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暑い日のロングライドや山中ライドに。編集部厳選ハイドレーションバッグ

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ハイドレーション・システムとは、バックパックやウェストバッグ内の袋(リザーバー)に水分を入れ、口元まで伸びたチューブによってハンズフリーで給水する仕組みのことである。主に登山、トレイルラン、ジョギングなどで使われることが多い。水分補給のたびに立ち止まって水筒やペットボトルを取り出すことなく、こまめな給水ができるためだ。現在ではスポーツやレクリエーション用だけでなく、軍事、警察、産業用として幅広く使用されている。

そのシステムは自転車にも活用できる。と言うか、誕生のきっかけは自転車レースなのである。開発者は救助隊員のひとり。1988年のことだ。アメリカのテキサス州で行なわれた過酷なレース「Hotter’n Hell 100マイル・センチュリーライド」に参加して脱水症状に陥った彼は、輸血バッグと手術用チューブを使った水分補給装置を考案。それをサイクルジャージに縫い付けて生まれたのが「キャメルバック」である。

ロードをはじめとするスポーツ車では、走っているときにも給水できる軽量ボトルを通常1〜2本装備することができる。しかし、それでは足りない場合もある。特にロングライドの際など、水分の蓄えが尽き自販機やコンビニまでの道のりを遠く感じた人も多かろう。また走行中、ボトルを抜いて給水するときはどうしても片手運転になり、慣れない初心者はフラつきがちで危ない場合がある。そうした万難を排することができるのがハイドレーション・システムなのである。

それでは以下、代表的なラインナップだ。

ハイドレーション対応バッグ

CAMELBAK(キャメルバック) – ハイドロバック

上記したブランドの自転車(特にロードバイク)専用設計のハイドレーションパック。1.5Lの水を入れることのできるリザーバーを装備している。シンプルな造りなのでペダリングを妨げることなく走ることができ、快適な背負い心地をもたらしてくれる。日本での取り扱いはモンベルより。

重量:160g
カラー:ブラック×グラファイト、レモングリーン、ピュアブルー、グラファイト
リザーバー容量:1.5L
パック容量:なし(鍵やスマホなどの小物のみ収納可能)
価格:6,100円(税抜)
LINK:CAMELBAK(キャメルバック)

NATHAN(ネイサン) – GRIT 6L

丈夫で軽量、抜群のフィット感を提供するハイドレーション・モデル。ネイサンの象徴的ベストセラー「HPL020」をアップデートしたものだ。ベストを着る感覚で装着でき、背中の3ウェイハーネスが荷物の揺れと身体との密着感を動きに合わせて調節する。全面のポケットはスポーツボトル&ペットボトル収納可能。

重量:263.7g(ハイドレーション込み)
容量:6L(ハイドレーション込み)
カラー:ブルー×イエロー
価格:14,500円(税抜)
LINK:NATHAN

ULTIMATE DIRECTION(アルティメイトディレクション) – WASP

長く愛されているスペックはそのまま、マテリアルの更新とスタイリングを洗練させたロングセラーモデルのハイドレーション対応バッグ。従来のフィット感の良さ、ライドの邪魔にならない快適性を両立している。シームレスなバックパネルにより、身体との擦れを軽減。柔らかく、通気性にも長けた素材を使用している。

重量:460g
容量:8.9L
リザーバー容量:2L
カラー:ブルー×レッド
価格:19,008円(税込)
LINK:ULTIMATE DIRECTION(アルティメイトディレクション)

G4FREE(ジーフォーフリー)

コンパクトに整ったハイドレーションバッグ。通気性のある素材を採用して、背中が蒸れずに長時間の走行にも快適さをもたらしてくれよう。快適な背負い心地を感じさせるためにメッシュ部分のクッション性を高めている。防水性も高く、不意の雨にも中身を濡らすことがない。

容量:5L
リザーバー容量:3L
カラー:ブラック×レッド、ブラック×ブルー、ブラック×オレンジ
価格:1,460円(税込)
LINK:G4Free

UNIGEAR(ユニジア)

人間工学に基づいて設計。ショルダー&チェスト・ストラップにより、どんな人の身体にも快適にフィットするUNIGEAR(ユニジア)のハイドレーションバッグ。また、ショルダー・ストラップと背中は厚いメッシュ付き。通気性が高く、蒸れにくい。水分補給用のリザーバーとフロントポケットをふたつに分け、より機能的な収納を実現している。

容量:5.6L
リザーバー容量:2.5L
カラー:ブラック、迷彩、タン
価格:3,990円(税抜)
LINK:UNIGEAR(ユニジア)

まとめると

以上、自転車乗りにオススメの5種を紹介した。最初からリザーバーとチューブを装備した物々だが、近年ではハイドレーション・システムに対応したバックパックも多く、別個にリザーバーを買って使用するという手もある。サイズや容量によって選択肢が大幅に増えるから、好みのブランドの製品を探求してみよう。

(TOP画像出典:キャメルバック

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