サイクリストにはお馴染みの乗鞍岳に、飲食と宿泊ができる山小屋「冷泉小屋」が7月1日にオープンする。冷泉小屋は、乗鞍岳の長野県松本市側、乗鞍ヒルクライムのコースで知られる乗鞍エコーラインの中腹に建つ。約15年間閉じていた山小屋は、冷泉小屋再生プロジェクトとして2021年からリノベーションが本格的に始まり、およそ1年半を経てグランドオープンを迎える。
毎年7月から10月まで、多くのサイクリストが楽しむ乗鞍ヒルクライムのコース上にあり、今後サイクリストたちの新たな憩いの場になることが期待されている。
今回の冷泉小屋再生には自転車ジャーナリストのハシケン氏が小屋メンバーとして携わり、小屋のオーナーの村田淳一氏(株式会社REISEN 代表取締役)らとサイクリスト向けの設備やサービスを考案。昨年にはサイクリスト向けのクラウドファンディングを実施し、300名以上の支援を得ながら再生資金を調達していた。
小屋には、サイクルラックやフロアポンプ、工具を常設。2階建ての山小屋の1階は宿泊ルームになり、山のホテルをイメージした快適な空間が用意される。部屋にはサイクルラックが設置され、愛車を持ち込める。また、水温5℃の冷泉を沸かした風呂、Wi-Fi環境も整い、快適な山小屋ステイを約束する。
2階はカフェができるオープンスペースになり、サイクリングの途中に気軽に立ち寄れる。軽食のほかドリンク、補給食なども販売される。サイクリスト向けのクラフトコーラのほか、エコを意識したマイサイクルボトルへの給水サービスも予定している。
7月1日(金)、乗鞍エコーラインの開通日にオープンする冷泉小屋は、サイクリストはじめ、トレイルランナー、そして登山愛好家たちが交わる場所として新たな時代のスタートを切る。現在、宿泊予約も開始され、7月22日〜10月23日までの毎週、金曜・土曜・日曜が宿泊可能日になる。宿泊に関すること、小屋の最新情報は、冷泉小屋再生プロジェクトのFacebookページ、Instagram、Twitterから発信している。
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