サガンが男子エリートロードレースで優勝、3年連続世界王者に
9月24日、ノルウェーの都市・ベルゲンで開催されたUCI(国際自転車競技連合)ロード世界選手権で、ペテル・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ)が、地元ノルウェー出身のアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー/チーム・カチューシャ)とのゴール前スプリントを僅差で制し、今大会三連覇を成し遂げた。
That’s what you call a close finish… ? #Bergen2017 pic.twitter.com/QmR142UHsP
— UCI (@UCI_cycling) September 24, 2017
▲ゴールの写真判定。サガンが車体を前に押し出し先にゴール
2015, 2016, 2017! MAJSTER SVETA / WORLD CHAMPION (Merci @francetvsport / @stade2) pic.twitter.com/TOD8DdmBXg
— Peter Sagan (@petosagan) September 24, 2017
▲ゴール前の様子
サガンコメント「この勝利をスカルポーニと生まれてくる子どもに捧げたい」
サガンは優勝コメントでこう語った。
「簡単じゃなかった!ラスト5kmで私は『もう終わった、優勝のチャンスを逃してしまった』と内心考えた。でも先頭が崩れ、その空きを縫って私は前に出て差を詰めようとした。そこでフェルナンド・ガビリア(コロンビア/クイックステップ・フロアーズ)も前に出ようとし、我々は一緒になって先頭との差を詰め、ゴール前スプリントに間に合ったんだ。
まだ信じられないよ。地元のクリストフには気の毒したが、再び世界選手権で勝つことが出来て素直に嬉しい。世界選手権三連覇ーこれはまったくのところ特別だ。これで何が変わるってわけじゃないけど、本当に特別だ。
レース前には何が起こるかなんて誰にも予言できない。レースを観ていた人はご存知の通り、登りで集団は2つ3つに分かれていた。後ろから追いつかれ、そこでさっき言った先頭の崩れが起きたんだが、それがきっかけでゴール前スプリントに加わって勝てて、私は本当にラッキーだった。こんなことは予想できないよ。先頭集団にいた選手の誰かが強かったら、簡単に勝利をさらわれていただろうからね。
スロバキアのナショナルチームに感謝している。また私の友人にも。この勝利を亡きミケーレ・スカルポーニに捧げたい(イタリア/アスタナ、今年4月トレーニング中にトラックと衝突し事故死)。明日9月25日は彼の誕生日だったんだ。今年起きた悲しい出来事だ。スカルポーニの家族のご多幸を祈る。
それと、この勝利は私の妻にも捧げたい。私達には子どもが誕生予定で、シーズンの終わりにこんな素晴らしいことはない。本当に幸せだよ」
今年のツール・ド・フランスでは第4ステージのゴール前スプリントでカヴェンディッシュに故意に肘を出したとして失格となり、シーズン最大のレースを棒に振ったサガンだが、この世界選手権の勝利〜しかもゴール前スプリントをクリーンに制す〜で、プライベートも充実。よいシーズンオフを迎えられそうだ。
おめでとう、サガン!
Top photo:© SWPix
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