自転車からワクワクをひろげよう

  1. ホーム
  2. ライフスタイル
  3. 1日に1人以上が自転車事故で死亡…統計から自転車事故を考える

1日に1人以上が自転車事故で死亡…統計から自転車事故を考える

あわせて読みたい!
こちらの記事もチェック!

歩いていくには遠い距離での移動や、近くに買い物に出かけるときなどは自転車に乗って出かける人も多いでしょう。免許もいらず気軽に乗れて便利な自転車ですが、自転車事故の発生率がどのくらいかご存知でしょうか?

気軽に乗れる自転車も、実は事故の発生率が高い乗り物です。では統計から自転車事故の発生状況を見てみましょう。

自転車事故件数は?

警視庁が発表している平成26年の自転車事故の発生件数は、全国でおよそ11万件でした。年々減ってきてはいますが、それでも全国で1日に300件ほどの自転車事故が起きている計算になります。これは全ての交通事故の20パーセントにあたる数字で、自転車事故の発生率が決して低くないことを示しています。(下表)

自転車事故の推移(平成26年12月末)

また自転車事故による負傷者は、平成26年はおよそ10万7,000千人、自転車事故により死亡した人も540人いました。1日に1人以上が自転車事故で亡くなっているという計算です。どちらも全交通事故の中で1割以上を占める数字です。(下表)

自転車事故の推移(平成26年12月末)

東京都内での自転車事故件数・割合

自転車事故は特に東京都内で多く、ほかの道府県と比べても全交通事故中の自転車事故の割合が高くなっています。東京都内での自転車事故の発生件数は、平成26年におよそ1万3,000件ありました。これは東京都内で発生した交通事故の3割以上を占める数字です。(下表)

自転車事故の推移(平成26年12月末)

また自転車事故による負傷者や死者も多く、平成26年の統計では負傷者はおよそ1万2,000人、死者は38名います。どちらも東京都内で発生した交通事故の2割以上を占めており、都内での自転車事故の発生率がいかに高いかがわかります。(下表)

自転車事故の推移(平成26年12月末)

都内で発生した自転車による死亡事故では、相手が貨物車である割合が高いです。事故の発生場所は交差点で、相互の出会い頭で事故に遭うというパターンが半数ほどです。また安全の不確認で事故を起こす場合も少なくありません。(下表)

さらに自転車による死亡事故が発生した時間帯を見ると、7割以上は6時から18時までの日中です。夕方の時間帯も発生件数が多く、18時以降になると発生件数が減少しています。(下表)

自転車乗用中死亡事故の特徴(平成26年中)

年代別自転車事故件数・割合

自転車事故の発生件数を年代別に見てみると、全国的に65歳以上の高齢者が事故を起こす割合が高くなっています。発生件数は2万件ほどで、全自転車事故のおよそ18パーセントを占めています。次に自転車事故が多いのは15歳以下の子供で、発生件数はおよそ1万8,000件です。これは全自転車事故の16パーセントほどの比率です。次いで16歳から19歳の事故で、およそ1万6,000件、全ての自転車事故に占める割合は15パーセントほどです。(下表)

自転車乗用中死亡事故の特徴(平成26年中)

東京都内でも高齢者の自転車事故の発生率は、およそ15パーセントと高いです。都内で起きた自転車事故の死亡者数38名のうち、16名は65歳以上の高齢者となっています。ただし東京都内では高齢者よりも20代から40代の働き盛りの年代が起こす自転車事故が多く、半数以上を占めています。(下表)

自転車事故の推移(平成26年12月末)

自転車事故に備えるには自転車保険を


こうした自転車事故に備えるには自転車保険が最適です。自転車保険は自転車事故を起こしたときの怪我や賠償に備えるための保険です。自分の怪我の場合の入院・通院の補償を重視した自転車保険は下のページを参考にしてみてください。

本人向け・入院や通院の補償を重視!おすすめの自転車保険

事故の場合に心配なのは、相手に怪我をさせてしまった場合です。自分は軽傷で済んだとしても、ぶつかった相手が高齢者だったり打ち所が悪かったりした場合、死亡したり、後遺障害をもたらしたりする場合があります。そうなったときに自己資金だけで相手に対する賠償を賄うことは難しいです。自転車に乗ることが多い人は、こうしたリスクを考えて自転車保険への加入を検討するようにしましょう。

個人賠償が集めの自転車保険はこちらを参考にしてみてください。
本人向け・個人賠償の保険金額重視!おすすめの自転車保険

おわりに

「自転車で大きな事故なんて起きない」と考えている人もいるでしょう。しかし上記の統計データからわかるように、自転車事故は死亡者が出ることもある大きな事故です。しっかり備えておくに越したことはありません。

B!

あわせて読みたい!

関連記事を読む

広告を表示できません。

最新記事を読む 同じカテゴリーの記事を読む
モバイルバージョンを終了