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宮島トライアスロン参戦記!飛行機輪行〜完走コースまで

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世界遺産を舞台に繰り広げられる数少ないトライアスロン(あとはアイアンマンケアンズくらい?)。
平清盛所ゆかりの厳島神社の全面的なバックアップを頂き、有名な大鳥居からスイムスタート。スタート地点に立つだけで鳥肌が立ってくる。
なんなんだ、このレースの特別感は!!

昨年の2016年にトライアスロンを始めた、TAKUと申します。
一生忘れることのない貴重な体験をしてきました!
「はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会2017」(以下宮島トライアスロン)!
宮島トライアスロンは、世界遺産の厳島神社からスイムをスタートし、本島上陸後はバイク、ランを駆使してひたすら山を登っていくコース設計
スイム:2.5キロ、バイク:55キロ、ラン:20キロ

平清盛も大勢のトライアスリートにはびっくりするに違いない。『天子摂関御影』(南北朝時代の絵巻。宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)

宮島までの遠い道のり

2017年の宮島トライアスロンは6月25日(日)です。前日の土曜日午後に説明会などのイベントがあるので、午後いちには会場に着いていたいところ。
羽田から広島まで飛行機で行き、宮島まで電車で行くことにした。
今回は自転車を持参するので、飛行機輪行です。
まず、品川まで自走で行き、品川で輪行バックに詰め込んだあと、京急で羽田に向かう。

飛行機輪行は2回目。
羽田空港の大型手荷物受付で預けます。

使用している輪行バックはオーストリッチのSL-100。最軽量の薄いやつですが、国内であれば丁寧に運んでくれるので事故は今の所発生していない。輪行袋自体が軽いので、道中邪魔にならないというメリットが非常に大きい。念のためリアディレーラーは外しています。

無事、広島空港着きました。
ANAのお姉さんが自転車を手渡ししてくれます。
見た感じ大丈夫そう。良かった。

広島空港にはサイクリスト向けのスペースがあるようです。
素敵な空港ですね。

問題はここから。
広島空港は電車と繋がっていない。通常はバスで広島駅や最寄りの駅まで移動することになるのだが、この自転車をバスで運べるのかという懸念があった。事前に電話で問い合わせて自転車OKという確認はしてあったものの、当日の荷物状況では運べない可能性もあるのではと懸念していた。最悪、最寄りの白市駅まで自走という覚悟もあった。

懸念は杞憂でした。リムジンバスのスペースはしっかりあり、問題なく詰めた。
ただ、横にする必要があるので、シーコンだと詰めないかもしれない。。

リムジンバスで約45分、広島駅に着く。
広島駅からはJR山陽本線で宮島口まで約30分。

宮島着いた!

宮島到着すると、駅前で自転車組み立ててる方が数名。みんな宮島トライアスロン参加者のようです。駅員さんに明日頑張ってねーと声援を頂きつつ、自転車を組み立てる。

前日の工程

  1. バイク預託
  2. 受付
  3. ウエットスーツチェック
  4. 説明会
  5. 前夜祭

1.バイク預託

まず、バイク預託を原則として前日にする必要がある。土曜の午後から日曜日にかけて雨予報。雨の中自転車を外に放置しなければならない。当然自転車は水に弱い。ということで、持ってきました。自転車カバー。
じゃんっ!

風で飛ばないよう、下を安全ピンで留めてます。

2.受付

受付は普通に参加証を見せて、諸々もらうだけ。
今回の参加賞はこんな感じ。

3.ウエットスーツチェック

ウエットスーツチェックは今まで5回くらい出た大会では無かった項目。
島を渡るワンウェイのスイムコースのため、安全管理を徹底している模様。
チェックはかなり厳しく行われていた。
私のウエットスーツは問題なくクリア。

4.説明会

説明会の参加は必須項目。参加していないと当日出場できない。参加の有無はきちんと確認しているので、不正はできない。

かなり細かい注意点を説明してくれる。
バイクコースは道が狭く、登り下り曲がりが連続するため、危険箇所が多数あるとのこと。
さらに明日は雨予報。気をつけよう。
バイクコース、ランコースで最近クマの出没情報があったらしい。
クマを見かけたら全力で逃げてくださいとのこと。
会場は笑いが溢れたが、本当にクマがコース上にいたらちょっと焦るな。
地元の猟師が数名コース上に待機してくれている。
また、コース上で携帯電話の電波が届かない箇所があるらしく、非常用の連絡手段として自衛隊が通信設備を確保して待機してくれている。

5.前夜祭

前夜祭は飲み物は一人2本、食べ放題という感じ。
唐揚げ、そうめんみたいなのが美味しかった。

前夜祭は早々に引き上げ。
外は雨ザーザー。
本当は前夜祭のあと、宮島に渡って少し観光したかった。
残念ながら、この雨のなか出歩く元気は無かった。
土曜日はやることが沢山あるので、宮島観光は土日だけだと少し時間的に厳しい感じ。

いざ、レース!

当日もやることは盛りだくさん。
ワンウェイのコースのため、各トランジットエリアに届けるものをキチンと袋に詰めないといけない。忘れ物があると、ものによっては致命的になる。
忘れ物がないかを頭の中でシミュレーションを何度も繰り返し確認するも、不安は拭えない。結局大きな忘れ物は無かった。

まずはバイクの確認から。
一晩雨に打たれたバイクの様子を確認。良かった。全く濡れてない。
レース当日は曇り予報に変わったため、カバーはレース前に撤去した。

宮島到着後、着替えのため時間があるので、すこし寄り道。

着替えは重要文化財の千畳閣にて。
重要文化財を埋め尽くすトライアスリート。
この辺りから、この大会の特別感が始まる。

厳島神社境内にフリーパスで入場。反対側の海岸に抜ける。
厳島神社をウエットスーツで練り歩くトライアスリートたち。
異様な雰囲気。

スイム会場に到着。
天気悪いけど、雨が降ってないだけマシか。

レース前のお清め。
厳島神社の神職の方が安全祈願を執り行ってくれた。
清盛が支配した瀬戸内海を厳島神社の加護の下渡らせていただく。
この経験ができるのはこの大会だけ。
普段は遊泳禁止で泳げない。

日本の伝統とハワイ生まれのトライアスロンの融合感。
違和感しか感じないけど、居心地は最高。
テンションが一気に上がってくる!

スイムはフローティングスタート方式。
いざ、レーススタート!
大きく曲がるところが1箇所しかないため、バトルは全く無かった。
鳥居出発後、宮島の海岸線に沿って泳いでいき残り1キロくらいで海峡を横に渡る感じのコース。
横に渡る時に潮に流されるため注意が必要。

いよいよ、このレースのメインどころ、バイクセクション。
宮島トライアスロンの売りは、バイクコースの過酷さ。
トライアスロンというか、ヒルクライム。
ほとんど登ってる。
たまにあるダウンヒルは、道が狭いし、濡れてるし、曲がりくねるし、なかなか危険。
実際、けが人もでている。
バイク、ランともにいい感じの森の中間。
トレランじゃないから舗装路だけど、十分森林浴は楽しめる。

バイクで足がつりそうになり、ラン序盤は前太ももがいつつってもおかしくない状態。
しばらくそのまま走ってたら治まってきたけど、いつ再発するかわからないので、慎重に歩を進める。

宮島トライアスロンで味わえたもの

厳島神社から始まり、ひたすら山道を登っていくという贅沢なコース設計。
なんども繰り返すけど、厳島神社からのスイムは本当に特別な経験。

コース沿いでの声援も力になった。
今回はNo.333という分かりやすい番号を頂いていたため、声援がいつもより多かった。
トリプルスリーがんばれー、おめでたいねー、いい番号だねー、ゾロ目がんばれー、などなど。

トライアスロンという競技を楽しめて、宮島で特別な経験ができる、こんなに贅沢なトライアスロンは日本中でここだけではなかろうか。
そんな魅力が宮島トライアスロンにあった。

レース後少し時間があったので、広島空港で友人と軽く飲んで帰宅。
都内からだと土日で帰ってこれるのも魅力的!

B!

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