キャニオンとファビオ・ウィブマー、西窪友海がストリートトライアルバイクの歴史を書き換える:新型スティッチ CFR トライアルを発売

ストリートトライアルにおいて、何が可能かを再定義する。ストリートトライアルのゲームを変える。これは2020年の初め、ファビオ・ウィブマーとの次世代トライアルマシンの開発ミーティングで定義された目標だった。YouTubeフォロワー700万人を誇るこのオーストリア人MTBライダーは、すでに世界中のファンの心を揺さぶるユニークな動画で世界中にセンセーションを巻き起こしていた。しかし、彼は自分の想像心についてこれるバイクを望んでいたのだ。その結果開発された「Canyon スティッチ CFR トライアル」は、ファビオへこれまでにないストリートトライアルバイクを、そして広くコミュニティへ「スティッチ」ファミリーの新モデルをもたらすことになった。そして、革新的なフルカーボン製であることもお忘れなく!

この新しいトライアルマシンの開発は、ファビオがオーストリアの自宅でロックダウンによる”在宅勤務”にインスピレーションを得た動画「Home Office」に登場する、アルミニウム製フレームのプロトタイプから始まった。

ファビオ・ウィブマー「Home Office」のワンシーン Copyright: Canyon Bicycles
ファビオ・ウィブマー「Home Office」のワンシーン Copyright: Canyon Bicycles

これまでのトライアルマシンと言えば普通金属製のフレームだったが、キャニオンの研究開発チームはカーボン工学の専門家であるため、最終的なフレームとフォークは常に金属を超えるものを目指していた。それは軽量かつ高剛性でありながら、ストリートトライアルにつきものの衝撃やクラッシュをものともしない、これまでのカーボンファイバーとは一線を画すものでなければならない。そこで、航空宇宙産業で使用されている極秘素材を採用し、キャニオンのHIT(ハイ・インパクト・テクノロジー)コンポジットが誕生した。この素材は、アルミニウムの競合製品と比較して30%以上の耐久性があることが、広範囲なテストと過酷なフィールドテストにより証明されている。

フルHITコンポジット構造がもたらしたものは、単なる軽量化だけではない。フレームは、市場にあるベンチマークバイクよりも衝撃対し30%も強化されている。Copyright: Canyon Bicycles
フルHITコンポジット構造がもたらしたものは、単なる軽量化だけではない。フレームは、市場にあるベンチマークバイクよりも衝撃対し30%も強化されている。Copyright: Canyon Bicycles

ファビオと同じキャニオンCLLCTV(コレクティブ)に所属する”忍者ライダー”西窪友海はすでに1年近くに渡りプロトタイプの耐久テストを続けており、その期間中には「Canyon スティッチ CFR トライアル」によるユニークな陸上競技の動画も公開している。

西窪友海シグネチャーデザインの「Canyon スティッチ CFR トライアル」。Copyright: Naoki Morita / Canyon Bicycles
西窪友海シグネチャーデザインの「Canyon スティッチ CFR トライアル」。Copyright: Naoki Morita / Canyon Bicycles

キャニオンのHITコンポジットは、強度を高めるだけでなく、重量剛性比を向上させ、バイクの応答性を改善することを可能にした。これにより、ライダーはより高くジャンプし、より長くセッションし、より簡単にトリックを決めることができるマシンとなった。しかし、そのフィーリングは依然として親しみやすいものだ。「スティッチ CFR トライアル」は試行錯誤の末に見出されたジオメトリーを採用しており、ライダーのレベルや体格を問わず、最初のバニーホップから馴染むことができるだろう。

本物のコラボレーション。キャニオンの研究開発チームは、ファビオとキャニオンが2020年に契約するとすぐに、このバイクの開発に取り掛かった。Copyright: Canyon Bicycles
本物のコラボレーション。キャニオンの研究開発チームは、ファビオとキャニオンが2020年に契約するとすぐに、このバイクの開発に取り掛かった。Copyright: Canyon Bicycles

フラッグシップモデルであるCFRのラインアップとして、中途半端は許されない。キャニオン初のストリートトライアルバイクは、これまで見たこともないようなものを目指した。それが、この「スティッチCFRトライアル」だ。コンセプトショーケースからそのまま飛び出してきたかのようなデザインだが、ストリートトライアルコミュニティのファビオや他のライダーたちに、彼らのライディングを次のレベルに引き上げるバイクを渡すことができたと確信している。これは新しい時代なのだ。

「スティッチ CFRトライアル」の市販モデルは、ファビオ・ウィブマーシグネチャーの1サイズ、1種類の完成車仕様で市販される。Continental Air Kingタイヤ、Magura MT7ブレーキ、SQ Labのコクピットやフィニッシングキットなど、ファビオのシグネチャーシリーズをフル装備している。アートワークもまた彼のシグネチャーで「トルクMullet CF Fabio Wibmer」に採用されている、”ショックウェーブ”アートワークで仕上げられている。

SQ Labのコクピット、DT Swiss TR1700ホイール、Magura MT7ブレーキなど、最上級の装備。スティッチCFRトライアルは、箱から出してすぐに乗り出せるスペックだ。Copyright: Canyon Bicycles
SQ Labのコクピット、DT Swiss TR1700ホイール、Magura MT7ブレーキなど、最上級の装備。スティッチCFRトライアルは、箱から出してすぐに乗り出せるスペックだ。Copyright: Canyon Bicycles

Canyon スティッチ CFR トライアルの仕様

  • フレーム・フォーク:STITCHED CFR TRIAL (HIT Composite Construction)
  • ホイール:DT Swiss TR1700 24
  • タイヤ:Continental Air King 24 x 2.35
  • ブレーキ:MAGURA MT7 (F+R 203mmローター)
  • クランク:Truvativ Descendant 6K AL (30T, 165 mm)
  • ギヤレシオ:30t/16t
  • ハンドル:SQLab 30X Trial Fabio Wibmer Edition (730 mm wide / 84 mm rise )
  • ステム:SQLab 80X Trial Fabio Wibmer Edition (90 mm length / 35° rise)
  • サイズ:M(ワンサイズ)
  • 完成車平均重量:9.95 kg
  • 価格:349,000円*

*表示価格について
ドイツから日本への配送料¥21,500 パーツ配送料¥2,100が別途かかる。またキャニオンの購入は、購入者がドイツ・キャニオン社から直接購入し、個人輸入される形態となる。日本の消費税をキャニオン社は領収しないため、表示価格には日本の消費税は含まれない。消費税額は輸入通関時に税関にて個別に決定されるため、事前に税額を案内することはできない。なお、自転車の関税は無税となっている。消費税は購入者が注文品を受け取る際、配達員の方へ現金にて支払いいただく。  

メーカー直販ならではのサイズ診断システムと、返送料0円の30日間試用・返品保証、日本のサービスセンターでの点検修理

パーフェクトポジショニングシステム(PPS)を使用すれば、わずか5分でサイズ診断することができる。長年、日本を含む全世界からのオンラインサイジングで収集したデータを使用しており、信頼できる結果が得られる。サイズ診断の鍵となる身長と股下寸法を入力するだけ。さらに安心して購入いただくために、自転車を注文して受け取りした後でも、商品到着後30日以内であれば返品を受け付けている。そのため万が一、フレームサイズが合わなかったり、実際のカラーが気に入らなかったという時でも、返送料0円で返品することができる。また、購入後のアフターサービスも充実。キャニオン製品に精通したメカニック(自転車技士・自転車安全整備士)により、製品保証に基づいた無償修理だけでなく、オーバーホールや点検整備などの有償メンテナンス、また購入者近隣の持ち込みメンテナンスショップの紹介も行っている。マウンテンバイクならではのFox・Rockshox製品についても国内代理店によるオーバーホールの取次を行っている。

キャニオン公式ストア パーフェクトポジショニングシステム(PPS)について

キャニオン公式ストア 30日間試用・返品保証ページ

キャニオンジャパンサービスセンターでの点検修理、Fox・Rockshox製品など国内代理店によるオーバーホールの取次について

LINK:キャニオン・バイシクルズ

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WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/

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