予算30万円で買えるおすすめロードバイク10選
ひと口に「ロードバイク」といっても価格はさまざま。手軽に買える初心者向けのものから、100万円を超えるトップモデルまで各ブランドからリリースされています。ここでは初心者でも手が届く価格でありながら、中級ライダーも満足できるスペックをもつ「30万円」に注目。
この価格帯のロードバイクの特徴とは? 予算30万円がおすすめな理由は? 注目モデルとあわせてしっかり解説していきます。
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目次
- 予算30万円がおすすめな理由
- 予算30万円で手に入るロードバイクの特徴
- 30万円で買えるおすすめバイク10選
- ロングライド向けのお得なパッケージ:キャニオン エンデュレース CF 6
- 新型シマノ・105 12速を搭載:コラテック ドロミテ 105 DISC
- フレームの部位ごとに肉厚を変更し軽さと剛性を両立:キューブ アテイン SL
- アルミ素材でカーボンバイクの乗り味を再現:ブリヂストン アンカー RL6D 105 MODEL
- 軽さに特化したフレーム設計。上りも楽しみたい人に:トレック エモンダ ALR 5
- 上りもロングライドも楽しめるオールラウンド性能:ジャイアント TCR アドバンスド 2 KOM
- “カーボンキラー”の走りを体感したい!:キャノンデール キャド13 ディスク 105
- バランスのとれた設計でロングライドも楽々:スコット スピードスター 10
- トリプルバテッドアルミとシマノ・105 12速を採用!メリダ スクルトゥーラ 400
- Future Shock 3.0搭載の”極上”快適モデル:スペシャライズド ルーベ SL8
- ロードバイクの”目利き”能力が鍛えられるかも
予算30万円がおすすめな理由
ロードバイクとは軽いフレームに細めのタイヤを組み合わせた、スピードや長距離走行を追求するための自転車です。中でも予算30万円で手に入るロードバイクは高品質な素材やパーツを使用しているため、快適な走行性能を味わうことができます。
これよりも低価格な自転車はありますし、もちろんその価格帯の自転車でも軽さや快適さは楽しめます。しかし30万円で購入できるロードバイクは振動吸収性が高かったり、コンポーネントのグレードが高かったり、エントリー用の自転車と比べても、ちょっとイイ感じの快適さを確実に体感できるのです。
「高額バイク」に抵抗がある人にも最適
高額なものは100万円を越えるものもあるロードバイクですが、予算30万円で手に入るロードバイクは中間よりちょっと低めの価格帯になります。そのため初めての1台としても比較的手が届きやすく、しかもエントリーモデルよりも良いパーツが搭載されているため、ベテランライダーでも満足できるモデルも多くラインナップしています。
まさに価格も機能もちょうどいい、そんな感じです。
予算30万円で手に入るロードバイクの特徴
フレーム素材は主にアルミだが、一部にはカーボンも
ロードバイク選びにおいて、フレーム素材は重要なポイントです。あくまで一般論ではありますが、低価格であればアルミやクロモリ素材、高価格であればカーボン素材が使われています(高級なアルミバイクもありますが)。
30万円という価格は真ん中くらいなので、アルミモデルとカーボンモデルが混在している状態です。少し前はこの価格帯でもカーボンモデルが多かったのですが、近ごろのロードバイクの価格高騰により、現在はアルミバイクが多くなりつつあります。
カーボン素材に憧れる人もいると思いますが、技術の進歩によりアルミ素材でもカーボンと同等の乗り心地が体感できるものもあります。素材に固執するよりも、きちんと自分に合ったサイズ、自転車の用途で選んだ方が幸せなロードバイク生活を送ることができますよ。
コンポーネントもミドルグレードを搭載
変速機やブレーキなどのパーツ(コンポーネント)もロードバイクの乗り味を決める大切なものです。30万円で購入できる自転車には、主にシマノ・105というミドルグレードのコンポーネントが搭載されています。「105」はレースでも使用できる耐久性とスムーズな操作性をもつパーツです。上位モデルとも遜色ない操作性のため素直に「あ、イイな」と思えるでしょう。
一部の自転車ではすべて105で統一された「フル105」ではなく、「一部105」にすることで価格を抑えたモデルもあります。さらにここでいう105は電動変速ではなく、機械式変速(ワイヤー式)の105がほとんど。電動(Di2)の105は価格が2倍近くになるため、この価格帯の完成車では搭載が難しいパーツなのです。
グレードアップのベース車としても有効
ミドルグレードのコンポーネントが搭載されていることで、それらのパーツをグレードアップしていく楽しみも味わえるのが予算30万円のバイクの特徴でもあります。一部105をフル105に交換したり、Di2に交換したり(フレームの互換性に注意)、標準装備の105のディレイラーやブレーキをひとつ上のアルテグラにアップグレードしたり、自身のライディングスキルの成長と一緒にパーツも成長させていくことも楽しめます。
ただパーツはグレードアップしても、結局走りや操作のスムーズさを担っているのは定期的なメンテナンスです。チェーンのクリーニングや可動部への注油などを行うことで、数段グレードが上がったような快適さが体感できるはず。好みの自転車を手に入れたらメンテは忘れずに行いましょう!
30万円で買えるおすすめバイク10選
ロングライド向けのお得なパッケージ:キャニオン エンデュレース CF 6
この価格帯ではレアなカーボンフレーム採用モデルです。キャニオンの「エンデュレースシリーズ」に属し、快適性を高めたフレームに シマノ・ティアグラ10速 、油圧ディスクを組み合わせたお得なパッケージ。高額モデルも多数あるキャニオンの中ではエントリーモデルに位置づけられますが、他ブランドと比較するとフレームスペックの高さに驚くはず。
長めのヘッドチューブ、ロングホイールベースというジオメトリーにしたことで、楽な乗車姿勢で乗れて、しかも直進安定性が感じられる長距離ライドに適した走りが体感できます。グレードアップも見据えて、長く楽しめるバイクです。
フレーム素材 | カーボン |
メインコンポーネント | シマノ・ティアグラ |
カラー | Stealth、Slate |
サイズ | 3XS(152cm~160cm)、2XS(160cm~166cm)、XS(166cm~172cm)、S(172cm~178cm)、M(178cm~184cm)、L(184cm~190cm)、XL(190cm~196cm)、2XL(196cm~204cm) |
重量 | 9.18 kg |
税込価格 | 249,000円(配送/梱包料金、VAT、関税は含まず) |
LINK: CANYON
新型シマノ・105 12速を搭載:コラテック ドロミテ 105 DISC
日本人の体形はもちろん、日本国内で使用することを考えて作られた日本向けのオリジナル完成車。販売店にて購入の際にハンドルサイズ、ステム長、バーテープなどの選択が可能なため、より自分にフィットしたバイクが買えます。
またインターナルケーブル仕様のダブルバテッドチューブに扁平形状のシートステーを組み合わせたことで、アルミモデルながら振動吸収性がとても高く快適性を向上させています。またメインコンポーネントにはシマノ・105の12速をセット。さらにリアスプロケットは11-34Tとしたことで、急坂が多い日本のライドシーンにも対応。さらにロードコンディションに左右されない油圧ディスクブレーキ仕様で安心、かつ高いコストパフォーマンスを実現しています。
フレーム素材 | ハイドロフォーミング アルミ |
メインコンポーネント | シマノ・105 |
カラー | BLACK / TURQUOISE、WHITE / BLUE、DARK BROWN / KAHKI、MATT DARK GRAY / ORANGE |
サイズ | 42cm 、46cm、48cm、51cm、54cm |
重量 | ー |
税込価格 | 258,500円 |
LINK: corratec
フレームの部位ごとに肉厚を変更し軽さと剛性を両立:キューブ アテイン SL
長めのヘッドチューブを採用したフレーム設計を用いてゆったり乗れるポジションを実現。主にロングライドなどを楽しむライダーに最適なモデルになっています。
熱処理して強度を高め、部位に応じて肉厚を調節したトリプル・クアドルプルバテッドアルミを採用したキューブ独自のフレーム処理・構造により、軽さと高剛性を実現。さらにフロントフォークにはカーボンを採用することで乗り心地の良さと、ダイレクト感のある走りが体感できます。
「アテイン SL」は油圧ディスク採用の“フル”105なので、かなりコスパの高い完成車といえるでしょう。サイズが「50cm」からということで乗る人を選びますが、サイズが合えば初心者ライダーでもラクにロングライドを楽しめるモデルになっています。
フレーム素材 | アルミ |
メインコンポーネント | シマノ・105 |
カラー | red´n´white |
サイズ | 50cm、53cm、56cm、58cm、60cm |
重量 | 9.6 kg |
税込価格 | 261,360円 |
LINK: CUBE
アルミ素材でカーボンバイクの乗り味を再現:ブリヂストン アンカー RL6D 105 MODEL
ハイエンドモデルのフレーム設計を受け継いだアルミディスクロードモデル。「カーボンの乗り味をアルミで追求」したという言葉通り、アルミのしゃきとした走りに加えて、カーボンの振動吸収性を併せ持った乗り味が特長です。特に細身のシートステイによりしなやかで快適なライドフィーリングを実現しています。
コンディションに関係なく安定した制動力を誇るシマノ・105油圧ディスクブレーキを採用し、天候が変わりやすいロングライドに対応しています。またダウンチューブ下にもボトルケージを装着できるなど、荷物の積載量を増やせるのでバイクパッキングでのロングツーリングを楽しむことが可能。チェーンリング、ディレイラーなどもシマノ・105で統一され、スムーズな操作感も楽しめるコスパの高い完成車に仕上がっています。
フレーム素材 | アルミ |
メインコンポーネント | シマノ・105 |
カラー | キャニオンオレンジ、オーシャンネイビー、フォレストカーキ |
サイズ | 390、440、490、540mm |
重量 | ー |
税込価格 | 264,000円 |
LINK: anchor
軽さに特化したフレーム設計。上りも楽しみたい人に:トレック エモンダ ALR 5
トレックのカテゴリーの中でも「軽さ」に特化したロードバイクのシリーズです。ムダをそぎ落とした細身のフレーム設計は、ハイエンドなカーボンバイク同様のスマートな見た目だけではなく、高い反応性も持ち合わせたハンドリング性能が特長。アルミフレームながら登りは軽く、その安定感により安心して下りコーナーも攻められます。
このフレームに信頼性の高いシマノ・105をセット。またどんな天候でも安定して止まれる油圧ディスクブレーキを組み合わせて制動力をUPさせ、とくに下りの安全性を高めています。ワイヤー関係はフレーム内蔵にすることで、見た目のスッキリ感UPとケーブルの寿命の伸張に一役買っています。
フレーム素材 | アルミ |
メインコンポーネント | シマノ・105 |
カラー | Slate to Trek Black Fade |
サイズ | 47cm、50cm、52cm、54cm、58cm |
重量 | 9.04 kg |
税込価格 | 272,800円 |
LINK: TREK
>> 最新のエモンダALR5は少しだけ予算オーバーだけど、新型シマノ・105(12速)を搭載し、ケーブル類がさらにスッキリ! 将来的に電動化も可能なフレームになりました。
上りもロングライドも楽しめるオールラウンド性能:ジャイアント TCR アドバンスド 2 KOM
上位モデルと同じアドバンスドグレードのカーボンフレームを使用し、エアロダイナミクスに優れたデザインを採用。左右対称のフロントフォークはフルカーボン製で、全体として軽さ、エアロ性能、剛性のバランスのとれた走りが楽しめる一台。
32㎜までのタイヤがチョイスできるフロントフォークのほか、リアカセットはワイドギアレシオの11-34Tをセットして、上りから荒れた路面まで幅広いルートに対応します。コンポーネントにはスムーズな操作性に定評のあるシマノ・105を搭載。さらにブレーキはあらゆるロードコンディションにも適応してくれる油圧ディスクブレーキなので、上りのレースにもロングライドにも最適な万能バイクといえるでしょう。
フレーム素材 | カーボン |
メインコンポーネント | シマノ・105 |
カラー | カーボン、ヘマタイト |
サイズ | 425(XS)、445(S)、470(M)、500(ML)mm |
重量 | 8.3kg |
税込価格 | 275,000円 |
LINK: GIANT
“カーボンキラー”の走りを体感したい!:キャノンデール キャド13 ディスク 105
「アルミのキャノンデール」が生み出した軽量モデル。軽さだけではなく、極限まで空気抵抗を減らしたエアロ性能、振動吸収性を極めたフレームにはシマノ・105をセットし、操作性もアップさせています。
さらにシートステーをシートチューブの低い位置で接合し、30mm幅までの太めのタイヤをセットできる設計にしたほか、剛性も高めることになりバランスの良い走りを実現しています。乗り味はまさにオールラウンド。踏めば進むダイレクト感のある剛性が高いフレームなので、ロングライドはもちろんレースやヒルクライムと幅広い用途で活躍してくれる、まさにオールラウンドな自転車といえるでしょう。「カーボンキラー」の名前通りのアグレッシブな走りが楽しめます。
フレーム素材 | アルミ |
メインコンポーネント | シマノ・105 |
カラー | Candy Red、Matte Black、Smoke Black、Acid Lime |
サイズ | 44、48、51、54、56、58、60 |
重量 | ー |
税込価格 | 286,000円~ |
LINK: cannondale
バランスのとれた設計でロングライドも楽々:スコット スピードスター 10
スコットの入門機種として開発されたスピードスターはモデルチェンジを重ねつつ、代々、剛性と強度を兼ねたバランスの良さを継承してきたモデルです。
シマノ・105の油圧ディスクブレーキを搭載した最新モデルは、ケーブル類を内蔵するフレームを採用。さらにリアフレームのデザインをドロップシートステイ構造にすることで振動吸収性と剛性を高めています。加えてアップライトなエンデュランスジオメトリーを採用したことで、ロングライド性能ももつモデルになっています。重量は10.1kgのため、超軽量とはいきませんが走りの安定感、快適さを体感できる自転車といえるでしょう。
フレーム素材 | アルミ |
メインコンポーネント | シマノ・105 |
カラー | ー |
サイズ | 47(XXS)、49(XS)、52(S)、54(M)、56(L)cm |
重量 | 10.1kg |
税込価格 | 286,000円 |
LINK: SCOTT
トリプルバテッドアルミとシマノ・105 12速を採用!メリダ スクルトゥーラ 400
上位モデル「SCULTURA 700」と同じトリプルバテッドアルミフレームを採用し、剛性と軽さ、さらにエアロ性能をもったバランスのとれた走行性能が特長です。クランク周りから前後ディレイラー、しかもこの価格でディスクブレーキまでシマノ・105を採用した「フル105」のコストパフォーマンスが高い完成車です。
フレームはメリダ本社工場製のため高品質。さらには3SからLまで幅広いサイズ展開があり、ライダーの身長に応じた適切なバイクサイズの選択が可能です。アルミモデルとは思えない振動吸収性の高い上質な走りも堪能できるオールラウンドモデルです。
フレーム素材 | アルミ |
メインコンポーネント | シマノ・105 |
カラー | SILK BLACK(DARK SILVER)、TEAL-BLUE(SILVER-BLUE) |
サイズ | 41(3S)、44(XXS)、47(XS)、50(S)、52(SM)、54(ML)、56(L)cm |
重量 | ー |
税込価格 | 291,500円 |
LINK: MERIDA
Future Shock 3.0搭載の”極上”快適モデル:スペシャライズド ルーベ SL8
スペシャライズドがリリースするミドルグレードの快適系バイクです。独自設計の機能「フューチャー ショック 3.0」のほか、たわみと剛性をバランスした「パヴェ シートポスト」、最大で40mm幅のタイヤを履けるクリアランスを備えて、ひび割れの多い舗装路はもちろん、軽めのグラベルなら十分に対応します。
またこの価格帯でカーボンフレームを採用し、腕、肩などへの負担が少なく、しかも剛性感のある設計のためレースでも使いたくなる走破性をもっています。コンポーネントは油圧ディスクブレーキを搭載した、シマノ・ティアグラを採用。11‐34Tのカセットをセットしたことで上りもスムーズにこなせるオールラウンドなバイクに仕上がっています。
フレーム素材 | カーボン |
メインコンポーネント | シマノ・ティアグラ |
カラー | モーニングミスト/スモーク |
サイズ | 44、49、52、54、56、58 |
重量 | ー |
税込価格 | 297,000円 |
LINK: SPECIALIZED
ロードバイクの”目利き”能力が鍛えられるかも
30万円という価格帯はほかの価格帯に比べて、いろいろなフレーム素材、コンポーネントが混在しているため、じつは選び方が難しいともいえます。良いパーツを重視するのか、フレーム素材を重視するのか、どんな使い方をするのか決めてから選びましょう。
色々と悩みながら運命の一台と出会うのもロードバイクの楽しみのひとつ。悩みながら目利き能力が鍛えられるのもこの30万円バイクの特徴かもしれませんね。
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