neuet株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:家本 賢太郎、以下「neuet」)は西日本旅客鉄道株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:長谷川 一明、以下「JR西日本」)と連携し、JR西日本博多駅筑紫口にneuetが運営するシェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」の駐輪ポート設置を行った。
neuetはシェアサイクルという公共的な移動手段を担う存在として、福岡、名古屋、東京の各エリアにて地域に寄りそいながらの成長を目指している。
福岡市では2018年2月福岡市でサービスを開始し、これまでに累計700万回以上も利用されている。2018年6月からは「福岡市スマートシェアサイクル実証実験」、2020年4月からは「福岡市スマートシェアサイクル事業」の共同事業者として採択された。2021年8月に東区〜アイランドシティへのサービスエリア拡大したほか、10月からは新たに電動アシスト自転車を導入し、都心部エリアだけでなく広域でより便利に利用されている。
設置の背景と意義
コロナ禍において観光分野が大きな影響を受ける一方で、テレワークの普及等に伴い住む場所や暮らし方の幅が広がっている。また、近年では移動の目的が多様化する中で、移住による「定住人口」や観光に来られる「交流人口」だけではなく、地域と多様に関わる人々を指す「関係人口」という言葉が改めて注目されている。
特に、九州の陸の玄関口である博多駅は、福岡市が進める博多駅周辺の再開発プロジェクトである「博多コネクティッド」計画を中心として交通基盤の拡充が進められており、福岡全域の関係人口増加に向けた軸となる拠点であると考えている。
こうした状況を踏まえ、JR西日本とneuetは、今後徐々に回復を見込む観光のみならず、リモートワークやワーケーションなどコロナ禍を経て拡がる新たなライフスタイルのニーズに対して両社の事業の連携により積極的に対応し、福岡における関係人口増加に向けた取り組みを行うべきであるとの考えが一致した。
さらに、このような取り組みは移動の促進に繋がるだけでなく、地域経済の活性化、人の活発な交流によって起きる新たな産業創出など、地方都市が抱える課題解決にも寄与できるものと期待している。
博多駅を玄関口として山陽新幹線で近畿・中国地方と福岡をつなぐJR西日本と、博多駅に到着した後の移動手段となるチャリチャリが連携することをきっかけに、両社の関係人口拡大に向け、今後も積極的に連携する。
博多駅筑紫口ポート
- 開設日 : 2022年2月28日
- 設置場所 : 博多駅筑紫口そば
- ドック数:32ドック
博多駅から最も近いポートであることから、新幹線を含め、鉄道、地下鉄、バス等既存の公共交通機関との乗り換えが更にスムーズになり、より便利に利用されることを期待している。
Charichari(チャリチャリ)について
「Charichari(チャリチャリ)」は、スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵をあけ、かんたんに利用できるシェアサイクルサービスだ。ベーシックは1分6円、電動アシスト自転車は1分15円で利用でき、いつでもどこでも、乗りたいときにすぐ利用できる体験の提供を目指している。
福岡では2018年2月にサービスを開始し、現在までに約2,500台の自転車と480ヵ所以上の駐輪ポートを展開し、累計700万回以上の利用回数に成長した。
2020年7月15日より名古屋市、2020年9月16日からは東京浅草エリアでもサービスを開始。2022年春からは熊本市での展開を予定している。
今後もさらに、まちの皆の利便性向上、まちの回遊性向上に資するべく、ミッションに掲げる「まちの移動のつぎの習慣」の実現を目指した取り組みをすすめる。
Charichari(チャリチャリ)ではポートオーナーを募集中
店舗やオフィスの軒先・駐車場の一部など、あなたが持っている未活用スペースをチャリチャリのポートとして活用しよう。チャリチャリのポートは、自転車3台程度の小さなスペースから設置できる。普段使われていない場所を、新しい価値として活用しよう。
LINK:neuet株式会社