【2018年】RIDLEY(リドレー)最新ロードバイク12選
ベルギーの自転車ブランド「リドレー」を紹介していこう。
目次
リドレーの歴史
ベルギー初のアルミフレーム
ジョシムの息子ヨキム(現社長)は12歳からレース活動を始め、15歳から18歳にかけてミドルクラスで活躍。しかしベルギーでは当時スチールフレームのみが流通されており、アルミフレームの必要性を感じた彼はベルギーのプロレーサーを支援するためにフレーム製作を志し、父親とともに自転車造りと塗装作業の仕事を開始したのがリドレーの歴史の発端である。
1996年に正式に会社として創設され、高い技術力が認められてベルギー国内だけではなく著名メーカーフレームの塗装を数多く請け負った。同時に独自のアルミフレームも爆発的にヒット。現在の礎となる業態がスタートした。
プロチームも認めるクオリティ
▲「世界的な美女サイクリスト」Puck Moonen選手(ロット・ソウダル)もリドレーを駆る
その後、プロツアーチーム「ダビタモン・ロット」に機材供給を開始し、世界にリドレーの存在を知らしめることになった。ちなみにメーカー名は、ヨキムが映画監督のリドレー(リドリー)・スコットのファンだったことに由来している。
歴史は浅いが、カーボンフレームにおいてもクオリティの高い自転車を送り出しているリドレー。その2018年モデルを紹介しよう。
NOAH SL DISC AERO PLUS
数々のワールドツアーレースにおいて勝利を量産し、その性能を証明している「ノアSL」のエアロダイナミクスを進化させるべく再設計。優れたエアロ性能に高いブレーキング性能やハンドリング、ペダリングパワー伝達の向上がプラスされた限定モデルだ。
価格:460,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:NSL07Cms
サイズ:XS
NOAH SL
実用主義で追求したエアロダイナミクス新世代フレーム。最も洗練された空気力学の技術により、超軽量であり、なおかつ速さとライディング・パフォーマンスの本質を見直してデザインされた。エアロロードシーンの新たなベンチマークだ。
価格:400,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:NSL07Cms
サイズ:XXS、XS、S
NOAH
上記「ノアSL」のテクノロジーを受け継いだミドルクラスのエアロオールラウンダー。フレーム形状は同一としながらカーボン素材を見直し、スリットをなくしたエアロブレードタイプのフォークへ変更することで高いコストパフォーマンスを発揮している。
価格:275,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:R-NOA06As
サイズ:XXS、XS、S、M
HELIUM SLX
プロレースシーンからのフィードバックを受けて開発されたモデル。ボリュームを増したトップチューブ、ヘッドチューブ、ダウンチューブのフロント・トライアングルが剛性アップに貢献している。レーシングバイクとして求められる性能を高次元で達成。
価格:385,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:D6025-R
サイズ:XXS、XS、S
HELIUM X
上記「ヘリウムSLX」のテクノロジーを継承したミドルクラス・モデル。ジオメタリーは同一としながら素材となるカーボンを変更し、適材適所に分けて使用することでコストパフォーマンスに優れたフレームに仕上がっている。
価格:268,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:HSLX-06As
サイズ:XXS、XS、S、M
FENIX SLX DISC
非常に軽量でタフでありながら、エンデュランスレースにもしっかり対応する乗り心地を提供。フレームには「60-50-40T」カーボンファイバーを独自に配置し、重量820gながらも高剛性、および快適性を犠牲にすることなく実現した限定モデルだ。
価格:385,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:FXD01Ams
サイズ:XS
FENIX SL DISC
これまでのスピードと快適性はそのままに、フレームとフォークを再設計。ディスクブレーキの性能をフルに発揮させることで全天候対応化し、オールラウンド性能を一段と高めることに成功しているモデルだ。
価格:238,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:R-FSL02As、FSL02Cs
サイズ:XS、S
FENIX SL
開発のコンセプトは、すべてのサイクリストから真に信頼されるパートナー。軽量でパフォーマンス向上のマシンであり、長時間のライディングでも常に最高のハンドリングと快適で安定したオールラウンドバイクを追求している。
価格:228,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:D611As、R-FSL02As
サイズ:XXS、XS、S、M
LIZ SL
上記「フェニックスSL」のフィードバックを受けた女性用バイク。男女差の違いの大きさは肩幅、骨盤の幅のふたつの要素だ。そのためジオメタリーは同一させており、ハンドル幅とサドルの変更によりベストな乗り味とフィットするモデルとなっている。
価格:228,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:LSL01Am
サイズ:XXS
FENIX C ULTEGRA
上記「フェニックスSL」のテクノロジーを全面的に受け継いだエンデュランスバイク。日本オリジナルの「ロットチーム」デザインベースのホワイトカラーを採用した限定バイクだ。自分好みのプロ仕様バイクとして仕上げていくベースとしてもおすすめ。
価格:280,000円(税抜)
コンポーネント:シマノ・アルテグラ
カラー:JP18-10As
サイズ:XXS、XS、S
FENIX C
フレームは「フェニックスSL」と同一の形状を採用しながら、使用するカーボン素材とレイアップを変更。コンポーネントにシマノ・105を搭載し、よりコストパフォーマンスに優れたパッケージに仕上がっている。
価格:260,000円(税抜)
コンポーネント:シマノ・105
カラー:JP18-03As、JP18-04As
サイズ:XXS、XS、S、M
X-TRAIL C
タイヤ幅はフロント38mm、リア36mmまで対応。ロード用途のみならず、グラベルライドやシクロクロスまでも使用可能としたフルカーボンのオールロードフレームだ。同社バイク「ヘリウムSL」や「フェニックスSL」から多くのフィードバックを受けている。
価格:237,000円(税抜)
販売形態:フレームセット
カラー:XTR01Am
サイズ:XS、S
まとめ
リドレーが本拠を置くベルギーは自転車が国技。石畳や古くからの街並みによる舗装状況や雨による天候などで、世界的にライディングが難しいことで知られている。そうした厳しい環境においてテストバイクの走行が行なわれており、タフな自転車を開発する下地ができている。モットーは「BUILT FOR GLORY」。素材がアルミからカーボン全盛となっても、その社是は変わらない。勝つための構築。それがリドレーだ。
Photos by (C)RIDLEY JAPAN