スペシャライズド・ジャパンが東京五輪マウンテンバイク競技に出場した山本幸平氏のアンバサダー就任を発表
カリフォルニアのスポーツバイクメーカー、スペシャライズド・ジャパン合同会社(神奈川県厚木市、代表:小松亮)は、2020東京五輪に日本代表として出場したマウンテンバイク・クロスカントリー競技の現アジアチャンピオン、山本幸平氏(「Yamamoto Athlete Farm」代表)とアンバサダー契約を締結した。
4度の五輪出場や10度のアジア選手権優勝など、長年にわたり日本のマウンテンバイクシーンを牽引してきた山本氏と共に、日本及びアジアでのさらなるマウンテンバイクの普及や、世界に通用する若手選手の育成活動を強化していく。
また以前より山本氏が指導していた北林力選手、北林仁選手の2名は今期よりスペシャライズド・ジャパンがサポートする「Athlete Farm SPECIALIZED」の所属として競技活動を行う。
山本幸平氏のアンバサダー契約について
山本氏は引退後のセカンドキャリアとして「Yamamoto Athlete Farm」を設立し、後進の強化・育成のほか、イベントやスクールの開催など、自転車競技の普及のための様々な取り組みを行っている。すでに標高1800mという高地に位置する山荘をトレーニング拠点として整備するためにクラウドファンディングを行い、多くの支援金を獲得。さらにオリジナルコーヒーを販売してその売上げの一部を若手選手の活動資金に充てるなど、既存の枠にとらわれない精力的な活動を展開している。
長年、世界の第一線で活躍してきた山本氏によるこうしたマウンテンバイクの普及活動や後進育成の取り組みは、スペシャライズドが掲げる「Pedaling the planet forward(ペダルをこいで地球を前に進めよう)」と意を共にするものと考えている。
サイクリングを通じて人々の人生をより豊かにするため、スペシャライズド・ジャパンは山本氏を新しいパートナーとして迎え、マウンテンバイクが誰もが気軽に楽しめるスポーツとして日本社会に根付くよう、ローカルトレイルの支援、マウンテンバイクのエクスペリエンスセンターの開設、それぞれの地域に根差したローカルレースの開催サポート等様々な取り組みを共同で行っていく。
山本幸平氏コメント
かつて僕はSpecialized Racing Teamのライダーとして五輪やワールドカップなどを戦いました。優秀なプロダクトと共に印象に残っているのが良い意味での「自由」な社風です。それぞれの分野のプロフェッショナルがそれぞれの目標に向かって邁進し、結果的にチームとして大きな力を発揮する、それが僕のスペシャライズドに対するイメージなんです。革新をためらわず常に世界一にこだわる企業姿勢は、強い選手を育てることはもちろん、より多くの人々にマウンテンバイクの魅力やカッコ良さを知ってもらう上でも重要な資質だと思っています。長い競技生活で培った経験やスキルがスペシャライズド・ジャパンとのパートナーシップによってどのようにアウトプットされるのか、いまからとても楽しみです。
スペシャライズド・ジャパン合同会社代表 小松亮 コメント
マウンテンバイク/マウンテンバイク競技の魅力をより多くの人に知ってもらうためには、次世代を担う青少年やビギナーへのアプローチが欠かせないと思っています。山本氏はキャリアに加えて誰からも好かれる明るいキャラクターと強い気持ちの持ち主なので、スポーツバイクを愛する多様なライダーに向けた取り組みが共にできるのではないかと期待しています。
山本幸平(プロフィール)
マウンテンバイク・クロスカントリー競技のプロライダーとして、国内・アジアでは敵なしの強さを誇り、五輪は4大会連続で出場。東京2020オリンピックでのレースを最後に現役を引退。現在は「YamamotoAthleteFarm」の代表として、自転車イベントややMTBレーシングチームの運営、MTBスクールの開催など、自転車を身近なスポーツとして普及させるため様々な事業を展開している。北海道出身。1985年生まれ。
スペシャライズドについて
アメリカのカルフォルニア州に本社を置くスポーツ自転車ブランド。
「Pedaling the Planet Forward(ペダルをこいで地球を前に進めよう)」を目的に掲げ、サイクリングを通して人々の健康や生活の質を向上させるとともに、環境や社会問題の改善を目指している。
スペシャライズドは、より速く走りたいというライダーのニーズに応えるため、2013年には業界で初めて自社内に自転車専用の風洞実験施設Win Tunnel(ウィントンネル)を建設し、エアロダイナミクスを追求。ツール・ド・フランスなどのワールドツアーで勝利を量産するトップチームにバイクをはじめとする機材を提供している。
特に『S-WORKS(エス・ワークス)』と呼ばれるハイエンドモデルは、プロフェッショナルが実際に使用する最高グレードの製品を意味し、多くの本格的なアマチュアライダーにも支持されている。
技術革新への飽くなき挑戦の姿勢は、「Innovate or Die(革新を、さもなくば死を)」という行動指針にも表れている。
またトップアスリート向けだけではなく世界各国で一般ユーザー向けの幅広いラインアップを展開し、マウンテンバイクやロードバイク、クロスバイク、キッズバイク、e-Bikeなど、トッププロライダーが乗るバイクと同じ技術を活かしたモデルを販売している。
LINK:スペシャライズド・ジャパン合同会社
WRITTEN BYFRAME編集部
FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/