こんにちは、和歌山県在住のmizoです。
坂を好んで登ったりしてますが、速くなくむしろ苦手ながっちり型の体型です。和歌山×サイクリングの魅力を伝えるフリーペーパーなどを作ったりしてます。
和歌山には総延長約800kmのサイクリングロードが整備されており、その名も「WAKAYAMA800」。海あり、山あり、川ありと自然豊かで、絶景を楽しみながら走れます。今回は自転車YouTuberのけんたさんと一緒に、和歌山のフォトジェニックなスポットをご紹介します。
目次
WAKAYAMA800とは?
和歌山県が県内全域に整備した総延長約800kmのサイクリングコースです。おすすめのルートには青色の線(ブルーライン)が引かれており、路面表示や案内看板なども設置されているので、サイクリストが快適に、安心して楽しめる環境が整えられています。800kmの中でさまざまなコースを設定できるので、初心者から上級者まで脚力や目的に合わせて楽しむことができます。
和歌山県は以下のようなサイクリング環境の整備に力を入れていて、サイクリストのための取り組みを盛んに行なっている「サイクリング王国」です。
- 自転車を室内もしくは鍵付きの部屋に保管できる「サイクリストに優しい宿」
- 空気入れや工具などを配置したサイクルステーション
- 温泉などの入浴施設・観光スポット・駐車場・トイレ・医療機関などの案内
→和歌山県サイクリング総合サイト RIDE ON WAKAYAMA
DAY01:紀の川サイクリングロードと日本のアマルフィー「雑賀崎」
1日目にご紹介するのは和歌山県の北部をスタートし、紀の川河口を経て和歌浦湾岸でゴールするコースです。平坦基調なので初心者でも走りやすいですよ。
【初級向き:距離 48.5km、獲得標高 159m、最大斜度 約7%】
粉河駅(こかわえき)を出発し、紀の川サイクリングロードへ
紀の川サイクリングロードは和歌山市と橋本市を結ぶ約40kmのサイクリングロードです。自転車以外の車両が通れない区間が多くあり、和歌山市方面(河口)へ進むにつれ道幅も広くなるため、とても走りやすい道です。
僕はこのサイクリングロードまで自転車で5分のところに住んでいて家が手狭になってきているので引越しを考えているのですが、サイクリングロードへのアクセスを考えるとなかなか踏み切れない。サイクリストにとって、そのくらい素晴らしい道なんです。よくプロの方も練習していて、取材当日も大阪のプロチームがトレーニングに励んでいました。
ちょっと足を伸ばして「友ヶ島」へ
紀の川サイクリングロードから12kmくらいの加太(かだ)港というところから船に乗っていける「友ヶ島」は明治の軍事施設跡。古い砲台跡が自然に覆われていく様は、スタジオジブリ作品の世界に迷いこんだような非現実感が味わえます。
自転車も船に積んでいけますが舗装路はないので、ロードバイクではきついかも。運賃は大人2,000円、小人1,000円(共に往復)、自転車等の特殊小荷物800円です。
お昼ご飯はお食事処ふみの名物「鉄板やきそば」
とにかくボリューミーな鉄板焼きそば(750円)。いつも焼きそばに白飯、炭水化物をおかずに炭水化物を食べてしまう僕ですが、ここでは焼きそばのみ。それくらい量があります。焼うどんにもできますよ。
日本のアマルフィー「雑賀崎」
雑賀崎(さいかざき)は古くから漁港として栄え、今でも日曜日には魚市が開かれたりしています。雑賀崎は市街地から5kmほどとアクセスしやすいわりに景色がよく、満足度が高いエリアです。
コースからほんの少し離れたところには「雑賀崎灯台」があります。直前には距離が短い激坂がありますので、お好きな方はぜひ訪れてみてください。
日本遺産「和歌の浦」から「マリーナシティ」へ
万葉集の時代から貴族たちに親しまれ、和歌にも歌われた和歌の浦。干潟と青い海が広がっており、今でもその美しさは健在です。干潮時の夕焼けもとても綺麗ですよ。
テーマパークなどの施設がたくさんある人工島「マリーナシティ」では、中世ヨーロッパ風の街並みをバックに写真を撮っておきたいところです。併設されている黒潮市場で新鮮な魚介を味わってもいいでしょう。和歌山の黒沢牧場という牧場のソフトクリームもおすすめです。サイクルステーションにもなっています。
「サイクリストに優しい宿」では愛車を部屋に入れられる
和歌山県内にある「サイクリストにやさしい宿」では、部屋に自転車を入れることができたり、鍵付きの一般客が立ち入らない場所に保管してくれます。大切なバイクと安心して泊まれる宿泊施設です。空気入れ、工具の貸出、チェックイン前、チェックアウト後の手荷物一時預かりサービス、宅配便の受取・発送サービスもしています。
意外と近い!和歌山へのアクセス方法
和歌山に来たことがない方や、いまいち位置がわからない方が多いと思います。実は東京の羽田空港から和歌山の南紀白浜空港までは1時間ちょっとで着くんです。
大阪の関西国際空港からもアクセスしやすいですよ。JRの特急くろしお号に乗れば、新大阪駅から和歌山駅まで約1時間でアクセスできます。東京からも大阪からもそこまで遠くないんですよ。
関西国際空港
羽田空港から1時間20分で到着し、便数も多いです。和歌山市や高野山へのアクセスも良く、和歌山駅までバスで40分、和歌山市駅まで南海電鉄で約40分で到着します。
南紀白浜空港
東京方面から和歌山県の南部へ来るなら南紀白浜空港の利用がおすすめです。1日3本の便があり、始発は羽田発7:25→南紀白浜8:40着ですので、午前中に走り出すことも可能です(2019年5月31日までのダイヤ)。
まとめ
走りやすいサイクリングロード、日本のアマルフィー、日本遺産、中世ヨーロッパの街並みなどなど、和歌山フォトジェニックライドは1日からかなり盛りだくさん。でも、次回も期待してください。2日目は和歌山県をさらに南下して行きますが、もっとすごい絶景が待ってます!