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モンベル寝袋×自転車キャンプの最適解は? ストレッチが効くって本当? 自転車に積んで比べてみた!

モンベル寝袋×自転車キャンプの最適解を探せ!

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アウトドアシーンでバツグンの知名度と人気を誇るモンベル。寝袋は主力商品のひとつです。そしてキャンプ初心者にとって、寝袋は選び方が難しいアイテムの代表格でもありますよね。

今回は「初心者の自転車キャンプ」用途に絞って、「なぜモンベルなのか」「間違いないモデルはどれ?」「コスト重視で選べない?」といった疑問に答えます! 自転車積載イメージもあわせてチェックできますよ。

寝袋は慎重に選びたい→モンベルなら間違いない

春秋は自転車キャンプのベストシーズン。日中はあたたかく、朝晩は少し冷え込むけれど、滝汗をかくシーンもなく一日を通して過ごしやすいですからね。

とくに初級者の自転車キャンプは春と秋が圧倒的におすすめなのですが、夜〜朝方が想像以上に冷えるのもこの季節。日中のあたたかさの雰囲気のままキャンプギアを選ぶと、寒くてなかなか入眠できない、なんてのはよく聞く話。

そこで大事なアイテムといえば? そうです寝袋ですね。

寝袋っていろんなメーカーから、いろんな種類が出ていて、謎の数値や基準設定でわかりにくいギアの代表格じゃないですか?

ここでは定番のモンベルの寝袋に絞り、自転車キャンプに最適なモデルを探してみます。

なぜモンベル?

国内アウトドアブランドの雄、モンベル。キャンプに限らず、登山や、トレランに釣り、自転車本体やサイクルウェアまで、それはもう幅広いカテゴリを網羅しています。

アウトドア関連ならとりあえずモンベルの直営店に行けばなんでもそろうし、何を買っても大きな失敗はないから安心。頼もしきジャパンブランドです。

そんなモンベルの主力商品でもあるのが寝袋。独自構造でとても人気があり、とくに有名な機能はストレッチシステム

たしかによく伸びます。

寝袋の中で両肘をめいっぱい伸ばした図

思いっきりアウトドアを楽しむためにも、就寝スタイルにはガッツリこだわりたい私。他社ですがダウンシュラフ(まぁまぁイイヤツ)、しかも “中であぐらがかける” がウリのものを愛用しています。

高名なモンベル寝袋のストレッチ、「はたしてどれだけのもんや!」と疑心暗鬼でテストしてみましたが、たしかに伸びます。さすがにモジモジ君スーツ的に「大の字ドーン」は難しいですが(寝袋ですからね、基本大の字はできないですよ)、ダウン×マミー型の寝袋でこれだけ伸びれば十分かなといったところ。

それより感心したのは「戻り」です。

先述の愛用シュラフで実感しているのですが、ゆとりがあってストレスなく動けるというのは密着感とトレードオフなのです。自由度が高い=密着感は足りない=ちょっとスースーした感じがあるのが否めないのですが、モンベルのストレッチシステムは、むしろ戻ってくる力こそすばらしい。

ストレッチでグッと伸びたあとの収縮具合が秀逸。肌なじみよくスーッと吸い付くように戻ってくるから、スキマ感がないんですよ。もちろん圧迫するでもなく、暖を逃さず保温に優れているのが実感できます。

>> さらにシームレス構造が保温力UPに貢献!

ただ、ここから大変なのが寝袋。ダウン? 化繊? #3って何? 800って何の数字? ひとつずつ紐解いていきましょう!

自転車キャンプ目線で選ぶモンベル寝袋

めちゃくちゃありますよね。初心者にしてみたら耳慣れない単語やよくわからない数字でイメージがつかみにくいはずなので、ここでは絞ります!「自転車キャンプを始めるなら」のシチュエーションで考えていきますよ。

  1. 真冬や極寒キャンプはしない=快適温度5℃を基準値に
  2. 自転車キャンプ想定=軽くてコンパクトなほどよい
  3. 価格は多少がんばってOK!=3万円台を基準値に

これらに沿って判断していくと、選ばれたのはシームレス ダウンハガー800 #3でした

3万円台を基準にするのは、「軽量」「コンパクト」「真冬以外は使える」の条件をそろえると必然的にこの価格帯になるから。

それでも安さを優先したい場合は、いずれかの条件で目をつぶってもらうことになりますが、その選択肢も提案していくので最後まで読んでくださいね!

自転車キャンプの定番寝袋『シームレス ダウンハガー800 #3』

商品名に特徴が表されていますから、ひとつずつ解説していきます。

『シームレス ダウンハガー800 #3』

  • シームレス:基本的にモンベルの寝袋はシームレスです。いいことだらけなので、これは議論の余地なし!
  • ダウンハガー:ダウン=羽毛ですね。寝袋は大きくわけてダウンと化繊の2種類があります。ダウンのメリットは軽量で暖かい点にあるので、自転車キャンプではダウンを選びたいところ。ただし化繊より値段は高くなります。
  • 800:ダウンのふくらむ力「フィルパワー」の数値です。数字が大きいほど膨らみが大きい=多くの空気を内包できる=暖かい、という図式。700以上は高品質ダウンといえるので、800は十分な数値です。
  • #3:快適使用温度の基準になる値。数字が小さいほど低い温度に対応しています。#3の快適温度は4℃(使用可能温度は-1℃)なので、真冬に使用しないのであれば春秋の冷え込む夜もOKです。

>> ベテラン自転車キャンパーだっておすすめしている!

シームレス ダウンハガー800 #3

重量531g(555g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量
収納サイズ∅13×26cm(3.0L)
適応身長183cmまで対応
快適温度4℃(使用可能温度0℃)
税込価格34,100円

自転車キャンプは積載のサイズ感も重要!本当に化繊はナシ?ドライモデルとの違いは?

というわけで、定番の「シームレス ダウンハガー800 #3」をベースに、自転車積載時のサイズ感や、迷いそうなモデルと比較してみました。

サイズ感を比較

ひとつだけ際立って小さいものがありますね。一番左が「シームレス ダウンハガー800 #3」です。軽量・コンパクトの意味がわかるでしょう?

比較モデルは以下のとおり。

①シームレス ダウンハガー800 #3をベースに、迷いがちなモデルと比較していきますよ。

②ドライシームレスを選ぶ理由がある?

②の「ドライ シームレス ダウンハガー900 #3」はフィルパワーが900、そして防水透湿性素材を使用したハイグレードモデル。「ドライ」の名のとおり、ゴアテックスのアウターシェルで、テント内での結露も心配無用に。ただしお値段もグンとあがって税込5万1150円です。

ダウンハガー800 #3のほうがひとまわり小さいですが、900#3もかなりコンパクトです。

※ハンドル幅:約55cm

とはいえ、ベースモデルの「800 #3」のほうが軽量でコンパクトなんですよね。結露が深刻な雪山登山ならまだしも、自転車キャンプでドライ機能に2万プラスして選ぶ理由はなさそう。

ただ、たとえば軽量化のためにテントはシングルウォール派という自転車キャンパーなら、「結露対策にドライタイプの寝袋」は賢い選択かもしれません。

ドライ シームレス ダウンハガー900 #3

重量557g(582g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量
収納サイズ∅14×28cm(3.8L)
適応身長183cmまで対応
快適温度5℃(使用可能温度1℃)
税込価格51,150円

③化繊は本当にナシ? バロウバッグとの比較

ここからは中綿を使った化繊の寝袋です。羽毛のダウンハガーとくらべて重くてかさばりますが、お値段はグッと抑えられます。(ダウンハガー800 #3の3万4100円に対して、バロウバッグ #5は1万4300円!)

じつは私、自転車キャンプならダウン一択、化繊なぞありえないと思っていたのですが、モンベルのバロウバッグはけっこうコンパクト。これ、いけるんじゃない?

比べるとぐっと大きい感じはしますね。

番手が違うので対応する温度域も違う(#3は4〜-1℃、#5は7〜3℃)のですが、より低い温度域に対応しながらここまでコンパクトな「ダウンハガー 800 #3」はやはり優秀。さすがダウン。

リアラックの写真で見ると高さもありますし、やはりダウンハガーと比べるとけっこう大きいなと感じます。が、積載できなくはないですね! 自転車キャンプを諦めるレベルでは全くないので、

  • キャンプは夏っしょ! 夜中&朝方の肌寒さだけしのげればOK
  • キャリアやバックパックを背負うなど、収容力重視の積載スタイル
  • 少しでもコストを抑えたい!

この条件ならバロウバッグ、いけます!

シームレス バロウバッグ #5

重量786g(814g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量
収納サイズ∅16×32cm(5.7L)
適応身長183cmまで対応
快適温度7℃(使用可能温度3℃)
税込価格14,300円

ちなみにダウンは、水に弱い、お手入れが大変というデメリットもあります。それは同時に化繊のメリットになり、多少濡れても保温力をキープ丸洗いもOKな扱いやすさも化繊の魅力です。

④大きさ&重さは我慢する! 化繊で春夏もいけるものは?

最後に、③シームレス バロウバッグ #5の快適温度7℃ではちょっと不安、でも化繊の安さをとりたい人へ。「夜は長袖パーカを羽織っておきたい」ぐらいの季節も対応するシームレス バロウバッグ #3を紹介しておきましょう。

ダウンハガー800 #3とくらべてしまうとやっぱり大きいですね。

積載してみると③と同様、高さも幅もあります。

ここからは化繊モデルのバロウバッグ同士でくらべてみましょう。

③より暖かくないといけないので、カタログスペックでは大きさも重さも(値段も)若干アップしているのですが、積載してみるとあまり差を感じません。

というわけで、

  • 春夏のちょっと寒い季節もキャンプにいきたい
  • キャリアやバックパックを背負うなど、収容力重視の積載スタイル
  • コストは抑えたい、1万円台で!

という方は、3シーズン対応の化繊シュラフ「シームレス バロウバッグ #3」でOKです。

シームレス バロウバッグ #3

重量933g(963g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量
収納サイズ∅17×34cm(6.8L)
適応身長183cmまで対応
快適温度5℃(使用可能温度0℃)
税込価格16,500円

寝袋はコストをかけてOKなアイテム! よいものを長く使おう

自転車キャンプでつかえるモンベルの寝袋を4つ紹介しました。

最後は化繊のモデルもピックアップしたものの、やっぱり予算を割いて「シームレス ダウンハガー800 #3」を選んでほしいところです。

暑い季節だけでいいと思っていた自転車キャンプも、もしかしたら早春や晩秋といった冬の寒さを感じる季節に行きたいと思うかもしれない。

平地キャンプだけの予定が、少しのぼって高地キャンプをしてみたいと思うかもしれない。

そのときに大きく重いことがメリットになる場面はないはずです。

寝袋はコストと性能がある程度比例するアイテムです。しかも自転車で重要な「軽さ」「コンパクトさ」の性能面で。

モンベルの寝袋で「とりあえず就寝は問題なし!」という安心を買って、自転車キャンプに出かけてみてください。キャンプ沼、はまりますよ。

LINK: mont-bell

B!

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