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2019年CANYON(キャニオン)おすすめロードバイク&購入方法

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CANYON(キャニオン)といえば、いま最も勢いのあるロードバイクメーカーのひとつ。2001年に本格的にロードバイク製造に参入した、新進気鋭のドイツブランドです。
直販オンリーだからできるコスパの高さはよく知られるところですが、他社の同グレードと比べてどこまで違うのか。気になる組み立て方法や購入の流れ、アフターケアまで、2019年最新モデルとともに掘り下げていきましょう。

ツール・ド・フランスにも参戦するレーシングブランド


CANYONは、近年ツール・ド・フランスをはじめ、海外の主要なロードレースにフレームを供給しており、有名選手を輩出するなど、評価を高めています。

特に有名なのはコロンビア人選手、ナイロ・キンタナの存在です。世界三大ステージレースのひとつに数えられるジロ・デ・イタリアにおいて2014年に総合優勝を飾り、2016年のツール・ド・フランスでも総合3位を獲得するなど、CANYONのフレームのイメージアップに非常に貢献してきました。


▲キンタナ初のブエルタ総合優勝となった2016年のブエルタ・ア・エスパーニャ

直近のニュースとしては、2018年世界選手権でチャンピオンに輝いた、スペイン代表のアレハンドロ・バレベルデの存在もあります。今年38歳。これまで世界選手権に12回出場し、3位4回、2位2回と、どうしても手が届かなかった虹色のアルカンシェルジャージ。さらには2017年ツール・ド・フランスでの落車による大怪我で、選手生命の危機にも立たされましたが、見事にカムバック。CANYONの「ULTIMATE CF SLX」とともに、大ベテランがキャリア最大の勝利を手中に収めました。


2018年の世界選手権の様子はこちらの記事からどうぞ
→「2018ロード世界選手権|バルベルデが念願の世界チャンピオンに!

CANYONを選ぶ最大のメリットとは?

レースシーンで活躍する自転車を見ると、欲しくなってしまうのは当然のことだと思います。では、実際CANYONはどこで購入することができるのでしょうか。

CANYONの販売方法の大きな特徴は、自転車店での購入ができないという点です。通常自転車は自転車屋さんで購入するのが主流なので、驚かれるかもしれませんね。

直接販売(ダイレクトセールス)だから出来る価格設定


CANYONは自転車店を通さず、お客さんへ直接販売するスタイル(ダイレクトセールス)をとっています。購入するには、CANYONのウェブサイトから希望の車種、サイズを選び確定します。簡単に言えば私たちがよく利用するネット通販と同じことです。

この販売形態により、価格を抑えることが可能になります。結果、CANYONの自転車はとにかくコストパフォーマンスが高いという評価につながるというわけです。

実際のコスパ力を同グレードと比較!

CANYONの自転車と同等グレードの他社製自転車を比較してみましょう。
まずはCANYONの自転車から。

■CANYON ULTIMATE CF SLX 8.0 Di2

価格:479,000円(税・送料別)

コンポーネントはシマノのアルテグラDi2(総額約20万円)を使用し、ホイールはフランスのメーカーMAVIC(マヴィック)のコスミック・プロ・カーボンUST(参考価格:24万円/税抜)を採用。この2点でほとんど車体の価格に近づいています。

では、比較対象である2モデルを見ていきます。

■CANNONDALE SUPERSIX EVO HI-MOD ULTEGRA

価格490,000円(税抜)

コンポーネントはCANYONと異なり、機械式のシマノ・アルテグラ(総額約10万円)を使用。ホイールは同じMAVIC社製ですが、モデル違いのアクシウム・エリート(参考価格:45,000円/税抜)を採用しています。

これを見ると、上級パーツを搭載したCANYONのほうが価格的に安くなっています。しかし、キャノンデールの場合は様々なスポーツバイクショップで手にとって見られるところがメリットだと思います。試乗もできれば、より自分に合った自転車が見つかる利点もあります。

続いてカナダのメーカー、サーヴェロと比較します。

■CERVELO R3 ULTEGRA Di2(2018年モデル)

価格:670,000円(税抜)

コンポーネントは同様にシマノのアルテグラDi2(総額約20万円)を使用し、ホイールは同じくMAVIC社製のキシリウム・ブラック(参考価格:160,000円/税抜)を採用しています。

パーツ構成からわかる通り、車体価格はCANYONのほうが大きく安くなっています。しかし「CERVELO R3」はパーツ構成よりもフレームの性能に重点を置いた作りになっているため、この価格設定になっていると言えます。

これらを見て、CANYONのコストパフォーマンスの高さを少なからず理解できたのではないでしょうか。

CANYONのバイク購入の流れ

CANYONの自転車は購入から納品まで、以下の流れで進んでいきます。

公式サイトで注文(支払い登録も行う)

CANYONから納期予定のお知らせメールが届く

商品の準備が完了

注文時に登録しているクレジットカードから支払いと同時に発送へ

受け取り時に配達員へ輸入消費税を現金で支払い

付属の日本語説明書にしたがって組み立て

早速試走へGO

「開封の儀」はこちらから。愛用歴5年のライダーによる、CANYON愛がつまった記事をチェック!
→「【CANYON】お手頃で高性能!ドイツ生まれのUltimate CF SLXとの5年間

組み立てはどうするの?

インターネットで自転車を購入するとなると、組み立てへの不安がありますよね。自転車は公道を走る乗り物なので、整備不良やトラブルがあると命に関わることもあります。

CANYONは組み立て、販売をすべて自社で管理しているため、発送された自転車はほぼ整備が行き届いた状態で到着します

ユーザーが自分自身で行なう作業は、前輪の取り付けと、シートの高さを合わせるぐらいです。ギアやブレーキの調整、精度はしっかりできた状態で届きます。これならば、到着その日から走りに行けますよね。

気になるアフターケアは?

CANYONは日本国内にキャニオンジャパンサービスセンターを設置しており、購入後の使用方法などの問い合わせにも対応しています。購入後の保証制度もしっかり設けており、すべての商品に受け取ってから2年間の保証が付きます。正常な使用状態で、万一の不具合や製品不良などが発生した場合は、無償で対応してくれます。

▲公式ストアにはあらゆる情報が用意されている。チャットサービスも利用可能

さらに、フレームとフォークには特別に6年の保証が付属しています。こちらも正常な使用状態での対応となります。購入を検討している方は、CANYONのアフターサービスの詳細をしっかり確認しておく必要があるでしょう。

定期的なメンテナンスはどうするの?

ダイレクトセールスを行なうCANYONは、実店舗が存在しません。そのためパンクやギアの調整などを含めたメンテナンスは、自分でやらなければなりません。自分で対応できない場合は、キャニオンジャパンサービスセンターへ専用フォームから依頼するか、既存の自転車店に持ち込む必要があります。

▲公式ストア内のオーバーホール・点検整備依頼ページ

店舗によっては、自店販売の自転車しか対応できないお店もあると思うので、事前に持ち込み作業をしてもらえるかの確認が必要です。持ち込みを歓迎してくれるお店は、ユーザーフレンドリーなところが多いので、長く付き合えるお店になるかもしれませんね(経験談として)。

▲CANYONのバイクに限らず、頼れるショップを見つけておくことは大切
自分でメンテナンスするなら
工具メーカーのホーザンによる、メカニックアカデミーがおすすめです。
「CANYON関連」として、基礎的な空気の入れ方から、サドル・ハンドルの取り付け方法、クランクやスプロケットの交換方法ほか、メンテナンス情報が満載です。CANYONの実車を使って、動画と静止画の両方で解説されています。

メカニックアカデミー「CANYON関連」|ホーザン株式会社

2019年最新!おすすめモデル10選

それでは、ここからCANYONのラインナップを紹介します。

AEROAD CF SLX DISC 9.0 DI2

▲カラー:ブルーフェード

プロフェッショナルがレースで勝つためのスペックを突き詰めた一台です。CANYONにおいて最軽量のエアロフレームセットに、コンポーネントにシマノ・デュラエースDi2、DT Swissの最上級エアロホイール、そしてディスクブレーキを搭載。

価格:795,000円(税・送料別)
コンポーネント:シマノ・デュラエースDi2
サイズ:2XS, XS, S, M, L, XL, 2XL
カラー:ステルス、ブルーフェード

AEROAD WMN CF SLX 7.0

▲カラー:ラグナブルー

シリーズ最安値の女性向けモデル。そのエアロ効果は上位機種譲り。UCI女子ワールドツアーチーム「キャニオン・スラムレーシング」からのフィードバックを得て開発されています。

価格:305,000円(税・送料別)
コンポーネント:シマノ・105
サイズ:2XS、XS、S、M
カラー:ステルス、ラグナブルー

ULTIMATE CF SL 8.0

▲カラー:カチューシャレッド

レース用ロードバイクの究極系、ミドルクラスのキャリパーブレーキモデル「アルティメットCF SL」が最新型へとモデルチェンジ。なかでもこの「8.0」はコンポーネントにシマノ・アルテグラを積みながら、25万円を下回る価格が魅力です。

価格:249,000円(税・送料別)
コンポーネント:シマノ・アルテグラ
サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
カラー:ステルス、レプリカモビスター、カチューシャレッド

ULTIMATE CF SL DISC 8.0 Di2

▲カラー:ステージレースブルー

上記「ULTIMATE CF SL」シリーズのディスクブレーキ・バージョン。コンポーネントはシマノ・アルテグラDi2でこの価格は「買い」でしょう。ホイールにはDT Swissの高級ホイールを装備し、コントロール性能に長けた一台となっています。

価格:369,000円(税・送料別)
コンポーネント:シマノ・アルテグラDi2
サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
カラー:ステルス、ステージレースブルー

ULTIMATE WMN CF SL DISC 7.0

▲カラー:アクアメタリック

女性専用設計モデルのディスクブレーキ仕様。反応性が高く、切れ味の鋭いアタックを可能としています。

価格:229,000円(税・送料別)
コンポーネント:シマノ・105
サイズ:3XS、2XS、XS、S、M
カラー:ステルス×CSR、アクアメタリック

ULTIMATE CF SLX DISC 9.0 Di2

▲カラー:ステルス×レッド

世界選手権に勝利したばかりのトップモデル。コンポーネントにシマノ・デュラエースDi2を配し、超軽量で快適、安定性が高く、質の高いディスクブレーキ仕様となっています。キャリパーブレーキ仕様も2万円安い価格設定で展開。

価格:739,000円(税・送料別)
コンポーネント:シマノ・デュラエースDi2
サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
カラー:ステルス×アスファルトグレー、ステルス×レッド

ULTIMATE CF EVO

▲カーボンファイバー×ブラウン(機械式)

現代の最高の技術をすべて結集したら、どんなロードバイクが作れるだろう? 本機はそんな想いから開発が進められたバイク。最先端のカーボン素材、レイアップ技術を駆使し、重量はフレームとフォーク合わせて935gに抑えることに成功しています。

販売形態:フレームセット
価格:369,000円(電動式・機械式/税・送料別)
サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL
カラー:カーボンファイバー×ネオンオレンジ(機械式)
    カーボンファイバー×ブラウン(電動式)

ENDURACE CF SL DISC 7.0

▲カラー:ヘルファイアーレッド

長距離ライドにうってつけなエンデュランス系バイクのトップモデル「ENDURACE CF SLX」の目指すコンセプトをそのままに、より多くの人々にロードバイクの楽しさを広げるために設計されたミドルグレードモデル。振動吸収性が高く、専用ジオメタリーは快適なポジションを提供。ディスクブレーキによって安心をプラスし、新世代ロードの標準となる12mmスルーアクスルとフラットマウントを採用しています。

価格:215,000円(税・送料別)
コンポーネント:シマノ・105
サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
カラー:ステルス×アスファルトグレー、ヘルファイアーレッド

ENDURACE CF 7.0

▲カラー:ステルス

もっとも基本的なロードバイク、というのをかたちにしたのがENDURACE CF。軽量で快適なフルカーボンフレームに、ハイグレードコンポーネントを搭載しながら価格を抑えた、ハイコストパフォーマンスな一台。CANYONのロードバイクの中では長年ラインナップされ続ける、質実剛健なモデル。

価格:159,000円(税・送料別)
コンポーネント:シマノ・105
サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL、3XL
カラー:ステルス、カチューシャレッド

COMMUTER 7.0

▲カラー:グレー

街乗り用のクロスバイクにも注力しているCANYON。ハンドル&ステムの一体型形状にベルトドライブが目を惹くこのモデルは、マッドガード、リヤキャリアを装備しています。実用性に優れており、街をまったく新たな見方で見る機会が得られるでしょう。

価格:219,000円(税・送料別)
コンポーネント:シマノ・アルフィネ
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ブラック、グレー

まとめると

メーカー直販だからできるコストパフォーマンスの高さが、CANYONの一番の特徴です。さらにロードバイク、MTB、クロスバイクと、すべてのジャンルの製品をラインナップに抱えた総合ブランドでもあるのです。

人と違った自転車を探しているなら、一度CANYONをチェックしてみてください。魅力的なモデルが見つかるかもしれません。

またCANYONは、11月9日(金)〜11日(日)に幕張メッセで開催される「サイクルモードインターナショナル2018」に出展。最新モデルの中から選りすぐりのバイクを展示するとともに、試乗車は過去最多の20台以上を予定しています。CANYONの自転車を実際に見て、乗って、体感できる貴重な機会となるので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?

LINK:CANYON
Photos (C)CANYON

Second edition by Toshiyuki Masubuchi

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