ということで自転車の購入時期に関する記事を書きます。
株式会社自転車創業という会社をやっているせいか、ここ最近、自転車の購入に関する相談を非常に多く受けます。あくまで僕たちの事業は「駐輪場」と「自転車保険」であって、自転車販売ではないんですけどもw、せっかくの機会なので。
自転車の購入時期と値段について
さて今回の記事は「格安」で購入するということに主眼があって、「どの自転車を買えばいいの?」などそれ以外のポイントは一旦無視した内容です。
また詳細は後述しますが、「格安」を重きに置きすぎると、そもそも欲しい自転車がもう在庫切れといったケースによって購入できない場合があることも予めお伝えしておきます。
加えて僕は自転車メーカー、代理店、販売いずれの出身者でもないため、ここに書いてあることは素人目線で間違えている内容も多少ある可能性があることを予めご了承下さい。
ただ意外と「時期」と「値段」に相関性があることって知られていないんじゃないかなーと思いまして、今回の記事を書かせて頂いています。
結論は既にタイトルで書いてしまっているとおりです。
格安で買いたいなら、7月以降がおすすめです。
自転車業界の年間スケジュール
背景としては、自転車業界のスケジュールにあります。
若干の差異はあると思いますが、概ね以下の通りだと思います。
- 3月〜8月くらい
レースシーズン。毎年7月に開催される世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」は、次年度モデルのプロモーションを兼ねていたりする。
- 8月〜11月
次年度の自転車モデルの発表。毎年11月に開催されている日本最大の自転車イベント「サイクルモード」で出揃うイメージ。
(サイクルモードは自動車業界でいうところの東京モーターショーと同じ位置づけというと分かりやすいと思います。)
- 11月〜年明け
次年度モデルの店頭入荷。ただしメーカー、ブランドによっては、2−4月頃の場合も。
次年度モデルが発表される8月〜11月より前に、前年度モデルは型落ちモデルという扱いになります。またその扱いが始まる時期というのは、販売店などにもよりますが、いわゆる夏のボーナス商戦あたりの7月ごろが多い印象です。
実際に価格.comで2013年モデルの価格推移を見てみました。
ビアンキのINFINITO 105 10SP COMPACTという車種の2013年モデルですが、
見事に去年の7月頃より価格下落し始めている事がわかります。
(厳密に言えば、2014年4月に最安値となっていますが、この時期まで必ずしも在庫が残っているケースは稀です。)
かくいう私も4年前の2010年に本格的な自転車を格安で購入しようと考え、
この時期と値段の相関性について知って、8月頃にMAJIのシングルスピードの型落ちモデルを定価の2割引きくらいで購入できた記憶があります。
売り切れに注意!
ただ冒頭で少し触れたとおりですが、「格安」を重きに置きすぎると、欲しい自転車が店頭でもメーカーでも在庫切れになっている可能性があることにご注意下さい。当たり前の話ですが、人気車種は在庫処分される必要なく売り切れていますし、あなたがセール品として狙っている製品は他の人も狙っていると思いますので。特に自転車はサイズが体型と合っていないと、快適とは程遠い乗り心地となってしまいます。
初めてのロードバイク購入については、「ロードバイク購入検討者必見!ロードバイク購入の流れをまとめてみた」も参考にしてみてください。