日のコース。右端がスタート地点の拝島駅で、赤線の左端にある都民の森に向かいます。拝島駅から都民の森に向かい同じ道を帰ってくると、水平距離は約80km、獲得標高は約900mほどになります。
ちなみに、この日のコースに標高を表示させる(上の灰色のグラフ)と、見事に山の形になりました(笑) 山に登るという実感が湧きすぎるほど湧きます。今回は朝9時に拝島駅前のコンビニで集合することにしました。
都民の森に向けて出発
・・と、前日まではいい感じに気分も盛り上がっていたのですが、サイクリング当日を迎えてみると、天気がどうにもこうにも微妙な具合に。自宅近くは霧雨が降っているし、都民の森周辺も午後から雨になりそうとの予報が。
うーむ、こればかりは仕方がない。。参加者の方と連絡をとり、無理せず行ける人で行くことに。結果、私を含め3名で都民の森に行くことになりました。人数は減ってしまいましたが、ヒルクライムに行けること自体は非常に楽しみです。あとは天気がもってくれれば・・。
そんな感じでやりとりをしつつ、当日は3名で拝島駅に集合。「普段こっちまで走りに来るんですか」といった簡単なあいさつを済ませ、拝島駅を出発。市街地区間を通って武蔵五日市駅まで向かいます。
武蔵五日市までの道のりは大きなアップダウンも特になし。ウォームアップがてらにスイスイ進んでいきます。ちなみに巡航速度は27〜30km/hほど。あまり速くありませんが、まあこのあとヒルクライムが控えてますからね。
武蔵五日市駅を過ぎてしばらく進むと、周りの景色は山の感じに。まだ坂もそれほどキツくなく、周りの緑も手伝って気持ちよく進んでいきます。途中、雨がポツポツきたときもあったのですが、ちょっと降ってすぐ止んでしまう感じ。タイヤがスリップするほどではなく、むしろ涼しく快適に山に登れます。このくらいの天気が午後まで続いてほしいっ!
スタート地点から1時間ほど進んだところで小休憩。トイレに行ったり補給食の羊かんをモグモグ。傍らでは、恒例の自転車パーツ談義に花が咲いています。参加者の一人がとても詳しい方で、フレームやホイールなど色々話してくださいました。
こういったパーツの話は、ネットで調べても分かったような分からないような気になることも多いのですが、実際に詳しい方の話を聞くとスッと理解できるので不思議です。こういうときもサイクリング仲間って大事だなと思う瞬間です。
休憩中にこんな景色を眺めると長野かどこかの避暑地に来た気分になりますが、ここはれっきとした東京都。都内にこんなところもあるんですね。
居心地の良さに足に根が生えそうになりますが、あまり休憩しすぎて足が固まって動かなくなってしまってもいけません。「おいしいコーヒーでも1杯・・」という気持ちを押し殺して、ヒルクライムの続きに参ります。
さて、その後の都民の森までの道のりはというと、
こういう道や、
こういう道が続いていきます。
都民の森は、距離は約20kmほどと長いものの、ところどころに平坦区間や傾斜が緩い区間があり、適度に足を休めながら進むことができます。峠の中には鬼のような傾斜の坂が延々と続き、思わず道路を作った人への恨みがこみ上げてくる道もあるのですが、その点都民の森は幾分親切なコースになっています。
傾斜自体も「そもそもペダルが重すぎて一番軽いギアでも踏み込めん!」というほどでもなく、ある程度習慣的にロードバイクに乗っている人であれば登れるような道です。
ちなみに、道中お一人の参加者の方と、「ここから先はダンシング(立ち漕ぎ)縛りで!」という遊びを始めたものの、目的地が近づくにつれて汗が吹き出すくらいキツくなってきて「自分は一体何をやっているんだ」と我に返ったのはここだけの話。
都民の森に到着!
休憩したお店から1時間ほど登って、都民の森に到着!雨にもそれほど降られることもなく、心地よい疲労感とともにゴール!
ちょうどお店もあるし、休憩休憩!とりあえずボトルに水を補給して、何かおいしそうな食べ物は、と。
見つけた(笑)
これは「みとうだんご」という名物のお団子で、「くるみみそ」と「あまからしょうゆ」の2つの味が選べます(上の写真はあまからしょうゆ)。疲れたあとのごほうびは何倍にもおいしく見えます。それでは、いただきまーす!
・・・ちょっとしょっぱかった。。
一緒に参加された方はくるみみその方をおいしそうに食べていたので、今度来たときはそっちにしよう。。
ちなみに、冒頭でちょっと触れましたが、都民の森をさらに登っていくと風張峠という峠の頂上に着きます。私は(ダンシング遊びで)エネルギーを使い果たしていたので都民の森で休んでいたのですが、一緒に参加された方は風張峠までサクッと登ってくるとのこと。いやー体力ありますな。(20分くらいであっさり行って帰ってきてました)
30分ほど休憩し風張峠からの戻りを待って、拝島駅に向かいもと来た道を帰ることに。山道の下り(ダウンヒル)はごほうび区間で、漕がなくても爽快に進む道のりを楽しむだけ!
・・・のはずが、汗が冷えて寒い!
9月上旬なので暑いと思っていましたが山の上は気温も低く、ヒルクライムのときはウインドブレーカーを持ってきた方が良さそうです。
その後、ゆるゆると走って出発地点の拝島駅まで到着。あとは自宅まで自走して帰ろうかなと思っていたですが、参加者のお一人が車で拝島駅までいらしていて、帰りは車で自宅の近くまで乗せていただけることに。足もクタクタだったので非常にありがたかったです。
まとめ
都民の森は、キツすぎずユルすぎず、とても適度な傾斜でした。道幅も広く、ところどころ平らな道もあり足を休めながら登ることができます。距離も20kmと長いので、山に登った感は十分得られると思います。
都内からのアクセスも比較的容易なので、ロードバイクでヒルクライムを楽しみたいと思った方は、一度行ってみてはいかがでしょうか。