高い精度を誇るハンドルを製造する、日東(NITTO)の製品を紹介します
自転車のパーツを交換しようと思った時に、大きな変化を生むパーツの一つがハンドルだ。ハンドルはただ握るだけでなく、ときに体重をかけたり振ったりしながらより前へと漕ぐために使用されることだろう。
目次
はじめに
そんな自転車の要とも言えるハンドルを製造する日本のメーカーで、高い精度のハンドルを製造する日東(NITTO)のハンドルを今回は紹介する。
日東とは
歴史と技術
日東(にっとう)は創業が大正12年というとても歴史のある企業。福島に工場を持ち、一本一本職人さんが手作業でハンドルやステム、シートポストなどを製造しているメーカーである。NITTOという表記がされることもある。
その高い精度で製造されるハンドルは一切の妥協がない。通常商品は製品検査と呼ばれるその商品が規格に当てはまるサイズかどうかチェックされる。その検査にはとても細かい若干の幅がありその中であれば合格として世に出荷されるのである。
日東は検査時に非常に厳しい基準でサイズの確認を行う。規格通りなのは当たり前なのだが、一つ一つ熟練した職人が作ることで誤差なくかつ左右歪みもない商品が検査に回ってくるという。もしハンドルに歪みがあると、体重をかけた際に均等に力が伝わらない他、安全性に影響がでる可能性もある。
普段あまり考えないかもしれないが、ハンドルの精度はとても大切な要素なのである。
おすすめのハンドルを紹介
そんな日東のハンドルを紹介する前にハンドルの規格について簡単に説明する。自分の自転車のハンドルのサイズがわからない場合は、自転車店などで直接聞いてみると良いだろう。
ハンドル幅:ハンドル幅とはハンドルの右から左までの幅で芯から図るか、端から図るかでサイズ表記が異なる。
バークランプ径:ハンドル中央の部分の幅。代表的なサイズは3つあり25.4mm、26.0mm、31.8mmがある。
ドロップバーハンドル
31.8mm径ならこれ、M.106 SSB
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現在主流のバークランプ径31.8mmの中で選ぶならこのM.106 SSBだ。300gを切る軽量ハンドルをアルミで実現しているところがポイントだ。
高温から一気に冷やす焼き入れという加工が施されたモデルで、高い耐摩耗性を誇る。
素材:アルミ合金/焼き入れ
ハンドル幅:380、400、420mm
バークランプ径:31.8mm
重量:2750~295g
色:ブラック
STIレバーにおすすめのハンドル、Neat M.186 STI
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使っているステムのバークランプ径が26.0mmで、シマノ製STIレバーを用いたい場合はこのハンドルをおすすめしたい。
またシマノ以外のその他メーカーのレバーを取り付けると相性が悪い場合があるので購入時は注意をしたい。
素材:アルミ合金/焼き入れ
ハンドル幅:380、400、420mm
バークランプ径:26.0mm
重量:300~310g
色:シルバー、ブラック
ブルホーンバーハンドル
扱いやすいブルホーン、RB-018
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牛の角から名づけられたブルホーンハンドルは見た目が印象的なハンドルだ。フラットバーハンドルと同じ位置にシフターやブレーキレバーを取り付けることで、先端の部分をバーエンドバーのように補助的に持つことが可能になる。
街乗りで長い距離は乗らないという人も、ちょっとした坂でハンドル先端を縦にぐいと持つと力が入り漕ぎやすいだろう。
素材:アルミ合金/焼き入れ
ハンドル幅:380-400mm 10mmとび
バークランプ径:26.0mm
重量:260~275g
色:ライトグレー
バーハンドル
定番ハンドルB-201AA
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バーハンドルにおいても、徹底した精度を誇るNITTOのハンドルを用いたいところ。クロスバイクはもちろんのこと、見た目がシンプルなピストバイクにもおすすめしたい。
素材:アルミ合金
ハンドル幅:500mm
バークランプ径:25.4mm
重量:210g
色:シルバー
プロムナードバーハンドル
ゆったりと楽しむならB302AA
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プロムナードバー(ノースロードバー)といわれても馴染みがない人が多いのではないだろうか。このハンドルを取り付けると優しくハの字のように開いた格好になる。
ゆったりと走る時にとても楽なポジションになる他、見た目が非常にクラシカルになる。クロモリを用いたロードバイクや、小径車におすすめしたい。
素材:アルミ合金
ハンドル幅:490mm
バークランプ径:25.4mm
重量:360g
色:シルバー
最後に
日東のハンドルは直接見て、触れていただたきたい。その精度は確かな安心感につながるほか、何より見た目の処理がとても綺麗で驚くことだろう。
ぜひこの機会にハンドルの交換を検討してもらいたい。
LINK:日東(NITTO)公式HP
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WRITTEN BYFRAME編集部
FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/