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【スポーツ×写真 】年間約61,000のイベントを撮影するプロ集団、フォトクリエイトが目指すもの

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アマチュア向けのスポーツイベントや運動会などでプロカメラマンが撮影した写真をイベント参加者向けに販売する「オールスポーツコミュニティ」を運営している株式会社フォトクリエイト。

今回は、フォトソリューション本部 CS部長 兼 fotopedia編集長の古川大祐氏と、「オールスポーツコミュニティ」でフォトグラファーとして活躍されている杉本宏貴氏に、スポーツ × 写真の楽しさや撮影テクニックなどを伺いました。

約1,500名に及ぶプロカメラマンのネットワークを活かして

– まずはお二方のプロフィールを教えてください。

古川氏(以下:古川):今は「fotopedia(フォトペディア)」という新しく立ち上げたメディアとカスタマーサポート部門を担当しています。

杉本氏(以下:杉本):私は、カメラマンとしての経歴で言うと20歳の頃からで、アマチュアスポーツ選手を撮影していました。フォトクリエイトの契約カメラマンとして活動しはじめたのは11年前くらいになります。

古川:杉本さんとは、私がはじめて行った撮影の現場が一緒で、7~8年前になりますが非常に思い出深いですね。

杉本:スカッシュでしたよね。その時の撮影は。

– フォトクリエイトは、そういったスポーツの写真を専門に撮っているのでしょうか?

古川:スポーツ専門ではなく、幼稚園・保育園や学校で運動会をはじめとするイベントも撮影しており、こちらは「スナップスナップ」というサイトで販売しています。スポーツ写真専門の販売サイトとしては、「オールスポーツコミュニティ」というサイトを運営しており、スポーツの対象種目は70~80種目くらいあります。約1,500名に及ぶプロカメラマンのネットワークを有していて、アマチュアの大会や運動会、お祭りなど、1年間で約61,000のイベントを撮影し、インターネット上で掲載・販売しているのが事業モデルです。

創業初期は社交ダンスの撮影からはじめたんですけど、そこからアマチュアスポーツを中心にいろいろなジャンルを対象にしています。

– その中で、古川さんがご担当されている フォトペディアはどういった経緯ではじめられたのでしょうか。

古川:2015年7月27日にオープンした『fotopedia(フォトペディア)』の位置づけは、世の中に対して新しい写真文化・新しい写真の楽しみ方をメディアとして提案することです。

何もない普通の日に撮影するという「写真がある生活」の提案をしたいというのが出発点にありました。そのため、スポーツにはむしろ絞っていなくて、写真という広い領域で捉えています。

– 写真というカテゴリーは、個人ブログを含め色々なメディアがあると思うんですけど、フォトペディアを立ち上げる際に「ここははずせない」というポイントはあったのでしょうか。

古川:『写真の新たな可能性を伝える』をコンセプトに、写真の新しい楽しみ方を発信していくことですね。

「fotopedia」では、デジタルカメラの普及により写真がコミュニケーションツールのひとつとして「撮る」「楽しむ」ことが日常生活で当たり前となった今、フォトクリエイトは10年以上写真を撮って掲載してきたというのがあるので、その独自の視点といった切り口で差別化していく、というのは考えています。

– 例えば杉本さん(カメラマン)の記事もあるんですか。

杉本:私は撮る専門ですね(笑)

古川:杉本さんのような方に、どういう風に写真を撮りたいとか、どんな写真を撮りたいとか、そういったところからの情報発信もこれからはやっていきたいですね。

– 今後のメディアとしての目標というか、このくらいの規模に育てたいといったビジョンはありますか。

古川:カメラマンさんにとってもそうですし、カメラをはじめようと思っている人にも見ていただけるようなメディアにしていきたいと思っています。

例えば、以下のような記事を発信しています。

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– オールスポーツコミュニティではカメラマンの新規登録もしているのでしょうか?

古川:そうですね。イベント数も増えてきていますし、イベントが重なってしまうタイミングとかもありますので。

– 運動会もあるし、一般の競技もある秋頃が一番ニーズがありそうですね。

古川:そうですね、秋は何と言っても運動会はですね、2~3日に固まってしまうので。すごい数になります。

カメラマンは基本的にはプロの集団としてクオリティを重視しています。

– 海外でも撮ることってあるんですか。

古川:海外ですと、ホノルルマラソンやホノルルセンチュリーライドとか。台湾でも、マラソン、トライアスロン、自転車のイベントを中心に、撮影を行っています。

スポーツ専門のカメラマンとしての生き方

スポーツ専門のカメラマンとしての生き方

– 今回は自転車と写真というテーマで色々聞いていきたいのですが、次に杉本さんにもお聞きしたいことが色々あります、まず、カメラマンになるきっかけは何だったのでしょうか?

杉本:もともとはスポーツを見ることが趣味で、テレビで観戦したりだとか、スポーツのことを考えるのが好きだったんですね。それに関わる仕事はないかということを考えた時に、カメラマンというのが自分の中で一番しっくりきたんです。それでスポーツカメラマンをはじめました。

– ご自身がスポーツをするのではなく、見る方が好きだったんですか。

杉本:一番好きだったのはスポーツの情報を集めることでした。今みたいにネットはありませんでしたから、新聞や雑誌を読んでいて、その影響もあり、カメラマンの仕事がもしかしたら自分もできるんじゃないかと。

– では職業としてやりはじめた時には、最初からスポーツだけ?

杉本:もう最初からスポーツだけで。一番最初はマラソン大会を撮影しました。現場に行かせてもらったのはそれがはじめてです。最初の会社で数年働いて、その後にフリーランスになりました。

後編はこちら!
【スポーツ×写真 】自転車レースはこうすれば上手く撮れる!?プロに聞く撮影テクニック

fotopediaの記事もご覧ください。
・自分の感覚で撮影出来る領域にこだわりたい|フォトグラファー杉本宏貴が魅せられるスポーツ撮影とは(fotopedia)

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