自分の力で、どこまでも行けるスポーツ数多くある入門用ロードバイク。いざ始めようと思っても、どれを選んでよいのかわかりません。そんなあなたに、今回はキャノンデールCAAD8をご紹介致します。
最近では、週末にロードバイクを楽しむ方が、増えてきています。都市部のサイクリングロードでは、朝早くからサイクリストが列をなして走っています。
そんな光景を見て、自分も走ってみようと思われた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
実際にしっかりとポジションが出て、それなりのバイクであれば、かなりの遠出が可能です。ジョギングやウォーキングでは、考えられないほど、自分の力だけで遠くへ行けます。
健康の為や、週末に少し乗ってみようと思って始めた方が、やがては競技の世界に足を踏み入れたり、ロングライドという可能な範囲でのアドベンチャーに、のめりこんでいく魅力が、ロードバイクにはあるのです。
バイク選び
そんな魅力溢れるロードバイクは、各社から入門用が発売されています。上位モデルとの違いは、下位グレードのパーツを使用して、価格を抑えています。
さらに、フレームの専用設計により、アップライトポジションをだしやすくなっていたりと、ビギナーにとって、やさしい仕上がりになっているものが多いです。
昨今のフレーム素材は、カーボンが絶対的地位を築いています。レースマシンは、カーボン以外は考えられないといっても過言ではありません。
しかし、下位モデルまでカーボンバイクが主流になっていて、個性が失われているという状況でもあります。
A社とB社のロードバイクを比べた時に、カラーリングは違うけど形が似ているということは少なくありません。
それは、金型で作られるカーボンバイクの特徴でしょう。
今でこそ、キャノンデールはカーボンバイクをリリースしていますが、アルミバイクをもっとも得意とするメーカーなのです。
レース界に最後まで、アルミバイクを提供し続けていたのもキャノンデールです。そうアルミバイクはキャノンデールのアイデンティティと言っても過言ではないのです。
金属フレームの魅力
キャノンデールCAAD8は、入門用と位置付けながら非常にハイスペックな性能を持っています。非常に滑らかな溶接痕処理は、見る者を釘付けにします。
チェーンステーは、ねじれに対する対策と軽量化を両立させた結果、左右非対称の設計になっています。生産効率が落ちてしまうにも関わらず、この設計を採用しているということから、キャノンデールの熱意を感じられます。
SAVEステーという美しいベンド加工が施された、シートステーが横方向の剛性確保と振動吸収を、これもまた両立させています。
非常にレーシーな、設計でありつつヘッドチューブは、上位モデルよりも15㎜長くしていて、アップライトなポジションを可能にしています。
ヘッドチューブが長くなくても、フォークのコラムが長ければ、ハンドルを高くすることは出来ますが、ヘッド周りの剛性低下や、スペーサーをいくつも入れることで、大事なルックスを悪くしてしまいます。
キャノンデールCAAD8なら、剛性やルックスを守りつつ、ビギナーにやさしいポジションを確保できます。
長く付き合える金属フレーム
カーボン全盛期ではありますが、やはり耐久性は金属フレームに軍配が上がるでしょう。
基本的にカーボンフレームは、修正や修理が効きません。修理が効かないので、一回のクラッシュでも、致命的な損傷になってしまう可能性があります。
しかし金属フレームは、可能な範囲で修正が効きます。キャノンデールCAAD8は、入門用ということで価格は抑えられていますが、それでも、自転車に出す金額としては、決して安いものではありません。
それゆえ正しいメンテナンスを施し、長く乗り続けていきたいものです。更に安価で同じような形をしたものはありますが、安物買いの銭失いになってしまっては、元も子もありません。
「長く付き合う」「スポーツバイクを心から楽しむ」という観点から考えると、キャノンデールCAAD8は、最適なロードバイクと言えるでしょう。
LINK : キャノンデール公式サイト