憧れブランドTIME(タイム)から、2023年ラインナップ情報が届きました。最新モデルの注目は、新しくなったALPE D’HUEZ DISC(アルプデュエズディスク)です。フル内装化しスッキリとしたヘッド周りに、鮮やかなクロムカラー。昨年話題になったブランド初のグラベルロードADHXと同じく、バイオベースのダイニーマ繊維を採用。剛性と強度がさらに高められています。
ニューカラーや継続ラインナップ情報とあわせてチェックしましょう!
目次
ニュー・アルプデュエズ! ビビットカラー&強靭な素材でアップデート
タイムが誇る軽量バイクが「アルプデュエズ」です。名前の由来はもちろん、ツール・ド・フランスの景勝地「l’Alpe d’Huez(ラルプデュエズ)」から冠されたもの。軽量・高剛性のクライミングバイクが、最新モデルでより現代的にアップデートしています。
完全内装化されたコックピット
DEDAのフルDCRキットの採用で、ケーブルやブレーキホースが完全に内蔵化される形になりました。クリーンなコックピットで、ハンドル周辺に無駄な空間はなく、よりエアロになっています。
バイオベースのダイニーマファイバーを採用
昨年発表されたブランド初のグラベルロード「ADHX(エーディーエイチエックス)」で採用されたダイニーマファイバーを本作でも使用しています。ダイニーマは超高分子量ポリエチレンで、耐衝撃性、耐引裂強度に優れた強靱な素材です。
いっぽうで、ダイニーマは耐熱性に弱点を抱えるため、一般的なカーボン成形法であるプリプレグ構造のフレームには採用できません。(プリプレグ製法では高温での加熱処理が必要)
ただし、独自の編み込み製法技術を持つタイムは、ダイニーマ素材のリリース直後からテストが可能でした。樹脂の温度が低くても成形が可能な独自工法だからこそ、ダイニーマを採用することができたのです。
ダイニーマ繊維は、同重量のスチールとくらべてなんと15倍もの強度を持ち、水に浮く軽さと、高い弾性を兼ね備えています。
ALPE D’HUEZ フレームセット(ディスクブレーキ)
- 価格:カラーで異なる
- 594,000円(税込)グロスカーボン(V21)、チームレッド(V26)
- 616,000円(税込)レッドクローム(V22)、ピンククローム(V23)、ブルークローム(V24)
- フレーム素材:BCS(編込み)カーボン繊維、ベクトラン繊維、ダイニーマ強化
- サイズ:XS, S, M, L, XL
- フォーク:コラム径Tapered 1–1/8” to 1–1/2” VectranTM Enhanced
- ヘッドセットベアリング径:Top and Bottom: 1–1/2” (with internal routing compression ring)
- ホイールサイズ:700c, ETRTO 38–622
- 最大タイヤ幅:28c (タイヤによっては当てはまらない場合があります。クリアランスを確認してください)
- BB:PF BB386 EVO
- ディスクハブ基準:12x100mm F, 12x142mm R
- スルーアクスル:12x120x1.5mm Pitch F, 12x159x1.5mm Pitch R
- シートポスト径:ø27.2mm
- シートポストクランプ:Proprietary ADH Alloy
- シフティング:Compatible with Electronic Shifting Systems Only
- 前ディレイラー:1X and 2X Compatible
- 後ディレイラー:Standard Mount
- ブレーキ:Front and Rear Flat Mount Disc
- ローターサイズ:Max 160mm with DM Adapter
- 付属品
・DEDA S DCR Headset for Semi & Fully-Integrated Cockpits
・TIME Derailleur Mount Cover (for 1X Drivetrains)
・Front and Rear Thru Axles
・Integrated Seatpost Clamp
・Alloy Bottle Bolts
グラベルバイクのADHXには新色登場
昨年登場したばかりのTIME初のグラベルバイク「ADHX(アルプデュエズ X)」からはNEWカラーが追加されました。グラベルバイクらしい落ち着いたカラーから一転、レーシングバイクらしい配色の「チームレッド」です。
>> ADHXのリリースをあらためてチェックしよう
サイロンやリムブレーキモデルも継続
根強いファンの多いSCYLON DISC(サイロンディスク)も継続してラインナップに残ります。
また1gでも軽量化したいヒルクライマーには嬉しいリムブレーキモデルの継続展開も決まったとのこと。「アルプデュエズ リム」と「サイロン リム」の2モデルが残ります。
(※更新※ リムブレーキモデル生産終了。受注期限:2023年7月16日(日))
LINK: ポディウム