8月8日から8月10まで京都国際会館で開催されたTREK WORLD 2017。会場内には新しいスポーツバイクモデルが展示され、またTREKが傘下に置くサイクルアイテムブランド、BONTRAGERの魅力的な商品が展示されていました。
この記事ではみなさんにTREKの魅力を伝えるため、会場の様子、Madone、Emonda、Domane、クロスバイクFXシリーズ、ZEKTOR、PROJECT ONEサービス、BONTRAGERのアイテムを紹介します。またMadone9.2を試乗した感想も最後にお伝えします。
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こんにちは、自転車メカニックの石橋です。アメリカナンバーワンの自転車メーカーTREK。日本でも非常にファンが多いことで有名です。... デザインは15,000通り!あなただけのTREKがつくれるプロジェクトワンとは - FRAME : フレイム |
会場の様子
2017年モデルの展示会場へ入ると、過去40年の歴史の中で製造された名車が飾られていました。
入り口目の前にはTREKが思考する未来のスポーツバイクコンセプトモデルが。
チェーンはゴム製にディスクブレーキを搭載。シートチューブを廃止してスポークも独特なデザインを採用したスタイリッシュな自転車です。
こちらはMADONE。
MADONEは空気抵抗を可能な限り減らすべく開発されたエアロタイプのロードバイクです。フレームと一体となったブレーキやハンドルの角度によって稼働するヘッドなど、細部にこだわりが感じられます。
シートチューブとトップチューブが合わさる部分にはTREK独自の技術、ISO SPEEDが搭載されています。振動を吸収し、なめらかな走り心地を実現させました。
こちらはEMONDAのブース。車体を軽くすることを重点に設計されたモデルです。
国際基準よりも厳しいTREK独自の安全・耐性テストをクリアしてきた車体ですのでとても頑丈。長い期間使用することができるほか、フレームは硬すぎず足や腰への負担が少なくなるよう配慮されています。車体のスペックだけを追い求めるのではなく、ライダーへの負担が考えらた製品です。
振動吸収性能に特化したDOMANEブース。ISO SPEEDが搭載されているためロングライドや凸凹道でも快適なライディングを行うことができるでしょう。次の日に疲れを残したくないのであれば、是非とも選択したいモデルですね。
会場中央にはTREKロードバイク3大モデルがライトアップされていました。
TREKが力を入れているクロスバイクのFXシリーズ。
通勤や通学、週末のフィットネスまで様々な用途へ対応可能な汎用性の高さがポイント。税抜49,000円からなので、手に入れやすい値段なのも嬉しいですね。
FXブースの裏側には2017年から新たにラインナップに加わったZEKTORが展示されていました。よりアグレッシブなクロスバイクを求める方向けに開発された新商品で、天候を選ばずに走行することができるパーツ選びがされています。
もちろん男性用のサイズ展開のみでなく、女性の身体へフィットするサイズ設計のスポーツサイクルも用意されています。
また、TREKはユーザーの身体のサイズを計測してからフレーム設計及びカラーデザインを行えるPROJECT ONEサービスを行っています。
世界に一つ、自分だけのオリジナル自転車を造ることができるのはとっても嬉しいですよね。
会場後方にはTREK傘下のサイクルアイテムブランドBONTRAGERのブースが。
ディープリムから超軽量ホイールまで様々なタイプが展示されています。
こちらはライト類。サイクリストの存在を他者へ知らせるため、日中であってもライトの点灯を推奨している同社。安全意識が非常に高いことが伺えます。
フロントライト、リアライトともに昼間においても非常に視認性が高いため、存在を認識してもらうには有効です。
ヘルメットはMIPSと呼ばれる新技術を多くのモデルへ採用。全体を一体構造として設計するのではなく、内部に稼働余裕を持たせることによって衝撃が加わった際の緩和を実現しました。
TREKオフィシャル動画より。
人間工学に基づいたサドル類も展示されています。
サイクルジャージも袖を通したくなるものばかりですね。
会場外ではDOMANEとMADONEモデルの試乗が可能。
その中からMADONE 9.2を試乗してみましたが、振動吸収性の高さに驚きました。同じエアロモデルのS-WORKS VENGEほどの瞬発性、加速性はないものの、一度スピードに乗ってしまえば速度を維持するのが楽。高巡行域に達してもまだまだ速度を上げたくなるような、走ることがより楽しくなるロードバイクでした。なおかつ車体が硬すぎないため、足や腰に負担が掛かりにくいのは助かりますね。
最後に
TREKとBONTRAGERの厳格な安全基準に基づいた2017年モデルラインナップは、これからの自転車業界に新たな風を吹き込んでいくように感じました。商品のスペックだけを追うのではなく、ユーザー目線で本当に良い自転車はなんなのかを模索するその姿勢に、今後も注目です。
最後の最後に
上記では紹介しきれなかったTREK WORLD 2017のその他の写真をご紹介します。雰囲気をお楽しみください。
ポポビッチ、別府、カンチェラーラ pic.twitter.com/4a8sej3eAg
— FRAME-フレイム (@frame_bike) 2016年8月8日
フレームの断面 pic.twitter.com/wRj49mT7ji
— FRAME-フレイム (@frame_bike) 2016年8月8日
どれが気になりますか?\(^o^)/ pic.twitter.com/CnsrBuaUX5
— FRAME-フレイム (@frame_bike) 2016年8月8日
軽いw pic.twitter.com/ecXFw5tITV
— FRAME-フレイム (@frame_bike) 2016年8月8日
これに乗ってみたい人RT#trek pic.twitter.com/MG4T56askv
— FRAME-フレイム (@frame_bike) 2016年8月8日