通販などで見つけた「激安サイクル用品(1000円以下)は使えるのか!?」少し怪しいけど気になる激安サイクル用品を実際に購入して検証する連載企画。
購入してみたいけど使えるのか心配、初心者が購入しても大丈夫なのかというお悩みを自転車ブロガー今田イマオが体を張って解決していきます。
今回で2回目になる「激安サイクルパンツ(インナーパンツ)」は実際に使えるのか、使えないのか検証します。
サイクルパンツの役割は長時間のライドを支えるのに、サイクリストにとって大切なマストアイテムです。特に初心者は長時間サドルの上に座ることに慣れていないので、お尻の痛みに耐えられず自転車を嫌いになる方もいます。
クッション性の高いパッドが付いているサイクルパンツを履くことで、ライドが快適になる大きな役割と効果が期待できます。高いサイクルパンツだと1万円を超える物もあり、それに比べて激安サイクルパンツ(インナーパンツ)は、実際に使えるのか使えないのか100km走って検証しました。
目次
Amazonで激安サイクルパンツを購入
体を張って色々試してみる、ニッチなサイクル用品が好きな今田イマオです!
今回はAmazonで見つけた、いかにも怪しいサイクルパンツ(インナーパンツ)490円と590円の2種類を購入してみました。
Amazonの販売サイトでは、モデルがサイクルパンツとして着用している画像が表示されてます。現物は予想よりも股上が浅く生地が薄いのでサイクルインナーとして今回は着用しようと思います。
※サイクルパンツは、生地が厚くそのまま着用できるように作られていますが、サイクルインナーは、ズボンの下に着用するように生地が薄めにできています。
オレンジはパッドがスポンジタイプで490円。ブルーはパッドがシリコンタイプで590円です。
100円の違いはありますが、パッと見た感じでは全く違いが分かりません!!100km走る前に、激安サイクルパンツがどんな代物なのか見てみましょう。
激安サイクルパンツってどうなの?
表面の触り心地はオレンジ、ブルー共にゴワゴワしています。
オレンジのスポンジタイプはクッション性はありません。
これで100km走れるか心配です。
こちらは中にシリコンが入っているのか?
触るとモッチとしています。
ちょっと期待できそうです!
※パットの中身については最後に紹介しています。
激安サイクルパンツを見ると、布が余った状態で縫製されており作りが雑なのがわかります。
ちなみに大手ブランドのサイクルパンツと比べると、布が余らず縫製されています。
布の余った部分が肌に当たると着心地が悪くほつれの原因にもなります。
激安サイクルパンツのパッドの厚さ検証
ノギスを使って、激安サイクルパンツのパッドの厚さを計測!
オレンジパッドの厚さは11.5mm。ブルーパッドのサイクルパンツの厚さは20.5mm。
シリコンタイプのブルーパッドの方が厚さはあり、触った感じもオレンジタイプよりしっかりしているのが分かります。
パッドの厚さに100円の違いがあるみたいです…。
実際に激安サイクルパンツを履いて100km走ってみる
まず、はじめにオレンジ+スポンジパッド490円の激安サイクルパンツ(インナーパンツ)を履いて50km走ります。
その後にブルー+シリコンパッド590円の激安サイクルパンツ(インナーパンツ)を履いて50km走ります。計100km走って使用感を試します!
激安サイクルパンツを履いて100km走った結果
オレンジ+スポンジパッド490円を履いた瞬間。
履いたらわかる「安っすいヤツや〜」「ただのスポンジやん」と言ってしまうくらいパッドが薄いです。
10km走ったところでお尻が痛くなりました。
街乗りや近所を走るのに使うのにはいいですが、ロングライド向きではありません。
シリコンタイプのブルーは、オレンジのスポンジタイプよりも厚みがある分、30kmくらいまでなら走れましたが、やはりロングライドには向いていません。
残り20kmは気合いで…走りました。
激安サイクルパンツは使える使えない?買うべき?
激安サイクルパンツ(インナーパンツ)ですが、以下の内容を知った上で購入するなら「あり」かなと思います。
- 品質は値段相応
- 近所や街乗りレベルで使うならOK
- 使い捨て覚悟で購入するならOK
- 透けることはありませんでしたが、股上が浅いのでサイクルインナーとして使うならOK
※1度の洗濯で中身がヨレたり、糸がほつれることはありませんでした。
買うならブルー+シリコンパッド!?
スポーツバイク初心者の方やお試しでサイクルパンツを使ってみたい方は、買うならブルー+シリコンパッド590円がいいですが、お金に余裕があればもう少し品質の高いサイクルパンツ(インナーパンツ)の購入をおすすめします!