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ロードレースの不思議1 : レース中でもライバルを待つ!? “紳士協定””暗黙の容認”が理解できるまとめ

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初めてロードレースを見る人には謎、暗黙の了解事項が多い件

ジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスなど、サイクルスポーツのベストシーズンがやってきましたね。グランツールと呼ばれるロードレースの大会を初めて見る人にとっては、ロードレースの「決まりごと」「暗黙の了解」はとても不思議に感じることも多いかと思います。中でも「有力選手が何らかのトラブルで走行できなくなった場合、先頭はその選手のレース復帰を待つ」という、レースの歴史を知らないものからするとまったく不思議な“紳士協定”が昔から行われてきたこと、ご存知でしょうか?
今回はこの件について、解説します。

その時、キンタナは止まらなかった

2017年5月14日ジロ・デ・イタリア第9ステージにおいて、路肩に無造作に停めてあった警察バイクにレース中の選手がひっかかり集団落車。優勝候補の一角であったチーム・スカイ、オリカが総崩れとなった件で、先頭を行くチーム・モビスター(エースはキンタナ)は「スカイやオリカのレース復帰を待ってから、正々堂々と勝負すべきだった」という意見が出始めました。

落車で擦過傷を負ったチーム・スカイのエース、ゲラント・トーマス(C)RSC Sport
勝利を手にしたキンタナ(C)RCS Sport

チーム・スカイファンが多い英国、オーストラリアを中心に巻きおこっているというこの意見に対し、長年のサイクルレースファンの意見はこうでした。

美形かつ親分肌で知られたカンチェラーラ選手の引退以降、変わってしまったという意見には大きな賛同が寄せられました。

紳士的な昔が良かった、とは限らない

待とうぜ!と誰かが声をかけて待つ、ということが減っているらしいロードレースの世界。しかし、誰かが絶対王者、ボスとして君臨することは必ずしも健全ではなかった、という見方もあります。レースの最中に“紳士協定”でライバルを待つ/待たない場面に出くわしたら、こんな裏事情を思い出してみてはいかがでしょうか。

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