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【最新】マウンテンバイク(MTB)2018年おすすめモデル・メーカー別12選

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規格や種類が多くてパーツ同士の互換性もあまりないマウンテンバイク(MTB)の世界。サスペンションがあったりなかったり、タイヤの太さや大きさが色々だったりと、多すぎる選択肢は楽しい半面、混乱を招くこともあります。MTBを始めてみたい方が自転車選びでイヤにならないよう、MTBと里山ライドが大好きなCheeが分かりやすく解説いたします。

2018年はマウンテンバイクの人気が復活!?

世界的にみるとマウンテンバイクの方が人気があるのですが、日本国内においては長らくロードバイクの後塵を拝していました。ですが近年はMTBパークの充実もあり人気がじわりと回復しているようです。それを受けてか、今年は自転車メーカーでも動きが見られました。

e-Bike(イーバイク)の台頭

日本ではまだなじみの薄いスポーツタイプのe-Bike(イーバイク)ですが、海外では大きなムーブメントとなっています。国内における規制の関係で、輸入されたバイクがそのまま日本の公道を走ることはできませんでした。そのため海外でe-Bikeが盛り上がる一方、日本だけがガラパゴス状態にあったのです。

BOSCHのe-Bike向けユニット

ですが今年に入り、ボッシュ社やShimano社による日本向けユニットの発表があり、いよいよ2018モデルは大手海外ブランドのクロスバイクやミニベロタイプのe-Bikeが国内販売されます。欧米同様、この先どんどん伸びていく分野となるでしょう。

GIANTから29インチが復活

GIANT(ジャイアント)からついに29インチバイクが復活。他にも29インチをすでにリリースしているメーカーはたくさんありますが、この自転車界の巨人が改めて日本で29インチを推すことにより27.5全盛の流れが変わっていくかもしれません。
ただのリバイバルではなく、27.5+やシングルスピードといった昨今の流行にも対応した汎用性の高い仕様となっています。


(出典:GIANT
GIANT XTC ADVANCED 29ER 0
¥800,000(税抜価格)

キャノンデールがLEFTYから卒業?

独自のフロントサスペンション規格「LEFTY(レフティ)」でコアなファンも多いCANNONDALE(キャノンデール)ですが、フルモデルチェンジしたJEKYLL(ジキル)とTRIGGER(トリガー)ではLEFTYではなく通常のフロントサスペンションを採用しています。これは賛否分かれそうですね。今後のモデルチェンジも気になるところです!

(出典:CANNONDALE
CANNONDALE JEKYLL 3
¥490,000(税抜価格)

リア12段でますます加速するフロントシングル化

アメリカのコンポーネントメーカーSRAM(スラム)が1×11を発表し火がついたフロントシングル化の波。すっかりメジャーになり、多くのモデルからフロントディレイラーがなくなり、巨大なスプロケットが目立つようになりました。

2018モデルは高級モデルにしか設定がなかった1×12(リア12段!)のエントリーグレード版SRAM GX Eagle が登場。さらなるフロントシングル化の浸透が見込まれます。

MTBの選び方と押さえておきたい基礎知識

フルサスとハードテールどっちがいい

前後にサスペンションが付いているフルサスペンション(以下フルサス)と、フロントサスペンションのみのハードテイル。ぱっと見て一番分かりやすい違いですね。一般的にはフルサスの方が衝撃をいなしてくれて乗り心地が良い半面、機構が複雑な分高価で重いです。一方のハードテールはリアがただのパイプの三角なのでシンプルで軽く購入しやすい価格ですが、荒れた路面では乗り心地がハードになります。

「なんとなくオフロードを走りたいと思っていて、フルサルとハードテイルの選択に迷っている」なら、極論を申しますと、「どっちでもいい」です。初めの一台はブレーキとフロントサスペンションがしっかりしていれば、リアサスペンションの有無は予算と好みで選んでも良いでしょう。初心者向けコースであれば、どうしてもフルサスでないといけない場所などほとんどありません。ハードテイルに限界を感じる頃にはあなたの腕も上がり、すっかりMTBの虜になっているはずです。

もちろん初めからダウンヒルコースをガンガン下りたい、とかエンデューロレースで勝ちたいなど明確な目的があるなら話は別です。おのずとその目的に沿ったモデルが絞れてくるでしょう。

バランスの良い27.5インチと走破性の高い29インチ

現在のタイヤサイズの主流は27.5インチです。直進安定性や走破性、操作性などすべてにおいてバランスが取れたサイズです。また日本人は海外の人に比べ体格が小さいので、より大きい29インチよりもこのサイズがちょうど良く爆発的に採用されたということもあります。
また29インチは大径な分、段差などに強く走破性が高い半面、曲がりにくい、横剛性が弱いと一般的に言われています。
クロスカントリーでガンガン登りを攻めたい方や体格の大きな方にはおススメです。

ファットタイヤやセミファットタイヤ、どんどん細分化されています

ここ数年はファットバイクの登場に伴いエアボリュームの多いバイクも人気です。ただしタイヤ幅が4インチ以上にもなるファットバイクは、バイク自体もタイヤもかなり特殊になりパーツの入手が困難かつ高価になりがちのため、もう少し気軽に楽しめるタイヤ幅3インチ程度の「プラス規格」に人気が集まっています。

BOOST(ブースト)規格ってなに?

2016年ころから各メーカーで一斉に登場してきたブースト規格。こちらはホイールの真ん中を通るハブ軸の幅の規格です。長年に渡り、MTBはフロントの幅100mm、リア幅は142mmというのがスタンダードだったのですが、ブースト規格ではフロント110mm、リア148mmと太くなりました。剛性が上がることはもちろん、幅に余裕ができたことで前述のプラスタイヤへの対応が可能になりました。

その他の詳しい説明はこちら

メーカー別おすすめ2018モデル12選

GIANT ANTHEM ADVANCED 2/ジャイアント アンセム アドバンス2

(出典:GIANT
クロスカントリーモデル
タイヤサイズ:27.5インチ
¥460,000(税抜価格)

より軽く剛性を増したカーボンボディをまとったANTHEM。XCレースやマラソンレースを視野に入れた設計はトレイルでも実力を発揮するでしょう。

Liv PIQUE 2/リヴ ピーク2

クロスカントリーモデル
タイヤサイズ:27.5インチ
¥320,000(税抜価格)

GIANTによる女性専用モデル、Livの軽量フルサスモデル。GIANT自慢のマエストロシステムやブースト規格など最先端トレンドに対応しながらも、小柄な女性も考慮したサイズ展開が嬉しいですね。

CANNONDALE F-SI 5/キャノンデール F-SI 5

(出典:CANNONDALE

XCレーサーのための超軽量カーボンハードテイルバイク。極限状態のシフトチェンジにもストレスがないShimanoのXTグレード Di2を奢り、ポディウムを狙う人の強力な武器となるでしょう。

クロスカントリーモデル
タイヤサイズ:27.5インチ
¥270,000(税抜価格)

CANNONDALE HABIT 6/キャノンデール ハビット6

(出典:CANNONDALE

フロントサス、リアサスとも120mmトラベルでトレイルを楽しく駆け巡るのにちょうどいい。登れる、下れる。一台でなんでもこなせるバイクが欲しいなら、まさにピッタリの一台です。

クロスカントリーモデル
タイヤサイズ:27.5インチ
¥220,000(税抜価格)

SCOTT SCALE 730 27.5”PLUS/スコット スカル 730 27.5インチプラス

(出典:SCOTT)

27.5×2.8インチのセミファット、1×11スピード、もちろんブースト規格とトレンドを詰め込んだ一台。ハードテイルながらワイドなタイヤによる悪路走破性の向上で滑らかな乗り心地が魅力です。

トレイルモデル
タイヤサイズ:27.5インチ
¥179,000(税抜価格)

MERIDA ONE-FORTY 600/メリダ ワン-フォーティ 600

トレイルライドからエンデューロレースまで視野に入れた幅広い用途に対応、フルサスながら「登れる」バイクです。ShimanoSLX採用のフロントシングル、リモート式ドロッパーポストとトレンドをしっかり押さえています。

エンデューロモデル
タイヤサイズ:27.5インチ
¥279,000(税抜価格)

SPECIALIZED CHISEL WOMEN DSW COMP 29 /スペシャライズド チゼル ウーマン DSW コンプ29

クロスカントリーモデル
タイヤサイズ:29インチ
¥167,400(税抜価格)

スペシャライズドが本気で作ったアルミバイク。カーボンに迫る超軽量を実現しています。
ジオメトリは単なる男性用のダウンサイジングではなく女性専用設計となり、ブースト、29インチ、とトレンドを押さえながらこの価格はかなりお買い得です!

GT SENSOR COMP/ジーティ センサー コンプ

トレイルモデル
タイヤサイズ:27.5インチ
¥238,000(税抜価格)

メーカーが「トレイルのスイスアーミーナイフ」と謳う反応性の良さと、様々な路面状況に柔軟に対応する懐の広さが持ち味。トレイルを楽しむのにもってこいです。

Bianchi JAB 27.2/ビアンキ JAB 27.2

ビアンキならチェレステ!という方も多いのでは?ビアンキのMTBラインナップは超高級車か街乗り向けに偏っているので、初めてできちんとした山道を走ってみたいならコンポがしっかりして、なおかつ1×11のトレンドも押さえたこちらがおススメです。

クロスカントリーモデル
タイヤサイズ:27.5インチ
¥128,000(税抜価格)

COMMENCAL META AM V4.2 ORIGIN/コメンサル メタ AM V4.2 オリジン

META AM V4.2ORIGIN

オールマウンテンモデル
タイヤサイズ:27.5インチ
¥439,800(税抜価格)

カーブの脱出時の吸いつくような走りに定評のあるコメンサル。実際の重量より取り回しが軽く感じられるのは全体のバランスの妙でしょう。登りより下りが好きな人向けの一台。

KONA BIG HONZO DL/コナ ビッグホンゾ DL

トレイルモデル
タイヤサイズ:27.5インチプラス
¥251,000(税抜価格)

27.5インチプラスのセミファットバイク。チェーンステーを短くすることでクイックな動きにも対応。ハードテイルながら太めのタイヤのおかげで圧倒的な走破性を実現しています。

ROCKY MOUNTAIN VERTEX 930/ロッキーマウンテン ヴァーテックス 930

クロスカントリーモデル
タイヤサイズ:29インチ
¥203,000(税抜価格)

VERTEXはロッキーマウンテンが誇るハードテールのフラッグシップモデル。この930はコンポをほぼシマノの中堅グレードSLXで固めておりトレイルを楽しむには必要十分です。フレームが上級グレードと同じため、後のグレードアップも楽しめますね。

童心に返ってビッグスマイル、それがMTBの魅力です

レースでなくとも、ロードバイクは挑む相手がとかく「人」になりがちですが、マウンテンバイクは「自然」が相手。あまりに大きいので戦うというより遊ばせてもらう、という感覚が強くなります。

転ぶのなんて当たり前、下が柔らかい土なら痛くありません。フレームやホイールが傷つくのだって当たり前。MTBを始めると非常に大らか(雑?)になりますよ。

うぐぐ、と息が詰まるような大きな段差の連続を見事クリアしたらみんなで称えあう。アフターライドのランチ中だって、どんなふうにあの丸太をクリアしたか、あそこのミスでどう転んだのかなんて話で盛り上がります。

そして1日の終わりにベッドに入れば、ハイライトシーンがフラッシュバック!楽しいライドは、走った時だけでなくそのあと何日もハッピーにしてくれるのです。

大人になったってそんなワクワクがいつでも待っているマウンテンバイク。さあ、あなたも始めてみませんか?

B!

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