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食事・栄養のことを考える自転車乗り必見!プロチーム専属シェフの料理本「THE GRAND TOUR COOKBOOK」を要チェック

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(当記事はkogfumの転載記事です)

ロードバイクは健康やダイエットにも向いているということで、健康目的で乗られている方も多いかと思います。健康目的の方はきっと食事も気にされていますよね。

「THE GRAND TOUR COOKBOOK」はUCIプロチームのティンコフ・サクソ(TINKOFF-SAXO)の専属シェフであるハンナ・グラントさん(Hannah Grant)のレシピ料理本です。
ロードバイクのプロレースの世界でもチーム専属のシェフが選手の食事栄養バランスをコントロールすることでしっかりと体調をサポートしているんですね。

ヘルシーで栄養価の高い献立

数あるスポーツプロ選手の中でもロードバイクの選手はウェイトコントロールとカロリー摂取が大変だそうです。
昔ながらの山盛りの素パスタというメニューではカロリーは取れても栄養面で無理があるようで、一時期からチームで専属のシェフを雇う流れがあったそうです。著者のハンナ・グラントさんがティンコフ・サクソに所属してからは安全な食材と野菜中心のメニューを心がけていったそうです。

「THE GRAND TOUR COOKBOOK」ではヘルシーな料理の原則として以下のことをあげています。

  • More fruit and vegetables(もっと果物と野菜を)
  • More healthy fat(もっと健康的な脂質を)
  • More protein(もっとタンパク質を)
  • Less starch and sugar(デンプンと砂糖を少なく)

それにくわえオーガニックな食材を選ぶことや、糖質の取り方についても書かれています。
選手は毎朝レースの三時間前には糖質の吸収が遅めとされるグレインブレッドなどを食べていて、レース中は吸収の早い食べ物、チョコバーやエナジージェルなどでエネルギーを補給しているとのこと。

レシピは簡単にできるものが多いので気軽に試せそうなところもいいですね。

全21ステージ、休息日二日の章立て

本の構成はグランツールのステージのように21ステージ、休息日二日の合計23章となっています。
ロードレース好きにはこういう遊び心がぐっときますね。

各ステージにレシピが4〜8個くらいのっています。軽いサラダからチキン料理などのメイン料理まで章ごとにしっかりとした献立となっています。たまにデザートの入っているステージも。

またレシピにはグルテンフリー、乳製品フリー、ナットフリー(ピーナッツなどのナッツ類無し)の表記もあるのでアレルギーのある人にも安心です。

著者のハンナ・グラントさんは日本食にも影響を受けているそうで、時折日本料理のアレンジメニューも入っています。
休息日の章に刺身と焼き鳥らしきものがあったりするのがおもしろい。

本の最後の方にはレースの補給食でよく見かけるライスケーキのレシピや、朝食用のオートミールのレシピ、ドレッシングやソース、ブレッドやデザートのレシピといった項目も用意されています。

ただ、ちょっとだけ残念だったのはカロリー表示がないところ。
だいたいどのくらいかは調べればわかりますが、あるとなおよかったなぁ。

レース志向のロードレーサー達必見。ティンコフ・サクソの選手への食事に関するインタビュー集

ただヘルシーなレシピが載っているだけではないのがこの「THE GRAND TOUR COOKBOOK」のすごいところ。
ティンコフ・サクソ所属の選手達のインタビューが掲載されています。
アルベルトコンタドールやペーターサガンなどがどのように食事に気をつけているかを垣間みられるインタビューとなっています。
レース志向のロードレーサーの方には食事の取り方の参考になるものが多いと思います。

まとめ

食事は運動と同じで一日一日ではあまり差がないですが、ある程度時間が経つと気がつくんですよね。あれなんか体が重いぞって。
日頃のスポーツとして楽しむために自転車に乗っている人にはロード選手のようなストイックな食事制限は必要ないとは思いますが、健康的な食事をすることでより一層自転車を楽しめるならぜひ取り入れたい習慣ですね。

via:Hannah Grant Cooking

・オリジナル記事
ロードバイク乗りの食事・栄養管理の参考にプロチーム専属シェフの料理本「THE GRAND TOUR COOKBOOK」が素敵すぎる。kogfum

B!

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