目次
自転車乗りと「世間」には、ギャップがある!?
全国の自転車乗りの皆様こんにちは、FRAME編集部です。
スポーツバイクに乗り始めてしばらく経つと、あり得ないと思った距離を走れるなど、それまで出会えなかった苦しみと喜びに夢中になる瞬間も多いと思います。で、自転車乗りの価値観にいつの間にか染まってしまっていることも多いですよね。
そこでいつの間にか出来ていた「世間」とのギャップに気づかなかったり・・・(あるある)
逆に「世間」とのギャップを感じるからいろんな隠し事をしたり・・・(あるある)
一番身近な「世間」であるあなたの家族は、実はこんな風にあなたをじーっと見守っているかもしれません。
自転車歴15年の夫を持つ妻のヒヨコさんが、「これって自転車乗りの家族が実はみんな思ってることだと思います」と「自転車乗りあるある」を寄稿してくれました。
自転車乗りの夫を持つ妻ヒヨコが見た「自転車乗りあるある」
初めまして。自転車通勤歴15年近くになる自転車乗りの夫の妻・ヒヨコです。自転車に関してそれほど詳しくない私ですが、自転車愛が日々増幅している夫について、妻目線で綴ってみたいと思います。
「レーパンってやっぱり最初に見るとドキッとするけど、そのうち慣れます」
自転車通勤を始めたばかりの朝。朝食を済ませた夫は新しく購入したサイクリングウェアに着替えていました。
肌がスケスケのタンクトップにレスリングスーツのようなピチピチパンツ。
英ロックバンドの大御所「QUEEN」のボーカル、フレディ・マーキュリーが私の頭をよぎります。
私「(動揺しながら)こここ・・・これで、通勤するの?」
夫「イヤイヤ、この上にサイクルジャージを着るよ(^^)」←何もオカシイと思っていない
それならひと安心・・・(なのか?)。
正直、股間など直視出来ないくらい(*ノェノ)キャー
セクシーを通り越してましたから。
フレディ・マーキュリーのようなビブショーツですが、サイクルジャージを羽織ったら、ツール・ド・フランスに出てくるレーサーのような出立ちになるのですね。
今ではすっかり、フレディ状態も日常となりました。ピチピチパンツがビブタイツというもので、サイクリングのパフォーマンスをあげるウェアだということも理解しましたよ!
どうでも良いことかもしれませんが、このビブタイツ、立体裁断になっていて、畳むのが難しい。綺麗に畳めた時はちょっと達成感があります。
「自転車の値段ってなぜ正直に言えないのでしょう。実はググって把握してます」
夫は最近、ビアンキのロードバイクを購入しました。初めてのカーボンフレームということで、とっても大事にしています。
実は過去3台、盗難被害に遭っています。そのうち1台は夫と家族の名前をフレームに刻印してありました。悲しいですね。
さて、カーボンフレームのロードバイクが納車された日のことです。
私「とってもかっこいい!けど高かったんじゃないの~~??」
夫「それが、特別に定価から○○%引きしてもらえたんだよ!」(イイ笑顔)
そして、その肝心の定価を言わない夫…
カーボンバイクって絶対お高いはず。 と思いつつも、趣味と実益兼ねてるしなぁ、体調管理と体力向上も期待できるし、何より自転車に乗ってれば機嫌が良いから、まぁいくらでもいっか…
私「あはは、良かったね~~!」
そして、気になっていた自転車の保管場所ですが、盗難に遭わないよう、会社の一室に自転車を置かせてもらえることになったみたいです。
「プロテインで筋肉を作るための買い出しが重すぎて私に筋肉が付く」
先日、自転車仲間とプロテインの話題で盛り上がっていました。植物性と動物性タンパクどちらが良いのかとか、どこが安いとか、どの味が飲みやすいとか。とっても微笑ましい光景でしたが、プロテインって牛乳と一緒に摂取することが多いですよね。わが家には育ち盛りの子どもが3人いるので、多い日には1日に2リットルの牛乳を消費します。
買い出し大変なんですよ~(心の声)と言いたかったです。
ちなみに、夫は大豆プロテインのココア味が1番飲みやすいみたいですよ。
「体幹トレーニングははた目に見るとお馬さんごっこにしか見えない」
トライアスロンに参加する夫。レースが近づくと、休日は体幹を鍛えられるプログラムに沿ってトレーニングしています。動画に合わせて運動するのですが、その指示は彼にとって糸色文寸ネ申らしく、汗だくになり、ゼーハー言いながら鍛えています。トレーニングの終わりには四つん這いになって、片手片足を交互にあげる運動。
イタズラ大好きな末っ子が毎度馬乗りになり、最終的には私も乗り…雪崩が起きて、トレーニング終了です。
自転車乗りの世界って初めて目にすることばかりで不思議いっぱいです。ちなみに、夫からの去年のクリスマスプレゼントは冬用サイクリングソックスとインナーパンツでした(笑)。期待していたものとはちょっと違いましたが、頂けるだけでもありがたいこと。一緒にサイクリングしようってことかな、と前向きに受け止め、休日は一緒に空のリュックを背負って買い出しに行きます。
そして思います。夫の影響を受け、私がロードバイクに乗り、あのピチピチパンツを履く日がそんなに遠くないかもしれないなぁと・・・・・
いかがでしたでしょうか、自転車乗りを夫に持つ妻・ヒヨコさんの本音。
FRAMEでは同じような家族や友人を持つ方の「それ、あるある!」や、自転車乗りからの反論や涙と笑いのエピソードをお待ちしております!
エピソードをお持ちの方はぜひFRAMEのTwitterに@frame_bikeでメッセージくださいね。
Illustrations by ながた