2019年RIDLEY(リドレー)ロードバイク最新おすすめモデル10台
石畳と厳しい天候で鍛えられたベルギーの本格ロードバイク。RIDLEY(リドレー)の2019年最新モデルの注目は、フルモデルチェンジしたエアロロード「NOAH」シリーズだろう。さらにこれまでの「RACE LINE」に加えて、よりカジュアル志向へと「SPORTS LINE」を新設。シリアスライダーはもちろん、ビギナーにも身近になったリドレーの最新バイク群を、余すところなく紹介していこう。
自転車王国ベルギーのロードバイク
ベルギーの自転車メーカーであるリドレー。会社設立時の1996年当時、いまだスチールフレームが主流のなか、リドレーが打ち出した国内初のアルミフレームが爆発的ヒット。さらには高い塗装技術は現在まで定評のあるメーカーだ。
リドレーの背景をもっと知りたいならこちらから
→「自転車王国ベルギーから生まれたロードバイクブランド、リドレーとは」
リドレー2019年の注目ポイント
まずはエアロロードバイク「NOAH」シリーズのフルモデルチェンジ。リドレーが集積してきたテクノロジーと、レース機材供給による長年の経験とフィードバックが融合することで再誕生した。
2018年のツール・ド・フランスで「NOAH FAST DISC」が実戦投入され、乗車した「ロット・スーダル」のアンドレ・グライペルも驚くほどのポテンシャルを秘めたマシンに仕上がっている。
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もうひとつは、これまでのレースバイク中心の「RACE LINE」に加え、スポーツビギナーバイクの「SPORTS LINE」が新設されたこと。軽量アルミニウムフレームとカーボンフォークをハイブリッドしたロードバイク「HELIUM SLA」の他、コンフォート・クロスバイクの「TEMPO」をラインナップしている。スポーツ自転車の楽しみを、より多くの人に届けるカテゴリーである。
リドレー最新おすすめモデル10台
リドレーのシリーズ展開は大まかに以下のとおり。
- NOAH:エアロロード
- FENIX:エンデュランスロード
- HELIUM:クライミングバイク
※本稿ではTTバイク、シクロクロスバイクは割愛
上記「RACE LINE」の各シリーズに加え、新たなカテゴリ「SPORTS LINE」よりHELIUM SLAまで紹介していこう。
NOAH
NOAHはエアロロードバイクのフレームシリーズ。ウィンドトンネルでの集中テストを繰り返し、あらゆる角度から優れたエアロ効果を発揮するプロファイルを獲得している。
NOAH FAST DISC
最先端形状で生まれ変わったフラッグシップ・エアロモデル。ノアSLディスクと比較して250gの軽量化を実現している。フォークからフレームにかけて一体的な造形を持ち、フロントフォークはインモールドFサーファスプラス、ボトムに乱気流の発生を抑えるFウィングを装備したディスクブレーキ仕様。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 476,000円(税抜)、Team Color486,000円(税抜) |
サイズ | XS、S、M |
カラー | NFD01Am、 Team Color |
NOAH FAST
専用モノコックハンドルにより、コード、ワイヤー類を完全内装化し、バイク全体での空気抵抗を低減。強力なペダリングパワーをダイレクトに推進力に変換するため、ヘッドチューブからボトムブラケットを高剛性化した一方で、刷新されたシートステーにより鋭い反応性と快適性を実現している。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 476,000円(税抜) |
サイズ | XS、S |
カラー | NFD01Am |
NOAH SL DISC AERO PLUS
数々のワールドツアーレースにおいて勝利を量産し、その性能を証明しているノアSLのエアロダイナミクスを進化させるべく再設計。フロント、リアともに12mmスルーアクスル化され、バイクの剛性アップに貢献している。またブレーキング性能やハンドリング、ペダリングパワー伝達の向上がプラス。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 460,000円(税抜) |
サイズ | XS |
カラー | NSL07Cms |
NOAH
上位機種ノアSLのテクノロジーを継承し、フレーム形状は同一としながらもカーボン素材を見直し。また、スリットをなくしたエアロブレードタイプのストレートフォークに変更することで、コストパフォーマンスに優れたエアロオールラウンドフレームに仕上がっている。実用的なメンテナンス、空気抵抗のバランスに長けた一台だ。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 275,000円(税抜) |
サイズ | XXS、XS、S、M |
カラー | R-NOA06As |
FENIX
FENIXはエンデュランス系バイクシリーズ。幅広いタイヤクリアランスを持ち、快適な乗り心地を追求している。
FENIX SLX DISC
非常に軽量かつタフで、エンデュランスレースに対応する乗り心地を提供。60-50-40Tカーボンファイバーを独自に配置し、820gと軽量ながらも高剛性、および快適性を犠牲にすることないフレームだ。フェニックスSLのレースでの実績を証明するメリットを受け継いだ上に、より優れたブレーキングを兼ね備えている。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 385,000円(税抜) |
サイズ | XS |
カラー | FXD01Ams |
FENIX SL DISC
これまでのスピードと快適性はそのままに、フレームとフォークを再設計。ディスクブレーキの性能をフルに発揮させることで、キャリパーブレーキと比較して15%ストッピングパワーを増加させている。フレームとフォークはその強力なブレーキングがもたらすストレスに対処するため、カーボンレイアップを強化。
本モデルはフレームセットとあわせ、シマノ・105を搭載したコンプリートバイクも販売される。完成車では感謝を込めてリドレーへのフィードバックに努めたグライペル記念カラーが限定数量で登場。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 238,000円(税抜) |
サイズ | XS、S |
カラー | R-FSL02As |
価格 | 334,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・105 |
サイズ | XXS、XS、S、M |
カラー | JP19-02As、JP19-02Bs、D718As |
FENIX SL
開発コンセプトは、すべてのサイクリストから真に信頼されるパートナー。軽量で高いパフォーマンス指向のマシンを目指し、長時間のライディングでも常に最高のハンドリングと快適で安定したオールラウンド性を追求した。フォークは新たなテクノロジーであるエアロインテグレーションにより、空力特性の向上を図っている。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 228,000円(税抜) |
サイズ | XXS、XS、S、M |
カラー | D611As |
HELIUM
HELIUMは登坂時の瞬発力を高めることに成功したスーパーライトロード・シリーズ。高い振動吸収性は過酷な石畳でのテストで実証済みだ。
HELIUM SLX
リドレーが誇る最高峰スーパーライトエクストラフレームだ。フロントトライアングルの剛性がアップするいっぽうで、フレーム単体の重量は750g を達成。ヘリウムらしい細身のシートステーは存続、さらにブレーキケーブル内装化と、よりスマートな見た目へと進化した。
フロントフォークはストレートタイプへと刷新、優れた反応性とコーナリング性を発揮する。最高峰のスーパーライトオールラウンダーだ。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 365,000円(税抜) |
サイズ | XXS、XS、S |
カラー | R-HSLX09As |
HELIUM X
ヘリウムSLXのテクノロジーを継承。フレーム形状はまったく同一としながら、素材を30.24tonハイモジュラスカーボンに変更し、適材適所に分けて使用することでコストパフォーマンスに優れるフレームとなった。フロントトライアングルをボリュームアップさせ剛性も強化。
販売形態 | フレームセット |
価格 | 243,000円(税抜) |
サイズ | XXS、XS、S、M |
カラー | JP19-06As、HELX-03Bm |
HELIUM SLA(SPORTS LINE)
2019年に新たに追加された「SPORTS LINE」カテゴリー。価格も廉価で、これからスポーツ自転車に挑戦するエントリーライダーに優しい乗り心地を提供する。
HELIUM SLAは、ヘリウムSLXのテクノロジーを継承したアルミバイク。ベントされたシートステー製造技術を踏襲し、軽量性と振動吸収性を備えており、加えて横剛性も確保している。空力性能を考慮して作られたストレートブレードフォークは、優れた反応性とコーナーリング性を発揮。コンプリートバイクでの登場だ。
価格 | 129,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・ソラ |
サイズ | XXS、XS、S、M |
カラー | JP19-03As、JP19-03Bs |
2018年モデルもチェック
前年度モデルも確認したい人のために。こちらからどうぞ。
まとめ
自転車王国ベルギーのメーカーらしく、王道をゆく自転車作りに定評があるリドレー。新たに「SPORTS LINE」を加えたことで、エントリー層からも支持されること間違いなしだ。そしてレースで培われた血統のハイスペックモデルは、中〜上級ライダーを唸らせる 性能になっている。ラインナップされたバイクは他社に比べ確かに少ないが、大量生産せず選び抜かれたモデルを生み出しているのが特徴。他の人と違うバイクに乗りたいと思っているならば、リドレーはおすすめのブランドである。
All photos (C)Ridley Japan
LINK:JP SPORTS GROUP