FULCRUM RACING ZERO Competizioneを使ってみた感想
こんにちは、FRAME編集部です。
ロードバイクのホイールを変えることは、大きな決断ですよね?
今回はFULCRUM RACINGのZERO Competizioneというホイールセットを購入した方が、その使用感・購入を決断したポイントについて書いている記事を紹介します。
購入後150km以上走った後の感想もありますので、現在ホイールで迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください!
ついにFULCRUM RACING ZERO Competizioneを購入してしまいました。
なんで、このホイールにしたかってことなんですが、私、今年の春頃からホイール欲しい病という重度の病に侵されておりました。
というのも、私がお世話になっているCycleScienceというショップでサイクリングに行ってるんですけど、そこに参加している皆さん自転車に乗り始めて割りと短期間でホイールを交換していくんですよね。
(貧乏サラリーマンの私にはなかなか信じがたいのですが。みんなどこからお金が湧いてくるんだろう・・・)
とてつもなく羨ましいわけでございます!
そこで、コスパ最強の呼び声が高いZONDAを考えていたわけであります。
皆さん、よくわかると思うんですが、ホイールって失敗したくないのでメジャー系を狙うんですが、近場の人たちの中ではかぶりたくないっていうのが常というもの。ZONDAは選択肢から消えたのであります。
このあたりから、ネット上のZONDA買ったら更に良いのが欲しくなるって言う意見も見てしまい・・・どうせならもっと良いのをという気持ちが沸き上がってきたわけです。しかし、いろいろな事情から(って置き場所がないだけと、嫁バレを避けるため)、ホイールを2セット持つという贅沢は許されません。
通勤にも使うんで、あまり気を使うのは・・・ということでカーボン化は断念。(値段もあるんですけど)
アルミで探し始めました。が、なかなか金策がつかないということもあって、悩んでたのが春頃の話。
そんな中突如ショップの方からMAVICのR-SYSの試乗車につけていたものを安く譲ってくれるという話しが。(めちゃくちゃオトクな値段でした。)
でも嫁に話したら、ちょうど娘の歯列矯正のお金を払ったところということでダメ出しを喰らい・・・結局購入できず。
そのホイールは知り合いの元へ引き取られていったのでありました。
そんなことがあると更にホイール欲しい熱がヒートアップ。しょっちゅうネットを徘徊する事になります。もう狙うは、アルミのハイエンドでした。
ショップが、MAVIC押しということもあって、身の回りがほとんどMAVICを履いているんで、そこは外して考えるとあとはメジャーどころとして、カンパかフルクラム。調べるうちに他にも色々と出てきたり、手組みが安くていいよって言う意見があったり。
そこは見た目も大事だろうってことでシャマルかレーゼロに収束していったのであります。そんな話をいつもショップでお世話になっている方にしたところ、シナプスは柔らかいフレームなので、硬めのレーゼロのほうが良いかもねって言うアドバイスを受け・・・。
見た目もG3かっけーとか思いつつも、フルクラムの2:1の組み方のほうがなんとなく好きだったこともあり、レーゼロに心が惹かれ・・・。
そんなとき、FULCRUM RACING ZERO Competizioneと運命の出会いをするのであります。
それを見た途端です。
わお!完全に一目惚れでした。
赤いハブと、1本の赤いスポーク。完全にやられてしまいました。
数日間悩んだ挙句、ショップに発注してしまったのでした。8月の頭には注文を入れていた気がします。
で、9月の中旬から10月中旬ごろに入荷ということで首を長くして待ってました。しかし、この間ショップのサイクリング仲間には完全に内緒です。でも10月に入っても全く入荷の連絡は入らず・・・
いつなんだろうなあって思っていた矢先、11月2日、奇しくも私の誕生日のことです。
「ホイール、昨日出荷したって連絡きました、多分、明日届きます!!」との話が。
びっくりしましたが、超嬉しくて、一緒の参加者に喋りまくってしまいました。それまで隠してたのに。・・・で、翌々日、会社帰りに受け取りに行って今日に至ります。
インプレッションです。まず、履いたその日の走り出しの印象です。
軽!!
だって本当にそうだったんです。さっきまで鉄下駄を履いていたので当然なんですけど、とにかくペダルがストーンって落ちる感じ。
体重を乗っけたらそのまま下まで落ちていきます。軽いギアだと回す暇がないくらい。
それと聞いていたほど固くないっていうか、思いの外乗り心地が良いなあっていう印象です。レーゼロはかたいよ~ってずっと聞いていたので構えてたせいもあるのかもしれませんが、通勤帰りでパッドがないジーンズでカーボンサドルにもかかわらず、特に乗り心地が悪いというのはなかったですね。
その時はほんとうに楽しくて、10kmほど遠回りして家まで帰ったのでありました。
その後、ツールド103と四国の右下ロードライドに参加し、それぞれ100km+40km、合計155kmを走ったので、そこで感じた印象を。
やっぱり軽いっていうのが一言目に来ます。とにかく漕ぎ出しが軽くて、あっという間に30km/hrを超えていきます。この辺は軽さと、剛性によるものだと思います。
また、坂を登ってるとやっぱり軽いので、いつもよりギアが2枚ほど上がっているようです。
今回、スプロケも新調してアルテグラの11-28を入れたのですが、いつもの場所を走る限りでは全く問題なしです。いつもと同じくらいの力で登っていける感じです。(近いうちに大川原も行ってみないと)
更に下りが速い。CULTハブなので、とにかくよく転がる。漕がなくても他の人について行けるのです。
まあ、コレはスピードが出過ぎるというデメリットもあるんですが、そのへんが剛性が高いので安心感も強く相殺されている感じです。楽しい。
メリットばかりかというとそうでもなく。今のところのデメリットは、ある程度の速度での巡航が意外としんどいってことですね。大分慣れてきたので感じなくなってきましたが、それなりの速度で巡航しているとちゃんと回さないと疲れ安い気がしていました。
おそらく速度域は少し上がっていることもあるのかもしれないですが、リムの重量が軽くなってるので慣性が働きにくいのかなあと思っています。
それと軽さのせいで、横風に弱くなってしまいました。今までは平気だった横風に結構ハンドルを取られるような気がします。
若干リムが高くなったこともあるのかもしれませんが。
それと完全な盲点が、パンク修理時にわかりました。このホイールは2way fitなんですが、リムのところが少し高く出来ていて、ビートがかなり固くハマるため、タイヤが外しづらい・・・またハメづらい・・・。
手の皮が向けるかと思いました。
まあ、こんな感じですが、ほんとうにいい買い物をしたと思ってます。とにかく見た目がかっこいいので、大満足。で、軽いし、だいぶ慣れたので、高速巡航もむしろ空気抵抗が減った恩恵を受けているような気もします。
しっかりとしたペダリングができればもう少し早く、楽に走れるようになるのかなと思いつつ精進したいと思います。ほんとうに万能なホイールですね。
・転載元記事
FULCRUM RACING ZERO Competizione に決めたわけとファーストインプレ
(まさぶるのじてんしゃ日記)
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WRITTEN BYFRAME編集部
FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/