自転車系スタートアップが行動規範を作ってみた
株式会社自転車創業のUGです。2015年6月に当社で作成した行動規範を公開します。
目次
- 行動規範を作った背景
- どのようにして作ったか?
- 行動規範9箇条
- 1.Be cyclist-oriented / 自転車乗りの声を聞こう
- 2.Focus on the value ! / 最短経路をとれ!
- 3.Achieve your goal / マジでやりきる
- 4.Attack from the peloton / 先頭集団で満足するな
- 5.Faster Cadence ! / ケイデンスを上げていこう。
- 6.Push pedals by yourself / 他の誰でもなく、自分自身でペダルを漕ぎ続けよう
- 7.Diversity and Inclusion / 積極的に多様性を尊重しよう
- 8.Sprint Train ! / 勝利に向けてトレインを組め
- 9.Be ethical / 自転車は紳士的なスポーツだ
- 終わりに
行動規範を作った背景
そもそも行動規範を作った背景は、チームとして活動していく上で意思決定のベースとなる基準を言語化することで、コミュニケーションエラー・ロスを最小化しておきたかったためです。
そういうわけで、チームとしての行動規範をまとめることにしました。
どのようにして作ったか?
まず、行動規範を作る日を1日確保しました。そして、「こういう言葉・信条を大事にしたい」と思うものを各自事前に出しておき、それを元に共通項でくくっていきました。
顧客中心、価値の提供、実行、スピード、主体性、倫理などたくさんのキーワードが出てきました。ここで一旦落ち着くために、他社の行動規範の事例を見てみました。スターバックス、Facebook、Google、37signals、リクルートなど。
そして上記企業の行動規範に共通するものを見ていき、最終的にメッセージに落としていきました。
行動規範9箇条
では、行動規範9箇条を見ていきます。
1.Be cyclist-oriented / 自転車乗りの声を聞こう
正しい方向に進んでいるだろうか。思い込みで前に進めば、どれだけペダルを漕いでも目指すべきところには辿りつけない。自転車乗りの声に耳を傾け、顧客中心で価値を提供しよう。
2.Focus on the value ! / 最短経路をとれ!
私たちは、価値を届けるためのメッセンジャーだ。それぞれがプロフェッショナリズムを持ち、価値を届けるためにフォーカスし、まっすぐに顧客のもとへ向かおう。
3.Achieve your goal / マジでやりきる
できないことはない。自分自身で限界ををつくらず、ゴールラインに向かって常にどうやったらできるかを考え、与えられた中で、本気でやれると信じ、やりきる。そして、とにかく実行し、完璧を目指すよりまず終わらせる。量が質を凌駕することもある。気合は最後のスプリント勝負までとっておこう。
4.Attack from the peloton / 先頭集団で満足するな
ベンチャーの存在意義は、挑戦することだ。リスクのないことをするのはただの作業でしかないし、私たちの仕事ではない。つまらない常識にとらわれる必要も、失敗を恐れる必要もない。先頭集団にいることで満足しない。アタックを仕掛けよう。
5.Faster Cadence ! / ケイデンスを上げていこう。
ゴールに到達する為には、プロセスをたくさん回していく必要がある。ペダルに力を込めスピードを上げ、しゃかりきにこいでいこう!
6.Push pedals by yourself / 他の誰でもなく、自分自身でペダルを漕ぎ続けよう
様々な企業がある中で、ベンチャーにジョインしている以上、指示待ち人間はいらない。自分はどうしたいか?という強い意志が必要。僕たちが踏んでいるのは、アクセルではなくペダル。誰でもなく自分の力で漕ぎ続ける必要があり、漕ぎ続けれればどこだって行ける。
7.Diversity and Inclusion / 積極的に多様性を尊重しよう
メンバーはそれぞれの持てる力をフルに発揮して組織に貢献できるよう各自が意識しよう。型にハマることなんてしなくていい。違いを強さに変えてゆけ。チームのパフォーマンスは、各自のパフォーマンスの結晶だ。
8.Sprint Train ! / 勝利に向けてトレインを組め
サイクルロードレースはチームプレイ。スプリンター、クライマー、メカニック、いろんなタイプのメンバーがいて、チームの勝利に向けてチーム全体としてのサポートを前提とした運営をする。メンバーでトレインを組みエースをしっかりサポートする。そして、エースは必ず勝利をものにしよう。
9.Be ethical / 自転車は紳士的なスポーツだ
倫理観を持ち続け、レースでライバルの邪魔をして蹴落とすことはしない。正々堂々戦うのが道義。先義後利の精神を忘れず、企業としてあるべき道を進もう。
以上9つ、見ての通り自転車を何かしら絡めた内容になっています。自転車関連企業を経営している皆さま、ぜひ参考にしてみてください。
終わりに
以上、当社の行動規範紹介でした!9つの中で刺さった規範があったらぜひ教えて下さい。
では!See you next time!