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【おすすめ6選】荷物や子供を乗せるサイクルトレーラー、選び方や注意点を解説!

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【2022年11月更新】サイクルトレーラーとは、自転車のリアに連結した貨物車のことである。たくさんの荷物を運ぶことができるので、キャンプやツーリングにはもちろん、買い物などの日常場面でも使えて便利だ。この記事では、サイクルトレーラーの選び方や走行時の注意点、おすすめの商品について解説していく。

サイクルトレーラーとは

泊まりがけのツーリング買い物など、自転車で大荷物を運ばなければならないとき。そうしたときに欲しいのがサイクルトレーラーだ。しかしながら、最近は子どもを乗せて走ることができるタイプのものも増えており、注目を集めている。

選ぶ際のポイント

1輪か2輪か

サイクルトレーラーのタイプには、ホイールが1輪のものと2輪のものがある。1輪は軽量で走行抵抗が少なく、牽引する自転車への追従性が高い。また2輪はより大きい荷物を乗せることができ、安定性に優れている。走りやすさでいえば1輪運びやすさでは2輪ということになるだろう。

牽引方法

牽引方法には、自転車後輪のハブに取り付けるものとシートピラーに取り付けるタイプがある。前者は低重心で、牽引感がスムーズ後者は取り付けと脱着が容易で、トレーラー単体を外して運ぶときに楽チンだ。どちらも好みによるが、確実に牽引できるように頑丈で壊れにくいものを見定めよう。

気を付けたい点

サイクルトレーラーを牽引して走行するときには、以下の3点に注意しておきたい。

車道通行の原則を守る

まず、車道を通行すること。自転車道、歩道、自転車通行可の歩道の通行は、道路交通法により禁止されている。サイクリングロードは道路管理者によって通行できる場合もある。

Point!

普通自転車(長さ190cm、幅60cm)の規格に外れることと、牽引車両があることから、歩道は乗っても、押しても通行できません。道路外の施設等に出入りするため歩道等を横断する場合は、直前で一時停止して歩行者等の通行を妨げないようにする必要があります

荷物の大きさの規定を守る

荷物の幅・長さ・高さも道路交通規則によって規定されている。積載の制限は、幅がトレーラーの左右から15cm以内、長さがトレーラーの前後から30cm以内、高さがトレーラーの高さを含めて2m以内とされている。以上は東京都と大阪府の規則。道路交通法の委任条項を定めた道路交通規則は、各都道府県により異なる。トレーラーを使用する道路が通る都道府県の規則を確認し、ルールを遵守することを心がけよう

Point!

自転車本体への積載重量については、東京都を含む多くの地方で30kgまでとなっていますが、東北地方などでは65kgまでとしている場合もあります。

安全性を高める

上記の範囲であれば、荷物が積載装置からはみ出しても法的には問題ない。しかしながら、荷物の落下やそれに伴う予期せぬ事故を未然に防ぐため、トレーラーの荷台を超える大きさの荷物の積載は避け、必ずカバーを装着するようにしよう。また牽引時は後続車からの視認性を高めるため、トレーラーにポジション・フラッグを掲げるのも大事だ。

おすすめサイクルトレーラー

ここからはサイクルトレーラーを厳選して紹介していく。

荷物用タイプ

BURLEY TRAVOY V2

通勤や営業回りで多くの荷物を運びたい人や、ギターなどの楽器、釣り具、ゴルフ用品など趣味で使うアイテムを搬送したい人などにピッタリなトレーラー。本体は4.8kgと軽量で、最大27kgまで積載可能だ。

優れた折りたたみ機構を持ち、収納専用のトートバッグが付属。小径車での輪行も楽で、電車に持ち込んでも場所をとらない。フレックス連結方式により、障害物などによる転倒知らず

専用のバックパックも販売されており、自転車を降りた後にそのまま背負うこともできて便利だ。

こちらは防水仕様のバックパック。キャンプなどで天候が変化した時にも安心だ。

▼TRAVOYはキャンプにもピッタリ!

オージーケー技研 Camily

チャイルドシートなどでお馴染みのオージーケー技研が手がけたサイクルトレーラー。悪路でも安定した走行が可能であるのが特長。拡張性の高さも魅力的で、コンテナバッグやトートバッグ、トレーラーと一緒に使用できるリアキャリアなど、専用のアクセサリーが充実している。キャンプツーリングなどアウトドアはもちろん、日常使いにおいても大量の荷物を運ぶのに適した一台だ。

TOPEAK Journey Trailer and DryBag

取り外して持ち運びができる大容量(65.3L)の防水仕様キャリングバッグを付属。重心が低いので安定性がよく、ハンドリングも軽快だ。自転車との接続は付属のアタッチメントをリア・アクスルに取り付け、ワンタッチで装着・脱着可能なスライドロック方式を採用している。また、ポジション・フラッグと、TOPEAK製テールライト用のクリップホルダーが付属。最大荷重は32kgとなっている。

子供乗せタイプ

バーレー(Burley) BEE SINGLE

自転車用のベビーカーとして定評を得ている、バーレーのサイクルトレーラー。座席だけでなく荷物を入れるスペースも備えているので、週末のお出かけにピッタリ。

バーレーの自転車用ベビーカーに共通する5つの安全技術や、身体をがっちりとホールドする5点ベルトを搭載しており、万が一の事故でも子供を守ってくれるだろう。

2人乗りのものもラインナップされている。もちろん安全技術も搭載。

Allen Sports チャイルドトレーラー

こちらも2名(合計45kgまで)乗車可能な子供乗せサイクルトレーラー。なんとベビーカーとしても使用可能なので、子供と一緒に出かけやすくなるだろう。

まとめると

「サイクルトレーラー」というと荷物を載せるためのものを想像しがちだが、実際には子供やペットを乗せる目的に特化した製品も数多く発売されている。それを含め、意外とラインナップが多いサイクルトレーラーの世界。好みや目的により、よりどりみどりである。中にはなんとミニベロで牽引できるトレーラーも。

しかし、トレーラーがないときの走りと、トレーラーを牽引しているときの走りは、まったく別物。不意なトラブルを起こさないよう、なにより安全な走りを心がけよう!

Point!

サイクルトレーラーやカーゴバイクは荷物や子供たちを運ぶのに適していますが、現代日本の自転車環境(道路、駐輪、法律)では走りづらいと言わざるを得ません。近い将来に車道の再配分が進められ、自転車を含むスローモビリティが走りやすくなることを祈っています。

First Edition by Toshiyuki Masubuchi

監修:NPO法人 自転車活用推進研究会 事務局長・東京サイクルデザイン専門学校 非常勤講師 内海潤

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