チャリチャリを運営するneuet株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:家本 賢太郎、以下「neuet」)は、チャリチャリ初となる電動アシスト自転車の供用を2021年10月13日より開始する予定だ。福岡では当初300台体制で開始し、今後順次、台数や投入都市の拡大を計画していく。
目次
より快適な移動を実現するため、300台体制で福岡から展開
neuetは「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」をミッションとし、シェアサイクルという公共的な移動手段を担う存在として、福岡、名古屋、東京の各エリアにて地域に寄りそいながらの成長を目指している。福岡市では2018年2月のサービス開始後、2018年6月からは「福岡市スマートシェアサイクル実証実験」、2020年4月からは「福岡市スマートシェアサイクル事業」の共同事業者として展開している。
電動アシスト自転車の投入背景
チャリチャリはサービス開始以来、20インチ・内装三段変速の一般軽快車(シティサイクル。チャリチャリでの呼称「ベーシック」)を用いて展開してきた。
福岡市の都心部が平坦な道路が多いこと、運営が容易であることで維持費が抑えられることなどを背景に、現在までに2回のマイナーチェンジを行い、現在は第3世代のベーシックを投入している。
また、日本国内における自転車販売状況においては電動アシスト自転車が過去最高の販売台数を記録(2020年度)するなど、幅広い世代で電動アシスト自転車の軽快さと走行性能が受け容れられつつある。
こうした中、チャリチャリは福岡市内において2021年8月の福岡市東区・アイランドシティ方面への拡大により60平方キロメートルを超える広大なエリアに展開するに至り、坂道や長時間のご利用での快適性をより高めることを目的として、電動アシスト自転車の開発に取り組んできた。
電動アシスト自転車の設計コンセプト
チャリチャリは年齢・性別を問わず幅広い方々に利用されているサービスであることも考慮し、電動アシスト自転車においても自転車の乗りやすさ・またぎやすさ・取り回しのしやすさなどを踏まえた結果、従来の自転車と同様に20インチのタイヤを採用している。
また、設置している専用駐輪場(ポート)での整列性を確保するため、外観上のサイズもほぼ同一としている。
一方で、電動アシスト自転車にはフレームの左右に白い線が一本入り、電動アシスト自転車であることが一目で分かりやすいよう工夫をしている。
さらに、この電動アシスト自転車は、多くの客に利用してもらうことや、シェアサイクル用として要求される耐久性がより高いことを踏まえ、neuetが独自にシェアサイクル用に開発したものだ。
なお、国家公安委員会の型式認定を既に取得済みで、道路交通法に基づいた電動アシスト基準等を採用している。
電動アシスト自転車と一般軽快車を組み合わせたシェアサイクルサービスは海外ではニューヨーク・サンフランシスコなどに存在するものの国内では珍しく、数千台単位以上での運営を行っているシェアサイクルサービスとしては国内初となる。利用の用途や行き先、荷物の状況などから車体を選ぶことができることで、客の移動の選択肢が拡がることを期待している。
料金体系・今後の展開
チャリチャリの特徴である1分単位の料金体系を電動アシスト自転車においても踏襲し、1分15円(税込)で展開する。なお、ベーシックの料金体系は従来通り1分6円(税込)。
今後は、電動アシスト自転車ご利用動向を踏まえた台数の増加や、2022年度中の名古屋・東京への展開拡大等を具体的に検討していく。
Charichari(チャリチャリ)について
「Charichari(チャリチャリ)」は、スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵をあけ、かんたんに利用できるシェアサイクルサービス。ベーシックは1分6円、電動アシスト自転車は1分15円で利用でき、いつでもどこでも、乗りたいときにすぐ利用できる体験の提供を目指していく。
福岡では2018年2月にサービスを開始し、現在までに約2,500台の自転車と400ヵ所以上の駐輪ポートを展開し、累計600万回以上の利用をされるまでに成長した。
2020年7月15日より名古屋市、2020年9月16日からは東京浅草エリアでもサービスを開始。
1分単位の料金設定や、手軽に使えるアプリ仕様から各エリアにて「ちょっとそこまで」の日常的な移動を中心に利用されている。
▶Charichari(チャリチャリ)https://charichari.bike
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LINK:neuet株式会社