【FULCRUM 新製品情報】FULCRUM ボーダレスなスピード感と驚異的な走破性「RAPID RED CARBON」リリース

FRAME編集部

2021年11月3日

境界を忘れて駆け抜けるタフで軽く、加速するスピード「RAPID RED CARBON」

未だ走ったことのないトレイルやコースを探し、これまで想像出来なかったスピードで駆け抜けたい。こんな願望を持つすべてのライダーの為に、RAPID REDファミリーにフルクラムの最高のテクノロジーを惜しみなく投入した新しいホイールが加わった。グラベル・カーボンリム・ディスクブレーキホイール「RAPID RED CARBON（ラピッドレッドカーボン）」はトップ・レンジで培われた最高のテクノロジーを採用し、優れた反応性と軽量性、そして信頼性を獲得した。
※以下プレスリリースより引用

ワイドリムの特性を活かし大胆なオフセットを施した、S-シェイプ・アシンメトリカル・プロファイル。

S-シェイプ・アシンメトリカル・プロファイルによって最適化されたスポーク・テンションによりバランスが改善。

S-シェイプ・アシンメトリカル・プロファイルのカーボン製リムが生み出す、軽量性と優れた反応性

このテクノロジーは、ホイール両サイドのスポークが形作るディッシュ・アングルの差異を小さくし、スポーク・テンションのバランスを改善します。フロントにはディスクが存在し、リアにはチェーンからトルクが掛かるスプロケットが存在することから、このディッシュ・アングルの違いが生まれますが、最適化されたバランスのおかげで、長期間のパフォーマンス・レベルが保証されます。

更に、ユニークな形状のリム・プロファイルを採用することで、今までの U-シェイプ・プロファイルのものに比べ、剛性が2.5％向上しています。ドリル穴のないブリッジを持つ 2-ウェイ・フィットのリムは、チューブレス・タイヤの性能を最大限に発揮させます。実用的で高い信頼性を持ち、軽量化が可能なこのソリューションは、タイヤの装着時にリム・テープを使用する必要はありません。

鏡面のようなC-ラックス・フィニッシュのリム・ブリッジは、タイヤの装着も非常に容易です。ニップルをマグネットでニップル穴に誘導するシンプルで独創的な Mo-Mag テクノロジー（特許取得）で、ホイールはアッセンブルされています。

ミニ-フック・システムを備えた30mmハイトのリムは、幅広いレンジの空気圧に対応しています（タイヤに指示された空気圧が上限です）。すべてのタイヤ・メーカーがフックレスに対応していないことを考えると、このソリューションによって使用できるタイヤの選択肢は大きく広がります。フックレス・テクノロジーと同じように、ミニ-フックは優れた軽量性、高い剛性を実現し、ハンプのない設計によってタイヤの装着が容易になりました。

また、タイヤはリムのビード・サポート面にぴったりと収まります。正確に設計された25mm のインナー・リム幅は大きなサポート面を持ち、空気圧が低下してもタイヤが急に外れることはなく、安全に走行することができます。#fulcrumfast で確認できるように、美しいデザインとパフォーマンスを兼ね備えた機能的なソリューションが採用されています。一目ですぐに、このダイレクト・インモールド・マット・フィニッシュ（DIMF）に気付くことでしょう。マテリアルと製造工程を刷新し、フルクラムが以前から行っていた光沢仕上げと同じように、モールドから取り出した時点でマット・フィニッシュに仕上げています。

ハイクオリティーなレジンとユニディレクショナル・カーボン・ファイバーを採用し、リムは正確にモールド成形され、ドリルでニップル穴を開ける作業は一切ありません。リムの構造的な剛性は大きく向上しました。

ハブに関しては、最適な重量と完璧なスポークのラジアル・アッセンブルを獲得するために、ストレート・プルのセットアップを選択しました。ニップル穴をダイレクトにモールド成形し、ハブとのパーフェクトなアングルを生み出す S-シェイプ・テクノロジーによって、理想的なアライメントを獲得することができました。

また、カップ＆コーン式ベアリングによって優れた回転性能を発揮し、ガタの調整は簡単に行うことができます。セラミック・ベアリングに交換することで、更にパフォーマンスをアップすることが可能です。

スピードだけではなく、高い信頼性もラピッド・レッドカーボンの大きな特徴です。このホイールが使用される用途から想定できる大きなストレスを完全に理解し、グラベル・バイクが走破するあらゆる過酷なコンディションでテストが繰り返されました。

フルクラム・ホイールが常に体現してきた最高のクオリティー・スタンダードは、こうして獲得されたのです。泥や埃、過酷な天候の影響を受けず、それらは単にアドベンチャーの一要素になります。ラボやテスト・コースで過酷なテストを繰り返した後、2021年9月上旬にゴラフェ砂漠とタベルナス砂漠で行われた“バッドランズ”で最終テストが行われました。このサポートの付かないウルトラサイクリング・グラベル・イベントに8人のライダーがラピッド・レッドカーボンで参加し、16,216mの登りを含む746kmを走破したのです。

その結果、マッティア・デ・マルキ（イナフ・チーム）が総合優勝を、マリオン・ジウニック（ヴォテック・チーム）が女子の優勝を勝ち取りました。フルクラムのラピッド・レッドカーボンは、“ヨーロッパ・メイド”のテクノロジーを備えたトップ・レンジ・モデルを求めるライダーにとって、完璧なソリューションになることでしょう。