運動経験0だった私がロードバイクで100km走るまで
フレイムをご愛読の皆さま初めまして。今回記事を書くことになりましたゆかりんと申します。身長は150cmでほんのちょっぴり小柄。学生時代はずっと茶道部などの文化部に所属していたので体力や筋力は平均以下だった私ですが、なぜロードバイクに興味を持ち、そしてどれくらい走れるようになったのか、お話ししたいと思います。
これからロードバイクを始めようかなとお考えの方はご参考に、すでに経験者の方はロードバイクに乗り始めた頃を思い出して読んでいただければと思います。
※ロードバイクの選び方を知りたい方はまずこちらをご一読ください!
目次
ロードバイクはカッコイイ
私はロードバイクという乗り物について最初は全く知りませんでした。街中で走っている人を見かけても「競輪選手かな?」と思うほど。そもそもスポーツ自体に興味がなかった私ですが、久しぶりに学生時代の友人と再会したことからロードバイクについて惹かれていくようになりました。
その友人はロードバイクに乗っており、私にその魅力を語ってくれました。とは言っても、聞いただけではあまりイメージがわかず、「ふーん、そうなんだ」程度でその時は終わってしまいましたが、後日実際にロードバイクを見せてもらった瞬間私の中の概念が崩れ去りました。
なによりカッコイイ!それまで間近で見た事がなかったのでわかりませんでしたが、とにかく見た目がカッコイイ!そして軽い!ママチャリなんかとは比べ物になりません。なによりもビックリしたのがとても速いということ。私が運転する車と並走してビュンビュン飛ばしていきます。思わず「自転車ってこんなにスピード出るの!?」と笑ってしまいました。
こうして私の中でロードバイク熱が一気に上がったわけですが、購入までの道のりは険しいものだったのです……。
ショップで起こった悲惨な事実
こうしてロードバイクを購入しようと思い立った私は、ざっくりと欲しい車種のイメージを描きました。
- カラーは、スタイリッシュかつ女性らしさを演出する黒塗りにピンクのライン
- ケーブル類はフレームの中に内蔵されていること
- 軽いほうがいいので、カーボンフレームであること
上記のイメージでスポーツバイクを取り扱っている大手ショップへと足を運んでみましたが、ここで思わぬ事実に直面します。
まず驚いたのが値段。「スポーツ用品って高いからなー。でもこれぐらいあれば足りるかなー」と持って行った手持ちの3万円では到底買えないウン十万円の車体たち。目が飛び出るかと思いました。しかしお店に何度か足を運んで店員さんにお話を聞き、高い値段にはそれ相応の技術が内蔵されていると説明されるうちに金銭感覚が狂い始めます。恐ろしいことです。
こうして金銭面では納得した私が選択したロードバイクが、ハートのロゴと可愛らしいデザインが印象的のIDOL(DE ROSA)と、振動吸収性に優れているDOLCE(SPECIALIZED)でした。
しかし、ここで問題が発生します。身体の寸法を測ってみたところ、なんと上記2つのモデルでは一番小さいフレームでも股下が足りず跨がれないという事実が発覚。だから学生時代に机と椅子の高さが合わなかったのか……。なんとか乗れないかとショップの方と相談しましたが、パーツを付け替えても難しいとのこと。ショップで半泣きです。
ANCHORはオーダーメイドでフレームサイズを造れるが……
こうして半分購入を諦めかけた時、BRIDGESTONEが展開するロードバイクブランドANCHORとMERIDA RIDE 3100をショップの方が挙げてくれました。
ANCHORは個人個人の体型に合わせてフレームを製造する、オーダーメイド形式も選択できるためオリジナルの一台が造れるとのこと。
デザインも豊富な種類から組み合わせることができるので、世界に1つだけのロードバイクです。説明を聞いた時は「ならANCHORでもいいかな?」と思ったのですが、フレームを製作する場合は購入当時の時期で最短で3ヶ月かかると告げられ断念。「3ヶ月も待てない!私は今すぐ乗りたいんだ!」ということで、MERIDAのRIDE 3100を選択することにしました。
MERIDA RIDE 3100とは
RIDE 3100はMERIDAが展開するRIDE 3000をベースに女性向けに開発されたウーマンモデルです。小柄な体型の人にも対応できるオリジナルサイズのフレーム設計なため、他のモデルで合わなかった私でも安心して跨がれる大きさでした。
しかもデザインは私が求めていた黒塗りにピンクがアクセントとして入っていたため(後で調べてわかったのですが、MERIDAが展開するチームレプリカモデルだったのですね!どうりでカッコイイわけだ)もう迷うことはありません。189,000円と、未経験者には少し高い値段設定かもしれませんが即決でした。購入!
ビンディングペダルがはまらない!?
諸々の装備を整え、いよいよ納車の時。ワクワクしながらショップに受け取りに行くとそこにはピッカピカのRIDE 3100ちゃんが!早く走りたくてヨダレが止まりません…が、ここでも問題が。ビンディングペダルに足を掛け、踏み込……めない!?105 SPD-SLビンディングペダルにクリートがはまってくれない!?
慣れていないとかの問題ではなく、本当に入らなかったんです。お店の方にお聞きしたところ「体重が軽すぎるのと足の筋肉が育っていないからはまらないのかも……」とのこと。ショックです!学生時代ずっとお抹茶ばかり点てていた弊害がここで出るなんて……。
ショップの方も「これはフラットペダルかなぁ……」とか言いだす始末で、また泣きそうです。フルカーボンでフラットペダルなんて最悪です。しかし、このことを友人に話したところ「使い古したSPD-SL、下位グレードでバネが弱くなっているのならあるけど、もしかしたらこれが使えるかもしれない」と駆けつけてくれました。すると、なんということでしょう!無事に接続することができ、ホッと一安心。
しかしながら、せっかく買った105のペダルが使えないだなんて……足を鍛えて出直して参ります。
記念すべき初ライドは…アザだらけ!?
なんとかビンディングペダルデビューした私ですが、思っていた通り最初はちょっぴり怖いものです。ママチャリではなんとなく行っていた行為が意識しないとできません。停車する時になんども転んでしまって、太ももはもうアザだらけ…。そもそも、足がペダルから外れないという恐怖心が先立ち、友人のように中々スピードも出せない初ライドとなってしまいました。
しかし、踏み込むだけでなく引き上げる力も利用できるというのはママチャリなどに採用されているフラットペダルとは一線を越しており、ペダリングの心地良さの虜になっていきました。とにかく楽に回せるというのは今まで体感したことのない感覚ですので。
少し走りに慣れてきた今でも時々ペダルを外し忘れて転んでしまったり、坂道も途中でばててしまいますが、風を切って自分で進むことができるロードバイクは本当に気持ちがいいんです。そしてなにより走り終わった後の達成感たるや……清々しいこと、この上なしです。
こうして、無事ロードバイクを手に入れた私ですが、体力がついてくるにつれ長い距離も走れるようになってきました。3月に行われたFRAME交流ファンライドにも参加させていただき、無事40kmを走破。経験者の皆様から見れば40kmという数字は大したことないかもしれませんが、運動経験0の私からすれば凄いことなのです!はい!
Twitter RT企画の進行状況
FRAMEのTwitterをフォローされている方ならご存知かもしれませんが、1RTにつき5kmを走る企画を以前立ち上げました。
FRAMEメンバーのゆかりんです。MERIDAのRIDE 3100を買いました!幸先の良いロードバイク生活を始めたいのでよろしくお願いします!#1RTにつき5km#祝ってくれる人RT pic.twitter.com/bENT1y3A0d
— FRAME-フレイム (@frame_bike) 2016年2月8日
こんなにRTされて……いや、しやがって……。しかし現状ではまだまだ道のりは遠いです。
今は中々時間を取ることができず走れていない状況ですが、必ず、絶対必ず成し遂げてみせます!今後も応援よろしくお願いします!
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