【2021年10月更新】皆さんは運動やトレーニングの際に心拍計を利用していますか? 心拍計を用いることで運動の強度を調整することができたり、より正確な運動のデータを分析することができます。心拍計とはなんぞや?という人からさらなるレベルアップを求める人まで、後悔しない心拍計選びをサポートします!
目次
心拍計とは
心拍計とは、その名の通り心拍数を測定する機器のこと。ハートレートセンサーともいわれます。心拍数とは1分間の心臓の鼓動の回数のことで、bpmという単位で表されます。
あいみょんの『君はロックを聴かない』に「(君にドキドキしすぎて)僕の心臓のbpmは190になったぞ」という歌詞がありますが、一般的に安静時のbpmは60が目安とされているので、かなりバクバクな状態であることがわかりますね。
心拍数を高く維持できればできるほど多くの酸素を循環させることができるため、パフォーマンスを引き出すことができるわけですが、実は最大心拍数は年齢が上がるにつれて減少します。おおよそ「220ー年齢」と言われていますが、トレーニングによって鍛えることも可能です。
心拍計の種類
心拍計はその形状で大きく2種類に分けることができます。どちらも多くの場合、スマートフォンと接続してデータを分析することが可能です。
①胸バンド型
胸にセンサーのついたバンドを巻きつけて心拍数を測定します。心臓に近い位置に装着するため、より正確なデータを取得できます。センサーだけでは心拍数を表示できないので、対応するサイクルコンピューターを所持している必要がありますが、一定グレード以上のモデルであれば大抵は対応しています。
サイクルコンピューターには様々な情報を表示することができ、心拍数を表示させるとリアルタイムで自分の体にどの程度の負荷がかかっているか分かるため、プロ選手は必ずと言っていいほどセンサーを着用しています。
ヒルクライムで速くなりたい!効率よくトレーニングしたいというあなたにオススメ。
>> ロードバイクに乗るなら持っていて損はなし。サイコンもチェックしておこう。
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②腕時計型(スマートウォッチ)
近年多くの人が着用しているスマートウォッチも心拍計としての役割を持っています。スマートウォッチはセンサーとディスプレイが一体となっているため、ウォッチ単体で使用することが可能です。普段使いからランニング、スイミングといったロードバイク以外のアクティビティにも活用できることが最大の魅力。
ロードバイクで使用する場合、走行中にチラチラと腕を確認することになるため注意が必要ですが、単にデータとして残しておきたい場合はこちらで十分だと思います。心拍数だけでなく、走行データを記録できるモデルも多く発売されています。
愛用者に聞いた「こんなふうに心拍計を使っています」
主にヒルクライムレースで使用しています。計算上の最大心拍数は174bpmなので、これを目安に150~160bpm台になったらギアを少し重くしてケイデンスを落としたり、短く浅くなっている呼吸をなるべくゆっくりにするなど、心拍を下げるようにしながら走ります。ヒルクライムはペース配分が大事なので、とても役立っています。
普段のサイクリングでは、平地では心拍数が低いからもう少し負荷を上げて頑張らなきゃ!とか、坂では170bpm台まで上がったらちょっとペース落とそうかなとか、そういった使い方をしています。
自分がキツいと感じるときはどのくらいの心拍数なのか、普段から把握しておけば長距離サイクリングのペース配分にも役立ちます。
ライター:佐渡 蓮太郎
オススメ心拍計6選!
今回は①の胸バンド型に焦点を当てて紹介していきたいと思います!
※腕時計型(スマートウォッチ)についても近日公開予定。
オススメの心拍計をメーカごとにピックアップしました。予算や使っているサイコンに対応しているかと合わせて選んでくださいね!
GARMIN(ガーミン)HRMーDual
サイコンメーカーの先駆けであり、日本でも圧倒的な人気を誇るガーミンのスタンダードモデル。ガーミンのサイコンやスマートウォッチと接続して使用するだけでなく、互換性のあるスマートフォンアプリやトレーニング機器とのBluetooth接続が可能。心拍数のみを知りたい場合にオススメ。
価格:8800円(税込)
GARMIN(ガーミン)HRMーPro
心拍数だけでなく、消費カロリーなどの様々なデータの収集・解析が可能なハイエンドモデル。ロードバイクだけでなくランニングやトライアスロンなどのスポーツでも活躍するマルチアスリートにオススメ。
価格:16500円(税込)
wahoo(ワフー)TICKR心拍数モニター
ワフーは今最も勢いのあるサイコンメーカーの一つ。ガーミン一強のサイコン界に風穴を開けたメーカーといえます。
TICKRの特徴は最大3つのBluetooth同時接続に対応しており、より細かいデータの分析を可能。心拍数だけでなく消費カロリーも測定可能となっています。
価格:6600円(税込)
wahoo(ワフー)TICKR X心拍数モニター
TICKR Xはワークアウトを記録できる内臓メモリを搭載しているため、スマートフォンを持っていなくとも過去のパフォーマンス指標を確認することできます。個人的にはTICKRのおしゃれなデザインも魅力の一つだと感じます!
価格:10228円(税込)
POLAR(ポラール)H10
ポラールは、世界で初めてワイヤレス心拍モニターを発明した、心拍計のプロフェッショナルメーカー。
H10は無線ネットワークによるシステムアップデートが可能。これひとつで常に最新の機能を利用できのは嬉しいですね。カラーも4色から選べます。
価格:14080円(税込)
LEZYNE(レザイン)GPS HEART RATE FLOW SENSOR
サイコンやライトなど、ロードバイク用パーツであるレザインの心拍計には電池式が採用。電池の持ちが良いように最適化されています。特徴的なスケルトンデザイン。
価格:7920円(税込)
IGPSORT HR40
IGPSORTは2012年に中国で設立された、新進気鋭のサイコンメーカー。手の届きやすいコスパの良さと快適性の両立したモデルとなっています。5000円を切るのは嬉しい!
価格:4950円(税込)
実は胸バンドだけじゃない⁉︎腕バンドタイプ
wahoo(ワフー)TICKR FIT心拍モニター
近年人気になっているのが、胸ではなく腕に巻きつけるタイプの心拍計です。胸に付けるのは違和感があるという人も、腕ならストレスなく装着することができますね。技術の進歩により、胸でなくとも正確なデータが得られるようになっています。
価格:10228円(税込)
まとめ
いかがでしたか? 心拍計は多くのメーカーから販売されており、機能も価格も様々です。改めて確認して欲しいのは、所持しているサイコンやスマートフォンに対応しているかどうか。その上で自分にあったものを探してみてください。心拍計は、あなたのロードバイク生活の質を向上させてくれること間違いなしです!
おまけ:VO2max(最大酸素摂取量)って知ってる?
VO2maxとは、人が1分間で取り込める酸素の最大量のこと。もちろん、たくさんの酸素を取り込むことができればその分エネルギーを引き出せるので高ければ高い方が良いわけです。最近では運動能力の指標として注目されています。
一部の心拍計やスマートウォッチではこのVO2maxを計測することができます。高強度な運動やトレーニングによって向上させることができるので、それを目標にトレーニングをするのも良いかもしれません。