アウトドア向けGPSスマートウォッチ「Amazfit T-Rex 2」が極限状態の宇宙・成層圏での性能評価試験に成功

アウトドア向けGPSスマートウォッチメーカーであるZepp Health Corporation(以下、 Zepp Health )は、2022年7月1日(金)に、 「Amazfit T-Rex 2 (アマズフィット ティーレックス ツー) 」の宇宙・成層圏での極限状態を活用した性能評価試験に成功した。

「Amazfit T-Rex 2」は、米国国防総省が定める軍事規格のMIL規格に準拠した15種類の試験をクリアしており、さらにマイナス30℃の低温下での使用や、水深100メートルの水圧に耐える10ATM防水に対応するなど、非常に高い耐久性能を持つアウトドア向けGPSスマートウォッチだ。

今回、通常の地球上での耐久性能の試験だけではなく、より過酷な試験環境を求めた結果、地球上空の高度34.5キロ(宇宙・成層圏)まで、Amazfit T-Rex 2を送り込み、耐久性能の限界に挑戦した。今回の試験は、2022年6月にイギリス宇宙局とイギリス民間航空局による認可を得たうえで、イギリス国内イングランド地方の地方都市シェフィールド市で行いました。「追跡・制御コンピューター」、「撮影機材」、「機材を持ち帰るためのパラシュートシステム」を搭載した軽量の宇宙船を制作し、その中に「Amazfit T-Rex 2」を格納し水素ガスを充填したスペースバルーンを用いて打ち上げた。その後、スペースバルーンは、時速17キロ程度で上昇し、高度34.5キロまで到達後、バルーンが破裂し、最高時速324キロの速度で落下し、その後、機材はパラシュートを使い地上に帰還した。

今回の試験の最大の難関は「温度」だった。宇宙・成層圏では高度が上がるとともに気圧と温度が下がる。Amazfit T-Rex 2を格納した宇宙船は、2時間30分15秒かけて大気圏を上昇していき、最高高度約34.5キロ(※飛行機の巡航高度である約10キロの3倍)の宇宙・成層圏まで到達した。しかしスペースバルーンが上昇するにつれて、強烈な気圧と温度の変化があり、気圧が地上の5分の1である0.2気圧になり、ほぼ真空状態に近い状態になった。さらに温度も-64℃の超低温環境にもなった。

試験中は、デュアルバンドGPSと5つの衛星測位システムの試験のため、ワークアウトモードの「屋外サイクリングモード」を起動し、Amazfit T-Rex 2自体に常に位置データを記録していた。なおAmazfit T-Rex 2には、 スマートウォッチの表面が-10度以下の温度を記録したときに、デバイスが省電力モードに移行する超低温モードがある。ただ、これを有効にするとワークアウトモードが、オフになってしまうため、事前にこの機能はオフにしていた。

独自の遠隔測定システムで宇宙船の状況を確認し、着陸シミュレーションによって事前に落下地点にスタンバイしていた回収チームによって、地球に帰還したAmazfit T-Rex 2は、無事回収された。回収後の検査によって、無傷の状態で、動作していることを確認した。Amazfit T-Rex 2が記録した位置測位情報と一緒に打ち上げた「追跡・制御コンピューター」の数値にずれがないことも確認した。今回の性能評価試験は成功した。

Amazfit T-Rex 2 製品概要

  • メーカー名:Zepp Health Corporation
  • 製品ブランド:Amazfit(日本語読み:アマズフィット)
  • 商品名:Amazfit T-Rex 2 (日本語読み:アマズフィット ティーレックス ツー)
  • カラー:アストロブラック&ゴールド、エンバーブラック、ワイルドグリーン
  • 商品URL:https://www.amazfit.jp/products/amazfit-t-rex-2
  • 発売日:2022年6月24日(金)
  • 税込価格:43,780円
  • 取扱実店舗:ヨドバシカメラ、ビックカメラほか、大手家電量販店および時計専門店等
  • 取扱オンラインショップ:公式オンラインストア各ECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング等)
Amazfit T-Rex 2

アウトドア活動をサポートする4つの新機能

デュアルバンド&5衛星測位対応

同時に2つの衛星電波を利用できるデュアルバンド位置測位システムと5つの衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)に対応。その結果、環境による干渉を効果的に低減させ、アウトドア環境下でも、より正確な測位を実現すること可能。 前回モデルからは、デュアルバンドによる位置測位と衛星測位システムQZSS(みちびき)が追加で搭載している。 ※ GLONASSはデュアルバンド非対応。

-30℃低温操作

-30℃の極寒の地でも操作できるほどタフさを実現。時計本体が寒さに耐えられるだけでなく、より厳しい環境下でも時計の機能を 使い続けることができる。デフォルトではオフになっているため、スマートウォッチから設定して有効にする必要がある。

24日間の持続バッテリー

バッテリー容量が500mAhに増加し、最大持続バッテリーが18日から24日に拡大。

ナビゲーション機能(全5種)

1.リアルタイムトラッキング:旅の進捗を追跡してリアルタイムでウォッチ上に表示。
2.ダイレクトリターンナビゲーション:現在位置からスタート地点までをつなぐ最短の直線をウォッチ上に表示。
3.ルートリターンナビゲーション:辿ってきたルートを戻れるようにナビゲート。
4.ルートインポート:Zeppアプリからルートファイルをインポートし、知人のコースなどを辿ることができる。
5.リアルタイムルートナビゲーション:インポートしたルートをリアルタイムで表示し、ナビゲート。
※ルートインポート、ルートリターンナビゲーション、リアルタイムルートナビゲーションは7月後半のOTAアップデートで搭載予定。

Amazfitについて

Amazfit (日本語読み:アマズフィット)は、 Zepp Health Corporation (日本語読み: ゼップ ヘルス コーポレーション) が、2015年9月から展開しているプレミアムスマートウェアラブルデバイスの独自ブランド。 Amazfitは「Up Your Game」をブランドエッセンスとして掲げている。より多くの人が情熱を持って自由に生き、アクティブな精神を表現できることを目指す。日常からアウトドアスポーツまで使える様々なシリーズのスマートウォッチやバンドのほか、完全ワイヤレスイヤホン、スマートトレッドミル、スマート体組成計、スポーツギアなど、スポーツや健康に関連するスマートハードウェアを提供している。Amazfitは、豊富な製品を通じて、ユーザーに対して様々な用途にあわせたウェアラブルデバイスと使用体験を提供している。現在、Amazfitブランドの製品は、公式オンラインストア、各ECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング等)、大手家電量販店及び時計専門店等の約700店舗にて購入可能。

Zepp Health Corporationについて

Zepp Health Corporationは、 2013年12月に中国でAnhui Huami Information Technologyとして創業されたウェアラブルデバイス・メーカー。 AI チップ、生体認証センサー、データアルゴリズムなどの独自技術のプラットフォームを開発しており、ヘルスケア分野に注力しており消費者向けのスマートヘルス製品や産業向けの分析サービスのラインアップを拡大している。独自ブランドとしてAMAZFITとZEPPの二つのブランドを展開している。 2018年2月にニューヨーク証券取引所(NYSE: ZEPP)へ株式上場をしている。2021年2月25日にHuami Corporationから社名変更した。またIDC社が発表した最新の「Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker」によると、 Amazfitは、2021年度の世界の成人向けスマートウォッチ出荷台数で第5位となった。2014年以降、全世界で2億台以上のスマートウェアラブルデバイスを出荷している。

LINK:Amazfit

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WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/

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