海外レースの楽しさを満喫!アイアンマン70.3台湾に出場してきました!

11月1日に台湾の南部にあるリゾート地、墾丁(ケンティン)で行われたトライアスロンのレース。アイアンマン70.3とはアイアンマンディスタンスの半分の距離、スイム1.9km、バイク90km、ラン21kmでおこなわれるレースです。

筆者はこのレース二度目の出場になるので今回はツアーではなく個人手配で参加してきました。レースまでの流れと旅の様子もあわせて雰囲気をお伝えしたいと思います。

初日(レース2日前)

今回はLCCのバニラエアを利用。現地に着く時間帯もよく早割りも利用できたので正解でした!

大きな荷物があるので少し早めに新しくできた成田空港第3ターミナルへ向かいます。
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第2ターミナルからの移動、通路はオリンピックを意識してか競技用のトラックのような塗装がされていました。それにしてもキャスターでゴロゴロ移動するには遠い。すでにウォームアップ完了(汗)

※後で気づきましたがターミナル間シャトルバスもあったみたいです。
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飛行機移動はバイクケース選びが大切。特に海外の空港では荷物の扱われ方があやしいのでしっかりしたものを選びましょう。シーコンなら他の荷物も入れられるのでクッションにもなります。
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サイズと重量のオーバーは仕方ありません。エアラインによって基準・料金が違うので予め確認をして微妙な場合は手荷物に振り分けましょう。
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パンク修理用のCO2ボンベが預け入れNGの航空会社があります。貨物室の気圧が下がりタイヤがバーストする場合があるのでタイヤの空気を抜くことも確認されることがあります。手荷物で補給食のジェルなどが機内に持ち込めない場合もあるのでご注意を!
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大きい荷物はチェックインカウンターで対応できない場合があり専用の検査場へ持っていくように指示される場合があります。※受け取りの場合もターンテーブルから出てこないで別のルートから運ばれてくることが多いです。
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高雄空港に到着!オフィシャルバスが満席とのことで事前にホテルで7人乗りのタクシーを手配してもらいました。はじめは大きすぎるのでは?と思いましたがバイクケースと手荷物でちょうどいい広さでした。
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空港から約2時間で大会のメイン会場でもあるYOHOビーチリゾートに到着!チェックイン後バイクケースを部屋に置き急いでパーティーへ。※部屋にバイクを持ち込めない宿泊施設では置き場所を指定されますので盗難対策をお忘れなく!
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WELCOME ALL WORLD ATHLETES の文字にテンション上がってしまいます!!!
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貼りだされているイベントスケジュールで時間と会場を確認。
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ウエルカム・カーボパーティー♪ 選手の入場料はエントリー代に含まれています。ファミリーなど選手以外の人は別途チケットを購入すれば参加できます。
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早速、筆者もカーボローディング。メニューにお国柄が出るのでこれも楽しみ♪
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有力選手を紹介する Meet the Pro. 日本の酒井選手も紹介されていました。
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部屋にもどって忘れ物や欠損のチェックをしながらバイクの組み立てを開始。想定どおりにいかないこともあるので準備は早め早めを心がけましょう!
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2日目(レース前日)

レース前日も朝から関連イベントが目白押しです。
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チビッ子達が主役のアイアンキッズレース。ファミリーで楽しみましょう!
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ホテルの朝食はビュッフェスタイルが主流です内容は毎日同じですが種類が豊富で飽きません。
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朝食が美味しいのは海外のレースでは本当に助かります!NOストレスでレースに挑める環境は大切!
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日本のバイクメーカーCEEPO主催のコース試走会にはエリートも交え約60人が参加しました。
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レースの距離の約半分の40kmを試走しましたレース前日ということもありみんな飛ばし自粛気味。
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ホテルに戻って選手登録会場でゼッケンなど支給品の受取ります。スケジュールを確認して効率よく動きましょう!
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必要書類への記入や支給品の中身を確認します。ボランティアの人達が手際よく案内してくれたので待ち時間なくスムーズに選手登録ができました。
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高雄の外語大の学生達が言語ボランティアで大活躍!アジアだけでなくヨーロッパ系の言語にも対応していました。
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海外レースでは英語があたりまえですが今回は日本語可能なボランティアが多く心強かったです♪
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リストバンドを受け取り登録完了!大会中はこのバンドがID代わりになります。
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ゼッケンその他の支給品を確認。色違いの袋にもそれぞれ意味があります。
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レースのお楽しみのひとつアイアンマンストアとエキスポ会場へ!
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ストアではアイアンマングッズが販売されています。この時とばかりにお土産を買う選手たち。
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筆者も出場選手全員の名前が入ったタオルとTシャツを購入。このレア感がたまりません♪
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エキスポは普段見られないメーカーの商品やメンテナンスサポートが受けられます。
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レース前日は過密スケジュールです。バイクチェックイン会場まで14km自走!
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バイクとヘルメットのチェックをして計測用のタイミングベルトを受取ります。
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自分のゼッケンの場所の確認と簡単なセッティング。最終的なセッティングは当日の朝にします。
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どんなに晴れていても夜のスコール対策に100円ショップの物でいいのでバイクカバーをかけておきましょう!風が強い時はバイクがあおられないように風を通す穴を少しあけておくのがコツ。
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シャトルバスで急いでホテルに戻って競技説明会に参加。今回は日本人選手が約150人いたので特別に日本語での説明会がありました。
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コースコンディション、注意事項の確認トランジッションエリアの動線などが説明されます。
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3日目(レース当日)

レース前の儀式といえば腕にゼッケンのタトゥシール貼り。
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ホテルからスイムのスタート会場まではシャトルバスを利用。移動に時間がかかる場合はできるだけ早めに会場に入って余裕を持って準備をしましょう。
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※レース中の自分の写真はオフィシャルのカメラマンや他の写真業者が撮っているので、専用のWEBサイトから自分のゼッケンを入力して探すこともできます。

会場に着いたらまずはバイクのタイヤの空気圧や補給食の取り付け等のセッティングとバイクシューズ、ヘルメット、ゼッケンベルト等トランジッションをスムーズに行う為の準備をします。トイレを済ませウエットスーツを着てスイムエリアに移動し10分ほどウォーミングアップして陸に上がりスタートを待ちます。

会場に着いた頃は強風でしたがスタートの頃には弱まり波もあまり高くないまずまずのコンデョンになっていました。MCが盛り上げるなかプロの選手が一斉にスタート!その後に我々エイジグループのスタートです。

今回のスイムは自己申告で予想タイム 35分以内、 35~50分以内、51分以上の順に並び7人ずつ3秒間隔でスタートするローリングスタートが採用されました。

時間差のスタートだと適度にバラけるのでバトルにならず気持ちよく泳ぎ始めることができました。筆者は想定タイムどおりでスイムフィニッシュ!バイクトランジッションに向かいます!

レース開始前に主催者から強風でバイクパートが90kmから77kmに短縮になると発表がありましたが、バイクスタートしてみると若干の風はありましたがレースに影響するほどではなくなっていました。
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足を引きずりながら最後のフィニッシュロード!※ちなみにこの写真は先にゴールしたチームメイトに撮ってもらったものです。
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スイムスタートが時間差だった為表示と違います。ネットタイム06:05:26でゴール!
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野戦病院のようなボランティアのマッサージサービス、上手じゃなくてもホントありがたい♪
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配られるビールやドリンクを持ってそのままプールに飛び込みアイシング!
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スタート前に預けた荷物とフィニッシャーTシャツを受け取りホッと一息♪
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アイアンマンボードの前でフィニッシャータオルとお約束の記念撮影!
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栓抜きとしても使える超実用的なフィニッシャーメダル!よく見るとDRINK∞ の文字が!これほどアスリートの気持ちがわかってるメダルは初めてです(笑)
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レースの公式記録が張り出され自分の結果を確認します。世界戦の出場権があるかも…
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ロールダウン会場の熱狂風景。各年代別上位の選手にチャンピオンシップの出場権が与えられます。権利を行使して出場するかはその場で決めなければなりません。権利行使の意思表明がなければ次の順位の人に出場権が繰り越されます。
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チャンピオンシップ出場権の行使が決まったらエントリー手続きをその場でしなければならないのがルールです。年代別上位で対象になりそうな人はパスポートとクレジットカードをお忘れなく!
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アワードパーティー(表彰式)は総合成績と年代別の表彰の後にスポンサー提供のプレゼントがもらえるお楽しみ抽選会で会場は最高潮に盛り上がります!
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またもやガーデンパーティーに参加♪ アスリートは飲んで食べて身体を回復させます!
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レースで内臓が疲れていることはスッカリ忘れてました(笑)これでレースのスケジュールはすべて終了です。
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4日目(レース翌日)

空港までのバイクトランスポーテーションはインターネットで事前予約が必要です選手は手ぶらで空港へ
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アイアンマンストアのたたき売りスタート!欲しいものが残っていればラッキー♪
賢い人はこのタイミングで買い物をします。
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ここからは番外編!旅程を一日延長して楽しみにしていた食い倒れツアーを実施しました。高雄から新幹線で台北に移動します。電車の旅といえば駅弁でしょ♪
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排骨(パーコー)弁当。ボリュームが凄い!食い倒れツアースタートから飛ばし気味(笑)
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台北到着!ホテルにチェックイン後に食べ物の宝庫「夜市」へGO!
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今回の個人的なテーマは台湾の定番!魯肉飯(ルーローハン)巡り
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5日目(最終日)

朝は台北の街中をゆっくりほぐしランで12km!
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気になる場所があったら寄り道。観光も兼ねてゆっくり旅ランもいいものですよ♪
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走った後は事前にチェックしていた地元の食堂で朝ごはん♪
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種類が豊富!いろいろ選んで温めてもらって店内で食べることにしました。
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小龍包待ちの図。朝から食い倒れツアー絶好調です!
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ひとり400円で贅沢な朝食!これで思い残すことなく帰路につけます。
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まとめ

海外レース参戦は敷居が高いように思えますが場所によってはLCCなどをうまく組み合わせると国内のレース2~3回分で十分楽しめます。旅行を兼ねてレースに参加し海外のアスリートや現地のボランティアの人達と交流するといった楽しみ方もありではないでしょうか。

国内のレースでは感じられない異文化を体験することで(ファミリーも巻き込んで)ホビーアスリートの楽しみ方が広がることを願っています。筆者もハマっている海外レースぜひみなさんもエントリーしてみてください。

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WRITTEN BY小山晋(こやま すすむ)

ワイン好きのホビーレーサー。スポーツイベント専門の旅行会社在職中にプロトライアスリートからバイクを譲り受けトライアスロンにはまる。伝説のフレームビルダーAMANDAの千葉氏に師事し自転車の奥深さを教え込まれ現在は3台のバイクを所有。メッセンジャーとして都内を走り回った経験もある。

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