自転車からワクワクをひろげよう

  1. ホーム
  2. プロダクト
  3. SHIMANO(シマノ)コンポーネント|自分に適しているコンポーネントとは!?

SHIMANO(シマノ)コンポーネント|自分に適しているコンポーネントとは!?

あわせて読みたい!
こちらの記事もチェック!

自分に適しているコンポーネントの選び方

自転車のコンポーネントとは、ディレイラー(変速機)、ブレーキ、シフトレバー、BB(ボトムブラケット)、クランク、スプロケットなどのパーツを総称したもの。コンポがなければ自転車は走れない、いわば「内臓」のような機材である。

現在、コンポーネントを販売しているメーカーは主に3社。日本のシマノとイタリアのカンパニョーロ、そしてアメリカのスラムだ。各社、多彩なラインナップを抱えており、軽くて高性能だが高額のハイグレード品、中級者が扱いやすく値段もそこそこなミドルグレード品、これからロードに乗り始める人向けの廉価なエントリーグレード品……といった住み分けができている。

どのようなコンポーネントが自分に適しているのか?

今回はシマノのラインナップを紹介するとともに、選び方の基準を学んでみよう。

ロードバイク用|SHIMANO(シマノ)コンポーネント

■DURA-ACE R9100


SHIMANO (シマノ) FC-R9100-P パワーメーター内蔵 52X36T 170mm 11S IFCR9100PCX04A
昨年モデルチェンジしたデュラエース。ディスクブレーキ仕様となり、パワーメーター内蔵クランクを導入した最新バージョンだ。リアディレイラーはシャドーテクノロジーを採用。

SHIMANO ( シマノ ) R9100 DURA-ACE ( デュラエース ) キャリパーブレーキ コンポーネント7点セット

これまでMTBで多用されてきたテクノロジーだが、ホイール方面に曲がりがあり、外側へのハミ出しを少なくした設計である。これにより走行中の接触リスクを低くして、落車時のダメージを軽減。また、微弱だが空気抵抗を減らすことにも成功している。安いコンポではない。ミドルクラスの自転車が一台買えてしまうほど。おそらく、各自転車メーカーの2018年完成車ハイエンドモデルに数多く搭載されるだろう。プロレーサーが乗ることによって真価を発揮するコンポーネントと言っていい。

■DURA-ACE R9150

SHIMANO (シマノ)DURA-ACE  R9150シリーズ 内装キット

第三世代となる電動コンポーネント。旧型と異なる点は、まずリアディレイラー。モーター部がスリム化し、材質の変更などもあり20gほど軽くなっている。形状はシャドータイプとなり、最大ローギアが30Tに対応。フロントディレイラーもロー側アジャストボルトがなくなり、軽量化が図られている。クランクアームも太くなり、ペダルを踏んだときのダイレクト感がより強力になった。

SHIMANO (シマノ) DURA-ACE Di2 RD-R9150 リアディレーラー11S IRDR9150SS
またシンクロシフトを導入。リアの変速時、設定したギア比のところでフロントが自動的に変速するシステムだ。同時にセミシンクロシフトも採用。フロント変速に連動してリアが変速する構造となっている。上記した「R9100」同様、高額なコンポーネントだ。しかし一度乗れば、シフトチェンジのストレス・フリーな機能の虜となるだろう。

■ULTEGRA

SHIMANO ( シマノ ) R8000 ULTEGRA ( アルテグラ ) キャリパーブレーキ コンポーネント7点セット

セカンドグレードのコンポーネント。デュラエースと比べると格段に価格が下がるが、軽量で高性能なモデルである。変速機能はメカニカル式と電動式(Di2)の2種。

R8000
R8050

上位シリーズ「R9100」のコンセプトを継承しつつ、人間工学から開発されたブラケット、シンクロシフト、シャドウテクノロジーのリアディレイラーなどを採用。プロチームによるテストライドからのフィードバックを受けて開発が行われている。メカニカル式は「R8000」 電動式は「R8050」という名称である。

■105


SHIMANO (シマノ) – 105 5800 グループセット
様々な自転車メーカーがこぞって完成車に採用している、ミドルグレードの人気コンポーネント。手頃な値段ながら上位コンポ譲りの高性能を誇り、初心者にも扱いやすい造りが特徴だ。11速、4アームクランク、左右対称デュアルピボットブレーキ、ポリマーコーティングケーブル、油圧ディスクブレーキなど、プロツアーで培われた最新テクノロジーを投入。コンポーネント選びに悩んだら「とりあえず105にしておけば問題なし」という助言も多い。カラーはバイクとのコーディネイトの幅を広げる2色(シルキーブラック/ピュアシルバー)。耐久性も高く、長年愛用しているライダーも少なくない。時代に流されない堅実さとベーシックな機能を併せ持ったコンポーネントだ。

■TIAGRA

SHIMANO (シマノ) Tiagra (ティアグラ) 4700 10スピードグループセット
2015年にモデルチェンジされたティアグラ。105と遜色のない性能を持つが、いささか耐久性が低い。しかし、ちょっとした遠出や街乗りには問題なく、初心者の機材としては十分だ。クランクは上位コンポーネントと同様に4アーム化され、カラーもダークグレーメタリック。STIレバーは外観上、105と近似なものとなっている。リアディレイラーはショートケージとミッドケージのふたつのオプションがあり、前者は28T、後者は34Tまで対応する。リアの変速段数は10速。そのためパーツを11速の105などに上位互換する際には難があり、ほぼすべてのパーツを変える必要がある。

■SORA

2016年、フルモデルチェンジしたソラ。10万円ほどの初心者向けロードバイクに装備されていることが多いエントリークラスだ。クランクは4アームに変わり、シフター、ブレーキ、フロント&リアディレイラーが上位クラスと同様、ブラック×グレーのグロスカラーになっている。また、シフトケーブルが内装可能となったのもポイント。


SHIMANO(シマノ) SORA FC-R3000 クランクセット 50/34T(2x9S) ブラック

高級感を醸し出しているが、性能は105などよりも落ちるのは仕方がない。モデルチェンジに伴いリア10速化になるかと予想されたが、9速のままのリリースである。レース・スペックではないが、普段使いの自転車のコンポーネントとしては問題ないだろう。ブレーキを上位クラスのものと換装するだけで、その乗り味は大きく変わる。

■CLARIS

SHIMANO (シマノ) CLARIS

10万円以下のロードバイク完成車に搭載されていることが多いクラリス。2013年にデビューし、エントリーライダーに優しい入門用となっている。今年のモデルチェンジに際しては、クランクの4アーム化、フロントディレイラーのロングアーム化、STIから出るワイヤーが非触角化となることを発表。また、BBの形状がオクタリンクからホローテック2タイプに変更されている。変速数は従来のリア8速と変わらず。ガンメタリックなカラーリングは、どんなバイクにも馴染むものがある。ロングライドを続けるには不向きなものがあるが、通勤・通学などの街乗りには問題なく走ってくれるだろう。

■TOURNEY A070


SHIMANO (シマノ) クランクセット チェーンガード有 TOURNEY FC-A070 EFCA070C04C
シマノの最下位グレード。5万円程度の完成車に搭載されている、最も廉価なコンポーネントだ。ロード用としては珍しい7速STIで、シフトチェンジはブレーキレバーと親指を使わなくてはならないのがいささか面倒だ。クランクはコンパクト50-34Tと、トリプル50-39-30Tのふたつ。ギアの固定はリベット加工なので、取り外しができないデメリットがある。リア・スプロケットは最小トップ11T、最大ロー28T。MTB並みに軽いギアに対応していないのも惜しい。速く、そして長距離を走るには、様々なパーツをアップグレードしたほうがいい。だが、その予算があるならば、最初からクラリス・レベルのコンポーネントを選んだほうが正解かもしれない……。

マウンテンバイク用|SHIMANO(シマノ)コンポーネント

■XTR


LINK:SHIMANO (シマノ) XTR
シマノのMTB用コンポーネント最上位グレード。メカニカル式と電動式の2種がラインナップされている。コンセプトは「Rider Tuned」。ドライブトレイン、ブレーキの使用感をライダーの走る目的に合わせてチューニングできるという思想だ。2014年のモデルチェンジにより11速化に変身した。

SHIMANO (シマノ) XTR FC-M9020 HOLLOWTECH2 ダブル クランクセット 28X38T/170 IFCM9020CX88

併せて導入された新機構は、まずリズムステップデザイン。フロント&リアの歯数構成や組み合わせを探ることで、クロスレシオ化を遂げている。クランクは用途によって使い分けられるよう、2タイプで5種類を用意。変速システムは、トラブルのリスク低減と高効率化などが果たされた。フロントは新機能「サイドスイング」を採用することで、より的確な変速を可能としている。他にも盛り沢山な機能が投入され、どれをとっても最高峰の名に恥じないコンポーネントとなっている。

■DEORE XT


SHIMANO (シマノ) – Deore (デオーレ) XT M8000 11スピードグループセット (1×11)
セカンドグレードのデオーレXT。XTRのテクノロジーを受け継いで、価格を抑えたモデルとなっている。こちらもメカニカル式と電動式の2種がラインナップ。シマノのMTB用コンポーネントとしては最も長い歴史を持ち、オフロードにおけるレース向けグレードの中核だ。変速段数は11速。


SHIMANO (シマノ) リアディレイラー RD-M772-GS シャドー トップノーマル
目をつぶって変速しても、XTRとの違いはほとんどわからないほど優秀である。トレイルやクロスカントリーレースなどでは、十分すぎる性能と軽量性、耐久性を兼ね備えて威力を発揮するだろう。過酷な条件でこそ真価を発揮するタフネスさを抱く、MTBコンポーネントのスタンダード品だ。

世界一のシェアを獲得しているシマノのコンポーネント。プロチームへの供給も多く、ポテンシャルの高さは誰もが認めるものだ。その性能を引き出すのはあなた次第。これからバイクを買う人、またはバイクを買い替える人も、財布と相談して自分の脚とキャリアに合ったコンポーネントを選んで走ってみよう。

関連記事はこちら

CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)とは?カンパニョーロは、元自転車選手だったトゥーリョ・カンパニョーロが1901年に創業したイタリアの...
憧れのCAMPAGNOLO(カンパニョーロ)グループセット(コンポーネント)をグレード... - FRAME : フレイム
スラムはアメリカの自転車パーツメーカーである。そもそもはMTB用のコンポーネントを開発・販売していた。2006年にロードバイク用コン...
Red eTAP(レッド・イータップ)の登場で俄然注目を浴びだしたSRAM(スラム) - FRAME : フレイム
B!

あわせて読みたい!

関連記事を読む

広告を表示できません。

最新記事を読む 同じカテゴリーの記事を読む
モバイルバージョンを終了