海外通販で買えるコスパの良いバイクブランドVITUS（ヴィータス）まとめ

古くから自転車に詳しい方の中にはVitus（ビチュー）と聞くと懐かしさを覚えるかもしれません。ビチュー（VITUSと書く)は今のようなカーボンフレーム全盛となるもっと前にフランスで活躍したブランドです。

ビチューが製作するアルミフレームは当時の最先端の技術でした。しかしカーボン素材の登場で徐々に勢いを失くし消えていきました。月日は流れ、カーボンフレーム全盛の時代に入ります。その中でイギリスの自転車通販大手のチェーンリアクションサイクルズが同社オリジナルブランドとしてVITUS（ヴィータス）を復活させました。

読み方も以前のビチューから英語読みのヴィータスと呼ばれるようになり、現代の自転車シーンに合ったフレームへと進化しています。またインターネットで直販することで、他メーカーよりもコストパフォーマンスが高いのが特徴です。

今回はVITUSのモデルを紹介していこうと思います。

コストパフォーマンスを重視したVITUSのラインナップ

前述の通り、VITUSはインターネットを通じユーザーに直販できるため、メーカーが製品をショップに卸す代理店制が必要なくなり、結果的に価格が安く抑えられるのです。では、ロードバイク、クロスバイク、シクロクロスの主要ラインナップをご紹介していきます。

VITESSE EVO TEAM

Vitus Bikes Vitesse Evo Team Bike

ロードバイクのフラッグシップモデルであるVITESSE EVO TEAM（フィテッセ　エヴォ　チーム）です。2014年〜2016年のシーズンには、VITESSE EVO TEAMを使用したUCIコンチネンタルチームが、石畳のコースで有名な歴史あるレース「パリ・ルーベ」にも出場しています。

フレーム素材はカーボンで、他社でも上位グレードに採用される事が多いT700カーボンを使用。T700を採用することでフレームの剛性（硬さ）が向上し、ハンドリング性能が高まり推進力にもつながります。

また、シートステーとシートポストを細めにデザインすることで、衝撃吸収性が高まり、ライダーの疲れを軽減し、快適な走りも実現します。

メインコンポーネントはシマノの最上級グレードであるデュラエースを採用し、まさにフラッグシップにふさわしい1台になっています。

完成車重量：7.45kg（サイズ54）

VITESSE EVO VRi

Vitesse Evo VRi

シマノの電動式コンポーネントアルテグラDi2をメインコンポーネントに採用したフレームがVITESSE EVO VRi（フィテッセ　エヴォ　VRi）。フレームもVITESSE EVO TEAMと同じくT700にMAVICのホイールを採用するなど、ロングライドやヒルクライムなど様々な乗り方に対応できるよう非常にバランスのとれたパーツ構成です。

完成車重量：7.69kg（サイズ54）

VENON DISC

VENON DISC

ディスクブレーキ専用設計のフレームであるVENON DISC（ベノン　ディスク）は、ケーブル類をフレーム内に内蔵させることで、すっきりとした印象を与えるだけでなく、将来的に電動ギアにカスタマイズすることもできるよう考慮されています。

メインコンポーネントはシマノ105を採用し、安定した制動力が期待できるディスクブレーキの採用により、本格的にロードバイクを始めるにはおすすめなモデルです。

完成車重量：8.28kg（サイズ54）

ZENIUM DISC

Zenium Disc

アルミフレームを採用したエントリー向けロードバイクがZENIUM DISC（ジーニウム　ディスク）です。一回り太い700×28cタイヤが装着できるクリアランスを持ち、さらなる衝撃吸収性や快適性を実現できるフレームです。

メインコンポーネントはシマノ・ティアグラを採用し、ディスクブレーキも標準装備された非常にコストパフォーマンスが際立っている1台です。

完成車重量：9.15kg（サイズ54）

MACH 3

Mach 3

MACH3（マッチ3）は通勤や街乗りピッタリなクロスバイクです。メインコンポーネントはシマノが提案する街乗り自転車向けコンポーネントのメトレアが採用されていて、デザインもスタイリッシュです。

自転車通勤中の急な雨でも、安定した制動力をもつディスクブレーキが装備されているので安心です。また、マッドガード（泥除け）やキャリアを取り付けられるマウントも完備されており、通勤や買い物に特化した乗り方ができる1台です。

完成車重量：10.27kg（サイズ54）

ENERGIE PRO

Energie Pro

ENERGIE PRO（エナジー　プロ）はVITUSの最上位モデルのフルカーボンシクロクロスレースバイク。本格的にシクロクロスに参戦する良い相棒となる1台です。

コンポーネントはSRAMのRIVALを採用し、フロントギアシングルはシングル、リアは11速の1×11速を採用するなどギアはシンプルな構造です。もちろんシクロクロスだけではなく林道や田舎道も楽しくライドできるモデルです。

完成車重量：8.38kg

ENERGIE

Energie

ENERGIE（エナジー）はシクロクロスのエントリー向けモデルです。グリーンにオレンジの差し色がレース会場でも目立つこと間違いなしです。

フレーム素材はアルミで、コンポーネントはSRAMのAPEXを採用。気軽にシクロクロスに挑戦できるよう価格も抑えられたモデルです。

完成車重量：9.22kg（サイズ54）

メーカー保証も付属

VITUSのすべてのラインナップにはメーカー保証も付属されています。フレームは5年間、パーツに関しては1年間の保証付きです。保証制度に関しては、販売サイトやメーカーサイトで詳しく確認しておくと良いでしょう。

購入後の修理・メンテナンスは？

VITUSの自転車は、しっかり整備、点検されて届きますが、自転車は定期的なメンテナンスは不可欠です。しかし、VITUSは日本国内のショップでは基本的に販売されていないため、その後の修理・メンテナンスをどこへ頼めばよいか不安に思われるかもしれません。

以下、VITUSの購入を検討している方へ、VITUS含めインターネットで購入したスポーツ自転車を修理・メンテナンスを行っているショップをご紹介します。購入後の安心してお願いできるショップがあれば、よりインターネット購入しやすくなるのは間違いありませんね。

・Viking The Maintenance（バイキング・ザ・メンテナンス）
LINK：公式HP

まとめ

VITUSは幅広いスポーツ自転車を展開するブランドでした。インターネットで直販することで今後さらにユーザーが増える期待感もあります。購入後のメンテナンスを行ってくれるショップもいくつかあるので、安心して使い続けることができるでしょう。