みなさん盗難対策はしていますか?
クロスバイクを購入したり、ロードバイクを始めるときは楽しみに胸が膨らみますよね。しかし、盗難対策ができていないと「せっかく購入した愛車が盗まれる」という事態になりかねません!
そこで、今回は「盗難されにくいカギ」の紹介や「正しいカギの掛け方」について、ヨーロッパシェアNO.1のABUS(アブス)を取り扱う株式会社ダイアテックさんに色々と教えていただきました!
目次
最強の鍵を破壊!? ABUSの実力はいかに!!
「業務用の巨大なボルトカッターを使用して、ABUSの中で最強(レベル15)のU字ロックGranit X-Plus 540を切断できるか本気でやってみます! ぶっちゃけこれで切断できないはずがないと思ってます」
「けんたさん、どうされましたか?」
「あっ!!赤松さん。実はですね……業務用のボルトカッターでABUSの中で最強(レベル15)のU字ロックGranit X-Plus 540を切断しようと思ったんですが、表面にうっすら傷がついただけで切断できないんです」(汗)
「けんたさん!! Granit X-Plus 540は、ねじれやピッキングにも強く非常に高いセキュリティーレベルを誇るカギなんです。切断テストでは、実に14トンという負荷をかけてようやく切断できるほどなんですよ」
「えっ!? 14トンですか!そりゃ人力で破壊するのは無理だわ〜」
「先ほどのカギを切断する機械は、実際に展示場やイベントなどで一般の方でも体験していただけるように用意しています!」
「なるほどねぇ! 実際にカギが壊れるのか体験することで、ABUSのカギの実力は十分に理解できますね。ぶっ壊すとか言ってすいませんでした」(汗)
職人と物作りの国で生まれたドイツ製の鍵ABUSについて
「僕もABUSのカギは持っているんですが、実際にどんな場所で作られているんですか?」
「ドイツにある6つの工場のうち3つが生産拠点で、最も大きな工場がデュッセルドルフから南に130km程行ったところの、レーエという場所にあります」
「ドイツと言えば、職人や物作りの国、品質の高い製品を作っているイメージがありますね!」
「その通り! ドイツはまさに職人や物作りの国なんです。なので、実際にABUSの工場に行ったことがありますが、工場にはゴミ1つ落ちていないことに驚かされます。また、一番驚いたのは、複雑なカギを作る際には「カギを作るための道具を作る職人さん」がいるんです。ない道具まで自分達で作るって驚きですよね!」
「カギを作るための道具を作る職人さんがいるんですか! 日本と似ている部分も感じますし、物作りに対しての熱意やこだわりをすごく感じます!」
ドイツと日本の盗難状況について
ドイツの盗難事情
赤松さん「ABUSが定めている鍵の強度レベルが1〜15まであるんですが、ドイツ・ヨーロッパではレベル8以上のカギを使用しているのを街中で良く見かけます。次に多いのがレベル6〜7で、低いレベルのカギを使用しているのは少ないと感じます。自転車屋では基本的にレベル10以上のラインナップが中心で、それだけ盗難も多く、ママチャリも約5万円と日本よりも高いので盗難対策は必須です」
- U-LOCK
- BORDO(ブレードロック)
- チェーンロック
赤松さん「U-LOCK、BORDO(ブレードロック)、チェーンロックの順に多く、表面がボロボロなカギも多いですが、使い捨ての文化でなく、いいものを長く使うという習慣があるみたいです」
日本で盗難被害が多い場所とは!?
「日本の盗難状況は年々減少傾向なのですが被害金額が増えています。では、盗難被害が多い場所ってどこだと思いますか?」
「やっぱり駅やデパートの駐輪場じゃないですか?」
「こちらは警視庁のデータになるんですが、1.住宅 2.路上 3.駐車場・駐輪場なんです」
日本で盗難被害が多い場所ベスト1~3
- 住宅
- 路上
- 駐車場・駐輪場
「えっ!! 住宅なんですか?」
「自分の家の敷地だから大丈夫だろう。マンションの駐輪場だから安心だろうと思ってカギをしていないと大切な愛車が盗まれてしまいます。また、カギをかけていたり、防犯カメラあっても取られてしまうことがあるくらいなので、切られないカギを使用することが重要です!」
「どうすれば大切な愛車を盗まれないようにできるのか、カギの掛け方を教えてください!!」
盗難されにくいカギの掛け方
「ロードバイクなど高価な自転車は室内に保管するのが一番いいんですが、家の敷地やマンションの駐輪場に置く場合は、最低でも違う種類の鍵を2つ以上、車体とホイールに取り付けるといいです。また、違うタイプのカギを2つ使用することで盗まれにくくなります」
盗難されにくい「カギのかけ方」のポイント
「カギのかけ方」のポイント
- 違う種類の鍵を2つ以上使用する
- 柵や柱などあれば一緒に巻きつけてから施錠する
- カギが地面にたれていると壊されやすいのでたれないようにする
- レベル10からレベル15のカギを使用する
- 防犯カメラがあれば映る場所で施錠する
- 明るさと見通しの良い場所に施錠する
- マンションなら管理人がいるといい
住宅事情によっては室内に高価な自転車を保管できない場合もあるので、盗まれないためにもABUSではレベル10~15のカギを推奨しています。
外出時にはどんなカギが必要!?
「レベル15の鍵があると盗難されにくいのは分かったんですが、さすがにライド時には重くて2つもカギは持てないので、軽くて頑丈なカギはありますか? ABUSのイメージは頑丈だけど、ものすごく重たいイメージがあります!」
「ワイヤー錠よりもセキュリティーが高く軽いおすすめのカギがあるんです!」
「これは!! ABUS製品の中でもめっちゃ軽いんじゃないですか!?」
「新製品のBORDO LITE 6050(850mm)とBORDO LITE 6055ミニ(600mm)は重量も軽くコンパクトで、ライド時に持っていって短時間駐輪するためのカギとしてもおすすめです」
「長時間駐輪する場合は、LEVEL10のBORDO6000の方が安心ですね! 盗難見舞金制度対象モデルにもなります!」
「長さもあって今まで以上に軽くてコンパクトになるのはすごくいいです! ちなみに盗難見舞金制度対象モデルってなんですか?」
「ダイアテック株式会社が販売する「見舞金制度対象のABUSハイセキュリティロック」を正しく取り付けた状態で盗難に遭われた場合、購入者様に対して見舞金をお支払い致します!」
「一定の条件で盗まれてしまったら見舞金がもらえるってことは、それだけABUSのカギのセキュリティに自信があるということですよね。すごい!」
動画【破壊】世界最強の鍵メーカーABUSの鍵に大人2人が挑んでみた結果…
最後に
いかがだったでしょうか?
せっかく購入したクロスバイクやロードバイクを盗まれないようにする為にも、ABUSの破壊困難なレベル8以上の鍵をおすすめします。自分の愛車を守って楽しい自転車ライフを過ごしましょう!
「あれ? けんたさん、どうしました?」
「えーっと……疑ってるわけではないんですけど、BORDOはコンパクトなのでこれなら壊せるかと思って レベル10のBORDO6000にチャレンジしてみましたが、やっぱり切れませんでした」(汗)
おしまい