わたしの愛車vol.6 – MBK / RD400-AL
買うつもりはなかったのに営業さんの勢いに負けて購入した、というtsukuyaさんに愛車を紹介してもらいます。
私が愛用しているロードバイクは、自分好みのパーツを組み合わせて作成しました。元々は完成車を少しずつカスタムして乗っていたのですが、ある時行きつけのショップでお会いしたフレームメーカーの営業さんから自社製品のセールスポイントを5時間(!!)にわたって熱く語られ、購入を決意しました。
そのフレームはMBKのRD400-AL 2011モデル
あまり聞き慣れないメーカーですが、過去にはプロレースにもフレームが使われていた年季の入ったメーカーです。同じフランスを本拠地とするコフィディスと言うチームで使われていたので、昔からサイクルレースを見ていた方にとっては少し懐かしく感じるメーカーかも知れません。
フレーム材質にはシリコンマグネシウム合金が使用され、カーボンともアルミとも違う乗り味です。フロントフォークはやたらゴツいカーボンフォークが使用されていますが、これまた見た目通りの剛性なので、ちょっとやそっとの力では曲がりもしません。
フレーム自体もアルミほどではないのですが、レース用カーボンフレーム並みの強度と剛性となっており、固くてしなるものとなっていますが、サイクリング程度の負荷では全くたわみやしなりを感じません。レースで全開スプリントをした時だけちょっとしなるかなと感じる程度です。
このフレームにさらに無駄に硬いフルクラムのレーシングゼロを装着、これは、スポークタイプなのにディスクホイール並みに板を回しているような剛性を持ったホイールで、乗り心地は固いの一言。
ただ、セラミックベアリングと精度の高いリムのおかげで加速も巡行もオールマイティにこなせるのでお気に入りです。
フレームとホイールがかなり硬い物を組み合わせているので、タイヤは乗り心地を優先してチョイスしています。Vittoria CORSA EVO、チューブラーでラテックスチューブを内蔵しているタイヤなのですが、装着すると細かい振動や衝撃がほとんど消えてしまいます。なのに転がりはとても軽く、コーナーリングもしっかりグリップしてくれます。
問題はラテックスチューブなので修理がほぼ不可能という点。1本1万円前後するタイヤなので、パンクしてしまうと全交換になってしまいます。
コンポーネントはSHIMANOのアルテグラ6800系、ペダルだけDURA-ACEのカーボンのものにしています。全部DURA-ACEでも良かったのですが、個人的にアルテグラの方がデザインが好みだったのでこちらにしました。
元々は105を利用していたのですが、11速化も兼ねて交換しました。交換に伴い、レーシングゼロのフリーも11速対応のものに交換しています。
スプロケットは走るレースによって変えていましたが、現在はサイクリングのみしか行っていないので、フロントがコンパクト、リアが12-27とのんびり仕様にしています。
サドルはselle SMP FORMAを使用しています。形状が独特で、カーボンに皮を被せただけととても乗り心地が良い物には見えませんが、座り方が決まると200kmでも内出血する事はありません。多少圧迫痛のような痛みはありますが、翌日には無くなっています。
最近はサイクリング主体でジーンズで乗る事もありますが、50km程度ならレーパンなしでも痛みはありません。
デザインは、バーテープを金色、ヘッドセットスペーサーをベルギーカラーにしています。
バーテープは色々な色見本から選んだのですが、フレームカラーに合わせると良い感じだったのでこれにしました。
ベルギーカラーは、個人的にフランドルやルーベなどのレースが好きだからというだけなのでそこまでこだわっていません。
全体的なイメージとしては軽くて出足の軽いバイクになっています。踏んだ時の力がそのまま無駄なく伝わる事を目指して調整したので、乗り心地はぶっちゃけ最悪です。ただ、進みたい時に進みたいだけするっと加速してくれるので、乗っていて気持ちいいマシンでもあります。
最近はのんびり江ノ島や三浦半島を流していますので、もし見かけたら声をかけていただけると幸いです。
あわせて読みたい!
WRITTEN BYFRAME編集部
FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/