【2019年】FELT(フェルト)最新ロードバイクおすすめ23台|実直に、最先端を行く。
質実剛健。まじめにロードバイクをつくるFELT(フェルト)。ロードバイクの主要ラインナップには、FELTらしいエアロロードを筆頭に、ピュアレーサー、オールラウンダー、エンデュランスロードがきっちりそろう。
2019年はFR5にディスクモデルが登場。全体的に新しくなったカラーリングに注目しながらラインナップを紹介していこう。
目次
FELTロードバイクの特徴
FAST=速く、LIGHT=軽く、SMOOTH=乗り心地の良さ。この3つのバランスをコンセプトに自転車を生み出すのがFELT(フェルト)だ。
エアロダイナミクスの技術をロードレース・シーンに投入した先駆的ブランドでもある。
FELTのブランド背景をもっと知りたいなら
→「Felt(フェルト)というメーカー」
FELTロードバイクのシリーズ
FELTのロードバイクは「AR/FR/FR DISC/VR」を中心として展開される。
それぞれの特徴を確認しておこう。
※トライアスロン、TT、トラック、シクロクロス、アドベンチャーバイクは割愛
AR-世界最先端のエアロロード
アタック、スプリント、クリテリウムで「あり得る限り最速のバイクが欲しい」というプロレーサーのために開発されたシリーズがARだ。
世界最先端のCFD(数値流体力学)解析と数百時間の風洞実験を繰り返し、2008年のツール・ド・フランスにおいて初代がデビュー。TTバイクのエアロダイナミクスを取り入れた本格的エアロロードの登場だった。
現行のARは、その初代からさらなるエアロダイナミクス、ロードレーサーとして重要な性能を高い次元で手に入れたモデルとなっている。
FR-完全無欠のレースバイク
フェルト史上最も軽く、硬く、しなやかなフレームを持つシリーズ。オーソドックスなフォルムに最先端の技術を取り込んだ、完全無欠なピュアレーサーだ。
最高のパフォーマンスを発揮するには、ライダーとバイクがエンジンとマシンのように調和することが重要であるが、その解答として開発された。急峻な超級山岳でのヒルクライムからテクニカルなダウンヒル、危険なパヴェでのブレークウェイから最高速でのゴールスプリント……そこに至るまでの道がどんなに厳しいものであっても、FRはライダーの最高のパフォーマンスを引き出す。
FR DISC-ディスクブレーキピュアレーサー
FRのすべての性能に加え、ディスクブレーキスルーアクスルを採用。スピードとスムーズさを極めるピュアレーサーだ。
過去のフェルト・ロードバイクの中でも最も高い重量剛性比、非の打ち所がないハンドリング、すべてのライダーがベストな結果を出すためのジオメトリーなどを擁している。
新たに登場したFR DISCにより、パフォーマンスを最大限に引き出すためのさらなる選択肢を、すべてのライダーが手に入れられることになった。
VRーロングライド向けマルチロード
疲れにくいポジション、軽々と坂を登れるワイド&ローのギヤ、そして幅広タイヤを装備した、ロードバイクの次の時代を切り拓くマルチロード。ダートを含むアドベンチャーライドやリラックスしたツーリング、または自転車通勤に使いたいなど、幅広いニーズに応えて開発がスタートしている。
ハイスピードなトップレースや高速ダウンヒルコースのような使用シーン以外であれば、この一台ですべてのライディングに適応。
2019年最新モデル23台
それでは最新ロードバイクラインナップを紹介しよう。
2019年のFELTは、全体的にカラーイメージが刷新された印象がある。FR5に登場したディスクブレーキモデルにも注目だ。
AR
まずはFELTが打ち出す本格的エアロロードから。
AR3
CFD解析とプロトタイプの剛性テストを繰り返し、他社のハイエンドに匹敵するカーボンレイアップを開発。過不足ない剛性と振動吸収性が特長だ。どのようなシーンにおいても、高いエアロダイナミクスによるアドバンテージでライダーが勝利を得られるモデルである。
価格 | 428,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラ |
カラー | マットカーボン |
サイズ | 48、51、54 |
AR5
バイクの性能を決定づけるフロントフォークに上位グレードのカーボンを採用し、キビキビとした走りを体感できる。ホイールは前後で異なるリムハイトで、オールラウンドに活躍するアルミ製。バテッドエアロスポークにより、風抜けの良さを得られる。
価格 | 288,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・105 |
カラー | エレクトリックブルー |
サイズ | 48、51、54、56 |
AR FRD Frameset
ベストなバイクを完成させるために、費用や時間の制約なしで開発。製品のコストにも上限を設けないフラッグシップモデルだ。8種類の最先端カーボンを緻密な設計のもとにレイアップ。現時点で実現可能な究極のカーボンフレームとなっている。競合エアロロードとの比較テストで最高の重量剛性比を記録し、驚くべきペダリングの軽さを実現。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 468,000円(税抜) |
カラー | マットテクストリーム |
サイズ | 48、51、54、56 |
AR1 Frame Kit
ミドルグレードのUHCアドバンスドに最先端素材TeXtremeカーボンを追加。上記FRDに迫る軽いペダリングを獲得したセカンドグレードフレームだ。フロントフォークにはハイエンドグレードカーボンを採用。キレのあるハンドリングと高い反応性を実現。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 298,000円(税抜) |
カラー | マットメタリックチャコールフロスト |
サイズ | 48、51、54、56 |
FR
FRは完全無欠のレースバイク。オーソドックスの中に最先端の技術をまとっている。
FR2
フレーム素材は上記「AR1」と同様。ホイールはマヴィックのキシリウムで、約1500gの軽量性と高い信頼性が特長だ。またイタリアの3T社のコックピットパーツを採用し、ハンドルとシートポストはカーボン製。
価格 | 548,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラDi2 |
カラー | マットテクストリーム |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
FR3
シリーズ開発においては、リアエンドに垂直方向の柔軟性を与えるためにシートステー周辺のデザインを特にこだわった。ラフな路面を走行時、路面の凸凹を吸収してホイールを常に接地させ、エネルギーのロスを防ぐことに成功している。
価格 | 338,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラ |
カラー | エレクトリックブルー |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
FR5 日本限定モデル
ハイモジュラスカーボンを使用したミドルグレードフレーム車。フレーム重量864g(540mm、塗装込、小物無し)を実現させ、これは他ブランドのハイエンドモデルのほとんどより軽量である。サドルはイタリア「Prologo」社製のオーソドックスなセミラウンド形状レーシングモデルを標準装備。シートポストも微振動を吸収して快適性を高めるカーボン製を採用し、プロレーサーも満足できる仕上がりだ。
価格 | 248,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・105 |
カラー | マットカーボン |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
FR6
驚異的な重量剛性比とスムーズかつキレのあるハンドリング、そして垂直方向の柔軟性を大幅に向上させ、どのようなレースシーンでもライダーのパフォーマンスを100%発揮する快適性と路面追従性を獲得している。
価格 | 218,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・ティアグラ |
カラー | マットピューター |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
FR30 日本限定モデル
コンピューターによる応力分析で画期的な進化を遂げたアルミモデル。トラクションと快適性を高めるフレーム上部の薄型化により、快適性の飛躍的な向上と加速の良さを両立している。また、シートステーとトップチューブを連結することで振動吸収に優れている。
価格 | 178,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・105 |
カラー | ストームグレー、ホワイト |
サイズ | 47、51、54、56 |
FR60 日本限定モデル
シリーズ末弟のモデル。コンポーネントにシマノ・クラリスを装備することで、驚きのハイ・コストパフォーマンスを実現。街乗りからロングライドまで楽しめる、気軽に乗れるエントリーアルミバイクだ。ハンドル上部にサブブレーキも配置。
価格 | 89,800円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・クラリス |
カラー | レッド、マットチャコール |
サイズ | 47、51、54、56 |
Frame Kit FR FRD
8種類のカーボンシートを複雑で繊細な指示書のもと、開発にも携わる最高レベルの技術者によってレイアップ。カーボンシートも裁断機で直線的にカットするのではなく、CNCカッターで自由曲線に切り取り、無駄な重量を極限まで排除している。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 598,000円(税抜) |
カラー | マットテクストリーム |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
Frame Kit FR1
最新のコンポーネントとパーツに最適化されたデザインを採用。コンポーネントは有線と無線、両方の電動式に対応し、機械式も完璧にアッセンブルできるようシンプルなケーブルシステムとなっている。タイヤクリアランスは28Cまで拡大。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 288,000円(税抜) |
カラー | シルバースパークル、マットテクストリーム |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
Felt FR1 Frame Kit 弱虫ペダルサイクリングチーム
漫画/アニメで人気の『弱虫ペダル』コラボレートエディション。数量限定で販売だ。 プロ選手からの信頼も厚いレーシングジオメタリーで、200km先のゴール前でフレッシュなスプリントをするための快適性と路面追従性を得ている。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 288,000円(税抜) |
カラー | マットテクストリーム |
サイズ | 51、54 |
FR DISC
FR DISCは、過去のフェルト・ロードバイク史上最も高い重量剛性比を持つ。ピュアレーサーのディスクブレーキモデルはまさに非の打ち所がないハンドリングを実現してくれるだろう。
FR3 Disc
車軸を高い精度でフレームに固定できるため、正確な変速操作を実現し、ブレーキ面とパッドの接触を抑制。タイヤ幅は28mmまでのクリアランスをとっている。スルーアクスルは12mm。秘めたポテンシャルを引き出すのはライダー次第だ。
価格 | 388,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラ |
カラー | エレクトリックブルー |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
FR5 Disc
上記「FR5」のディスクブレーキ仕様。リムブレーキと比較して強力な制動力と優れた操作性を持ち、どのような天候においても理想的なライディングを実現する。コーナーでのハンドリングの改善とコントロールの向上を手に入れられるだろう。
価格 | 288,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・105 |
カラー | ミッドナイトストームブラック |
サイズ | 47、51、54、56 |
Frame Kit FR1 Disc
素材に他社のハイエンドモデルに匹敵する性能を持つ「UHC Advanced+TeXtreme」のミックス・カーボンを用いたフレーム。新スタンダードとなる前後12mmのスルーアクスルを採用し、ブレーキングを確実なものにするだけでなく、構造的にバイク全体のリジット感を高めている。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 288,000円(税抜) |
カラー | シルバースパークル |
サイズ | 47、51、54、56 |
VR
トップレースに出るわけではないなら、VRが全てを解決してくれる。アドベンチャーライドでも、ロングライドでも、日々の通勤通学にも、幅広く活躍してくれる。
VR2
剛性と柔軟性を両立させたバランスの良さが特長。新形状のシートステーが垂直方向のしなやかさを生み出し、振動吸収性と路面追従性を獲得している。加速性と反応性も高いものがあり、ロードサイクリングとライダー自身の限界を破る。
価格 | 598,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラDi2 |
カラー | チャコールメタリック |
サイズ | 47、51、54 |
VR3
アップライトなポジション、28Cタイヤにより快適なライディングが可能。ペダリングの反応性に必要な横剛性は、レーシングバイクと同等レベルまで高めて設計している。スイスDT Swiss社のアルミ製ディスクロードホイールを装備。
価格 | 398,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラ |
カラー | エレクトリックブルー |
サイズ | 47、51、54 |
VR5
長距離ライドを楽に快適に走るために開発されたフレームに、制動力に優れるディスクブレーキを搭載。また、35Cまで対応するタイヤクリアランス、ストレージやフェンダーを装着するためのアイレットを備えているので、多様なシーンで活躍する。
価格 | 298,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・105 |
カラー | ミッドナイトストームフェード |
サイズ | 47、51、54、56 |
VR6
疲れにくい乗車ポジションを得られるジオメタリー、軽々と坂を登れるワイド&ローのギア、幅広タイヤを装備した、ロードバイクの次の時代を切り開くマルチロード。グラベルライドなどに活発に使用できる。
価格 | 268,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・ティアグラ |
カラー | マットブラック |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
VR30
アルミ合金を30年の経験に基づき加工し、高い振動吸収性を実現。ディスクブレーキ専用のシートステー形状をはじめ妥協のないフレームとなっている。バイクの性能を引き立てるフロントフォークには上位グレードのカーボンを採用。
価格 | 198,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・105 |
カラー | レッド |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
VR40
エンデュランス系ロードジオメタリーのモデル。わずかに寝かせたヘッドアングルとロングホイールベースにより、ロードレーサーに特有のふらつきやすさを解消し安定性を向上させている。快適性も抜群だ。
価格 | 158,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・ティアグラ |
カラー | ミッドナイトストームフェード |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
VR60
シリーズのローエンドモデル。そのタフな造りにより、日々の通勤&通学からロングライド、グラベルなどシーンを選ばない。広めのタイヤクリアランスを持つが、23Cタイヤを装着し、ハンドルを下げればレースにも対応。
価格 | 108,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・クラリス |
カラー | エレクトリックブルー |
サイズ | 43、47、51、54、56 |
2018年モデルもチェックする
前年モデルと見比べてみるのも一興、在庫によってはお得に手に入る可能性も!?
まとめ
2019年モデルのトピックは「FR5」のディスクブレーキ仕様の登場。その他のモデルも質実剛健なバイクデザインが健在に引き継がられている。そしてカラーイメージの全体的な刷新。イタリアなどの老舗ブランドと比べると新興だが、高い技術と常に新鮮なバイクを作り出そうとしているスタンスは特筆すべきものがある。フェルトの限界への挑戦は決して終わることがない。