電動自転車の開発・販売を行うアベントゥーライフ株式会社では、電動自転車「WELB WL01」(読み:ウェルビー ダブリューエルゼロワン)について2021年10月22日からクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行予約を行った、付属するスマートロックが注目されている。
※クラウドファンディング期間(終了):2021年10月22日~2022年1月8日
鍵をスマートフォンと連動させることによりスマホアプリで解錠ができる機能で、スマートロック付きの日本モデルの自転車は国内初となっている。スマートフォンで自転車のロックが解錠できることにより、簡単に解錠できるほか、家族や友人と鍵のシェアも行える。
スマートロックとは? 住宅やオフィスで人気
スマートロックとは、スマートフォンなどの端末とBluetoothやWi-Fi通信を使って接続し、端末で施錠・解錠を行うことができる鍵のことだ。住宅やオフィスで利用できるスマートロック製品が相次いで発売された2015年は「スマートロック元年」とも言われ、近年共有オフィスやレンタルスペース、シェアオフィスでの利用として徐々に普及してきている。
一方、自転車のスマートロックはまだ認知度が低く、スマートロックが付属して販売されている自転車は現在国内ではほとんどない。
アベントゥーライフでは、スマートロックを使いスムーズに自転車に乗れるようにすることで、通勤時などに手軽に自転車を使っていただきたいと、一からスマートロックを開発した。安心にもこだわりエンジニアとタッグを組んで独自で開発、国内で製造している。
WELBスマートロックのメリット
- スムーズに解錠可能
WELBのスマホアプリで解錠ボタンをタップするだけで解錠し、すぐに漕ぎ出せる。スマホ解錠のほか、指紋認証での解錠機能も搭載、ハンドル下に指をかざすだけで解錠できる。
- 鍵のシェアができる
友人や家族もスマホアプリを使うことで、時間を指定して鍵の権限をシェアすることが可能。鍵の受け渡しは不要なので「駅まで家族が乗ってきた自転車に乗って家に帰る」というような使い方も。鍵をなくす心配もない。
- ホイールを痛めにくい設計
整備士の経験から、通常の固定式の鍵(馬蹄錠)よりも車輪の軸の部分にて施錠する方が車輪を痛めないと考え設計した。
- 履歴管理ができる
スマートロックを使った履歴が残り、確認することができる。
スマートロックの今後
- メンテナンス依頼に役立てる
WELBのスマートロックには振動のセンサーが付いています。スマートロックのセンサーを使って、出先でパンクしたときやトラブルがあったときに発信し、出張修理を行うなど、「何か異常があったときに助けを求める」機能を開発していきたいと考えている。
- シェアサイクルに利用する
WELBのスマートロックは他社の自転車にも取り付けが可能。将来はさまざまな自転車にスマートロックを付け、その自転車の鍵の権限をシェアすることで、シェアサイクルの普及に役立てたいと考えている。
今後は自転車修理の出張サービスの提供へ
アベントゥーライフでは満員電車など都市部での社会課題の解決の手段として、自転車通勤を提案してきた。コロナによる影響で自転車通勤が見直され人気となっているが、皆に安心して自転車を楽しめるよう、今後は自転車修理の出張修理サービスの拡充に取り組んでいく予定。 WELBのスマートロックはどのような自転車にも取り付け可能なので、スマートロックを取り付けた自転車が手軽に修理を依頼しレスキューに駆け付けられるといったサービスの提供を目指している。今後も自転車の開発だけではなくメンテナンスやアプリ開発にも力を入れ、自由な移動を提供していきたいと考えている。
- クラウドファンディング期間:2021年10月22日~2022年1月8日
会社概要
- 名称:アベントゥーライフ株式会社
- 所在地:東京都世田谷区羽根木1丁目3−2
- 代表取締役:小杉好敬
- 事業内容:電動自転車の開発・販売、自転車関連商材のオンライン販売、自転車修理プラットフォームサービス「サイリペ」の開発
LINK:アベントゥーライフ株式会社