こんにちは、FRAME編集部です。
突然ですが、岩手県に行かれたことはありますか?
今回はヒルクライムレースの会場としても用いられている、岩手県の室根山(むろねさん)に登った話を紹介します。
ご当地の山を攻略する楽しみや、そしてその土地にしかない景色を体験することの楽しさが伝われば嬉しいです。
目次
ヒルクライムのコースを探す(岩手県)
ホームコースでのトレーニング
ロードバイクのヒルクライムレースが開催されるコースは、地元のロードバイク乗りにとっては聖地のような存在になる事や、日々のトレーニングや力だめしに使われる事があります。
私の地元である岩手県では、今年は2か所でヒルクライムレースが行われました。
家から近いところの開催地は、私にとってもホームコースという思いがあり、ときどきですが登りに行く事がありました。
平均斜度が4%程度で、前半は緩斜面のストレートが6km以上続くコースで、坂道を登りたい人にとっては少々物足りなさを感じるコースです。
そのためかは定かではありませんが(自分が弱いだけです)、平均斜度が6%以上の登りっぱなしのヒルクライムになると、コースの半分も走らないうちに力尽きてしまいます。
普段から平均斜度のきつい坂道でトレーニングする事が必要だと思い、ホームコースを探してみようと思います。
ルートラボでコースを探す
ルートラボはご存知でしょうか?「ルートラボ」とは、地図上の道路をマウスなどでクリックしてルートを描き、距離や標高差を見る事ができます。
LINK:ルートラボ
そのルートを保存して公開する事もできて、GPSデータとしてルートとしてインポートしてアプリなどで活用する事ができます。
使い方は比較的に簡単で、パソコンになれている人であればヘルプなどは見ずに直感で操作可能だと思います。ルートラボで希望の平均勾配や距離などを確認し、コースを仮設定します。
Googleマップのストリートビューで確認
とても便利な時代ですね。行ったことが無い場所もインターネットさえつながれば見る事ができます。
Googleマップのストリートビューです。
ルートラボで仮に設定したコースをストリートビューで確認します。
ヒルクライムのコースになるのは山道です。道幅や左右の森や林の状態、ガードレールなどの設置状況、落石などの危険、日当たりや水、路肩の汚れなど、家にいながら大ざっぱにですが確認する事ができます。
危険が少ないと判断できれば、後は実走してみて感触を確かめるだけです。
ヒルクライムのゴールに選んだ室根山(岩手県)
岩手県の県南にある室根山は、標高約895mで頂上には電波塔や天文台があります。
その周りにはパラグライダーの滑走路があり大空に飛び立っていく姿を見る事ができます。
LINK:MAPSパラグライダースクール
比較的にきれいなトイレもあり、車が20台程度とめられる平らな駐車場もあります。展望台からは三陸の海を望む事ができます。
付近にはキャンプ場や入浴施設、乗馬クラブや農場などがあるため、近隣の各地から車やバイクで人が集まります。
室根山ヒルクライムコース
室根さんの山頂に向かうルートはいくつか設定可能です。
北側の大原という土地から登る「北ルート」
大船渡線の折壁という駅の方から登る「南ルート」
千厩という土地から登る「西ルート」
折壁の少し東側から回り込むように登る「東コース」
ストリートビューで確認すると、どのコースも道路の横の森や林の木々が覆いかぶさり、道幅の狭さもあり走り難そうに感じます。
ストリートビューではわからない雰囲気を感じるためには、実際に行ってみるしかありません。
暗さや野生動物たちとの望まない出会いの可能性などを感じるため、実際に現場に行って車やロードバイクで試走してみます。
ヒルクライムコースの決定
西側ルートは距離が少し長すぎるという事と、ストリートビューで見た時に暗い感じがしたことで候補から除外、東側ルートは道幅の狭さや、途中砂利道の様に見える区間がある事で除外しました。
残るは北側ルートと南側ルートです。実際に現場に行ってみました。自家用車で北側ルートを登ります。
周りの木々が道路を覆い暗く、道幅も狭い所がたくさんあります。あまり人が通らないようで道路の端には砂利や葉っぱなどがあり、野生動物との出会いも予感させる雰囲気がありました。
山頂からロードバイクに乗って南側ルートを下ります。道幅も安定し路肩の汚れも気になりません。
10%を超える素敵な坂もあります。
ホームコース設定の要素
ホームコースに設定するための要素として、走った後の温泉施設などの入浴があります。そのまま家に帰る時でも、長い時間汗をかいた状態でいる事は苦痛ですし、体にも良くありません。
走った後の大浴場はとても気持ちの良いものです。それが温泉ならばなおさらです。夏油には¥700円で入る事ができる温泉があります。
室根山の山頂付近には温泉施設はありませんが、入浴ができる施設があります。入浴料¥310円です。
まとめ
自宅から室根山の山頂まで車で1時間以上かかってしまいますが、トレーニングを行うには適切なヒルクライムコースだと思います。
この室根山ヒルクライムの南コースを自分のホームコースに設定したいと思います。
岩手県の中では、自転車競技場を持つ紫波が自転車の盛んな街として有名です。高校なども部活動で活躍しています。
室根や一関市が、大きなヒルクライムレースやロードレースを開催し、更には競技場なども建設して県南地区の自転車の街として栄えて欲しい等とも思います。
・転載元記事
ヒルクライムのコース 室根山(岩手)を登る(Oi-Hiro’s blog)