すでに10月に発表のあったFUJI(フジ)の2024年ラインナップですが、このたび新たに3つのニューモデルが追加されました。中にはフジを代表するグラベルロードのJARI(ジャリ)も! 待望のティアグラモデルが国内展開となり、これからマルチな遊び方をしたい初心者の人にもピッタリです。
予約販売はすでにスタートしています。
フジの注目した3つのキーワード
多様化された現代においては、ひとくちに自転車のトレンドといっても単一ジャンルのみに捉えることはできず、大小さまざまなトピックスが発生しています。
そんな中、今回FUJIが注目したのは、「シングルスピード」、「ATB」、そして「グラベル」というキーワード。そのいずれもが決して新しいジャンルではないものの、ジャンルの発生から時を経て有機的に形を変えながら、この数年で局所的に大小さまざまなトレンドを生み出しています。
この時代背景にインスパイアされ同時期にリリースされるニューモデルは、どこか交わる部分がありながらもそれぞれが個性を際立たせ合う、そんな3台に仕上がっています。
シングルスピードグラベルバイク「ヴェイパー」
ワイドなライザーハンドルを装備したシングルスピードグラベルバイク「ヴェイパー」。
フレームはドロップハンドルへのカスタマイズも想定した汎用性の高いジオメトリーに設定し、シングルスピードには珍しく前後キャリアやギアを装着できるよう各所に豊富なアイレットが設置されています。
標準で装備されるタイヤ幅は、シティライドとグラベルライドの両シチュエーションでのバランスを考慮し700x38Cを装備。一方でフレームのタイヤクリアランスはさらにファットなタイヤを飲み込むポテンシャルを秘めており、最大700x45Cまでを許容。
シングルスピードゆえのカスタマイズの手軽さも相まって、乗り手の好みにあわせてまるで別人のような個性を発揮し、オフロード〜オンロードまでライドシチュエーションの境界線を曖昧に。そのスタイルはさながら「蒸気」のようなマルチパーパスバイクです。
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クラシック26インチATB「アルター」
クラシックスタイルが印象的な26インチATB「アルター」。
ピュアな山遊びを行うために発生したMTB(Mountain Bike)に対し、山岳・市街地の両用を目的とし開発されたATB(All Terrain Bike=全地形型自転車)は、より曖昧な定義のもと、自由度の高い設計やコンセプトが用いられ、特に1980年代後半から1990年代初頭にかけて絶大な人気を誇りました。
そんな時代を席巻した自由なスタイルを、現代のバイクトレンドを汲んで再解釈。ブレーキ方式は機械式のディスクブレーキを採用、ダウンチューブのボトルアイレットは三連化、フォークブレードとシートステーにもアイレットを追加することで、フレームバッグや前後キャリアの取り付けも可能となっており、単なる懐古趣味にはとどまらないディテールに。
推奨最大タイヤサイズは26″x2.3″(26″x1.95″標準装備)、センタースタンド台座も備えており、コミューター〜バイクパッキングまで網羅した拡張性は、まさしくネオクラシックスタイルと呼べる一台です。
街から山まで。全地形を純粋に楽しもうとするマインドセットに、時代は関係ありません。
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アドベンチャーバイク「ジャリ2.1」
FUJIを代表するアドベンチャーバイク、JARI(ジャリ)。日本語の「砂利」からインスパイアされたその名の通り、悪路すら自分のフィールドに変えることができる自転車をイメージし開発され、様々な用途に柔軟に対応出来るマルチパーパスバイクです。2017年のデビュー以来、モデルチェンジを経て完成度を高めている同モデルのTiagra仕様の完成車が数量限定で待望の国内展開。
上位モデルのジャリ 1.5と同様の同じ軽量アルミフレーム/カーボンフォークを採用しながら、メンテナンス性も考慮してテクトロのメカニカルディスクブレーキがスペックインされた、まさにグラベルバイクの初めての一台として間違いのないモデルです。
カラーは Ano Black の1色展開。
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