三浦半島二大霊場同時大開帳「御朱印サイクルラリー」が面白い!
132年に一度、三浦半島が大霊場と化す
今頃の三浦半島と言えばまさに都内からのサイクリングのメッカ。春キャベツや大根を買って託送、まぐろでランチ、おやつに『マーロウ』のプリンなどなど、楽しいこと盛りだくさんではあります。が、4月28日(金)から5月28日(日)の間に三浦半島を訪れるなら「寺」を外してはなりません。今年のこの期間中、三浦半島内の三浦不動尊が12年に一度の御開帳、同じく半島内の三浦薬師如来霊場が33年に一度の御開帳。2つの霊場の御開帳が重なって、なんともありがたいことになっているからです。
これを記念して、自転車で御朱印をもらいにいくと素敵なプレゼントが当たるキャンペーンが開催されています。
そもそも御開帳とは何なのか
通常、秘仏である寺の本尊(仏像)は扉の奥にしまわれ、直接の参拝ができない状態にあります。
三浦33観音公式サイトによると、御開帳とは
開帳とは、秘仏として日頃参拝ができない仏像を一定の期間、その扉を開いて一般公開することであり、霊験あらたかな秘仏、お不動さまとご縁を結ぶことができる良い機縁と言われています。新緑の季節、十二年に一度のこの開帳の機会に、自然豊かな三浦半島を楽しみながら、またゆっくりウォーキングしながら、自分のペースで二十八のお不動さまに会いに行きましょう。そして参拝の心得として、札所では敬虔な心もちで静かにお参りし、佛さまとの良きご縁を結びましょう。
とのこと。なんだか霊験あらたかな感じがしますね(仏像好きの個人の感想です)。
実は最近ブームの御朱印、ご存知でした?
御朱印は参拝した証として、住職などお寺の方が参拝年月日と寺社名を記し、寺社の朱印を押したもののことを言います。御朱印は御朱印帳と呼ばれる専用の帳面に押されます。昔はお寺に納経をした証として押されていたようですが、今では参拝だけで朱印をいただくことが可能です。
なぜ自転車でのお参りがオススメなのか
このサイクルラリーのちらしを見れば一目瞭然でしょう。お寺の数は合計49、それも半島内に点在しています。バス便も少ないエリアや丘の上にあるお寺もありますから、自転車が一番効率が良い、というわけです。
足を伸ばせばすぐそこにある異世界体験
で、編集長で寺好きのわたくし、4月28日の御開帳初日に、走水の大泉寺で御開帳の模様を360度VRカメラで撮影すると聞き、早起きして行ってまいりました。同じように早起きして横須賀から来ていた根反(ねそり)さんは「今日はたまたま休みで、ライブ配信があると聞いて走ってきました」とのこと。寺が好きで御朱印帳も持参されていました。
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お寺って、町の中にある異世界なんですよね。空気感が違うので、訪れるだけで日常を忘れて頭がスキッと切り替わります。132年に一度、1ヶ月の期間で開催される今回の大開帳は、日頃のストレスや日常のあれこれを切り離して身軽になる詣での、いいきっかけになるでしょう。あ、でもビンディングシューズで石段を登る時は、ご注意くださいね。
この4月28日の大泉寺、万願寺の御開帳の様子が360度VRカメラで撮影されています。いろんな角度から御開帳の儀の様子が眺められます。以下のリンクから、お参り気分でどうぞ。南無ー。