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不安解決!!はじめてのグループライドで安全に楽しく走るためのポイント

FRAME編集部

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はじめてグループライドに参加するのに「不安」「緊張」「迷惑掛けたらどうしよう」「怖そうな人がいたら嫌だな」と最初は誰もがそのような気持ちを抱いています。

また、「グループライド」を実行しようと思っている方は、どのような準備が必要で、どのような点に気をつけないといけないのか、想定されるトラブル含めてグループライドの留意点についてお話しましょう

※ここでは参加者側、企画者側の気持ちを双方知ることで、より安全でより気持ちのいい「グループライド」に繋がる目的があります。

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グループライドとは

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複数、集団で指定の場所に集まり走行会を行います。グループで走る目的は様々で、大会前の練習やサイクリングまたは観光、景色を楽しんだり美味しいものを食べに行くポタリングなど参加者のレベル、グループに応じて集まる目的が変わってきます

グループライドのメリット

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グループライド最大のメリットは、走った体験を共有できることです。楽しかった思い出や辛かった体験含めて共有できます。

また、トラブルが起きた際も一人では対処できない場合など、仲間がいることで迅速に解決され学ぶことも多く自分の成長にも繋がります。特に初心者サイクリストはグループライドの経験を得ることで、目覚ましい成長を遂げる人もいます。

グループライドする前の留意点

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「さぁ、グループライドだ!!」と当日を迎える前に、事前にグループ内で決めておかないといけないことや用意しておいた方がいいアイテムがあるので紹介します!

走るルート(コース)を決める

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参加するメンバーが前もってわかっている場合、そのグループのレベルに応じてルート設定を行います。

また、先にルートが決まっており、そのルートに対して参加したい人が集う場合は、参加者のレベルを確認したうえで、ルート変更、修正をするか決めます。

前もって参加者が決まっている場合

顔なじみのメンバーや知り合いと走る場合では、事前に参加者のレベルの情報があるので、メンバー同士で走りたい場所を決めることができます。

先にルートが決まっている場合

先にルートが決まってる場合、そのルートに対して参加者が集まる場合には必ず「初級者」「中級者」「上級者」コースなのか分かりやすく明記しましょう。何も分からず初心者が参加してしまったり、あまり自信がないコースにも関わらず参加させてしまうと怪我や事故などのトラブルの原因になります。

参加者に事前に伝えておくと安心するポイント

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  • 事前にどのような場所を走るのかルートを共有する
  • 「初級者」「中級者」「上級者」コースなのか伝える
  • 当日のおおよその走行距離、走行時間、休憩ポイント、終了時刻など伝える

初心者は必ず自分が参加しやすいライドなのかを確認した上で参加しましょう。無理は禁物です!

また、企画者は初心者に合わせたコース設定なのか分かりやすく説明し安心してもらってから参加してもらうようにしましょう。

参加人数を決めておく

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事前に危険回避するためにも、参加者の人数を決めておきましょう。

企画者のレベルにもよりますが、慣れていないのに大人数で走ってしまうと、車間距離がわからなかったりブレーキが遅れたり、ハンドサインが出せなかったりと事故に繋がります。

初心者ほど最初は少人数のグループライドに参加して、きちんと教えてもらえることができる環境で経験者2名以上いるグループライドに参加することをおすすめします。

また、人数が多くなってしまった場合は、2グループに分けて時間差で出発するなど、工夫が必要です。

経験年数を確認しておく

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はじめて会う人がいる場合は、事前に参加者の経験年数やレベルを確認しておきましょう!個々のレベルや経験値を知ることで、参加者が安全に走れるルート設定なのか、当日の役割、休憩スポットの追加など組み込むことができます。

集合場所、時間を決める

ルートが決まったら、集合場所と時間を決めましょう!定番のルートによっては、だいたい集合場所が決まっていることが多いです。集合場所までは、自走で行くのか輪行で行くのか、近くまで車に乗せて行くのか事前に決めておき、当日は集合場所に遅れないようにしましょう。

自転車保険加入の確認

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絶対に自転車保険の加入は忘れずにしておきましょう!

当日になって「自転車保険に入ってない!!」「自転車保険ってなに?」という風にならないようにしておきましょう。あなたの信用と信頼は一瞬でなくなり、「その日のライドは参加できません」なんて事もありえます。

グループライドとはいえトラブルが起きた場合は、参加したご本人の自己責任の元で対処しなければいけません。万が一、「遠方で落車してしまった」「交通事故などのトラブルに見舞われた」または「ケガを負わせてしまった」場合には、保険に入っていれば手厚い保証が受けられます。

ちなみにau自転車保険では、自転車ロードサービスが付いており、24時間365日トラブル現場にかけつけてくれます。事故・故障等で自力走行不能になった場合も最大50Kmまで無料搬送してくれます。

是非、単独でもあってもグループライドであっても「自転車保険」に入っておきましょう。

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ライドの中止事項を決めておく

出典:pixabay

ライドの中止事項はグループによって様々ですが、参加者の予定もあるので、早めに決断しましょう。先に中止する場合の条件を決めておくといいです

例えば、

  • 3日前に降水確率が60%以上なら中止にする
  • 路面凍結の恐れがあるため中止またはコース変更する
  • 落石や道が崩壊したため中止またはコース変更する
  • 台風接近のため危険なので中止にする
  • 午後から雨予報なので午前中だけ走るか中止にするなど

ロードバイクなどの野外アクティビティは、自然が相手なので、どうしても中止の条件に天候が左右します

分からないことは事前に確認しておく

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「分からないことが分からないのが初心者」です。基本、分からないことだらけなので、当日の「不安」「緊張」をほぐすためにも事前の段階で「不安に思っている」ことを伝えて、仲間と共有しましょう

グループライドに必要な持ち物

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グループライドに限らず、ライドの時に必要な持ち物を紹介します。

初心者の方が知らなかった、用意してなかっとならないように下記にまとめてあります。

  • パンク修理セット:タイヤレバー2本、替えチューブ、パッチなど
  • ドリンクボトル:ペットボトルよりも専用のボトルがあるといい
  • 輪行袋:輪行が苦手な人、できない人でも遠方でのトラブル時に役立つ
  • ウィンドブレーカー:季節にもよりますが一枚羽織りものがあるといい
  • 補給食:自分の体力が分からず無理をしてエネルギーゼロになる可能性もあります
  • お財布:お昼ご飯や交通費などかさ張らず、防水タイプがおすすめ
  • 自転車の鍵:自転車から離れる際に鍵は必要です。前後のタイヤが施錠できる長いタイプがおすすめ
  • エマージェンシーカード:名前、生年月日、住所、電話番号、血液型、緊急連絡先、保険番号など緊急時に役立つ情報カード
  • 保険証のコピー:怪我や事故などトラブルが起きた際に必要

持ち物とは違いますが、整備不良になるので自転車にはベル、フロントライト、リアライトは必ず忘れずに装備させましょう。

走行前の注意点

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グループライド当日、当たり前ですが遅刻しないように気をつけましょう。

また、遠方から集合場所に向かう際も、予定時刻よりも余裕を持って集合するようにしてください。気持ちにも余裕が生まれれば、当日も慌てずに気持ち良くスタートできます。

また、直前にパンクや向かう途中で交通事故に遭うケースも考えられます。万が一に備え、企画者の連絡先はわかるようにして起きましょう。

  • 車体の安全性確認:走る前にブレーキやライト、タイヤやクイックレバーの確認
  • ハンドサインの確認:グループによってハンドサインが異なる場合があるので事前に確認
  • ルート確認:スタート前に走行距離、走行時間、走行速度、休憩ポイントなど伝える
  • ちぎれた際の確認:もしグループから離れてしまったらどうするか決める
  • 役割を決める:先頭と後方には経験者を配置して安全確認できるようにします。あとは参加者のレベルに応じて配列やグループ分けをする

走行中の注意点

FRAME編集部

車体の安全性の確認、ハンドサインの確認、ルートの確認、はぐれてしまった際の確認、当日の役割の確認が終わったら、準備運動をして体をほぐしたら「さぁ、いよいよグループライド」スタートです!!

ギリギリのハンドサインは危険!!早めの判断を心がける

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前方の信号が赤なのにも関わらず、ハンドサインをギリギリに出してしまうと後続が認識するまでに遅れが生じます。気が付いた時には、ブレーキが遅れてしまい衝突または落車する可能性があり大変、危険です。

もちろん先頭の判断により、後続も続いてハンドサインを出しますが、先頭の人間が必ずしも正しい判断ができているとは限りません

危険だと思ったことや判断に遅れを感じる場合は、一度、止まりみんなで認識合わせをしましょう

また、初心者でハンドサインのタイミングが分からない、慣れていない、上手くできない方は、なるべく当日までに練習しておきましょう

最初は前方の人の真似をしながらでもいいので、しっかり分かりやすくサインを出すようにしてください。当日に慌てることなくライドに集中できます。

危険時は声を出すことも大切

「歩道から突然、自転車が飛び出してきた!」「道に大きな穴が!」など、走っていると突然のトラブルに見舞われることがあります。急を要する場合は、ハンドサインよりも声を出して危険を知らせることも大切です。声で伝えた方が早く後続まで伝われば、危機回避に繋がります

車間距離を確認しよう

FRAME編集部

レースやトレーニングをしている人たちの場合、空気抵抗を減らす目的で車間距離を全く開けないで走行しますが、初心者がいるグループライドで、楽しむのが目的なら車間距離は詰めなくて大丈夫です。むしろ、余裕を持って車間距離を取るようにしましょう。最初は自分が安全に止まれる位置で距離感を保つといいです。

これは、実体験になりますがグループによっては、「車間を空けるな」「前の人とペダリングを合わせろ」「ギアをコロコロ変速をさせるな」と言う方がいます。

初心者にとってはハードルがものすごく高く危険です。前方を見なくなり足元ばかり見てしまいブレーキが遅れ、衝突または落車する可能性があります。

レースではないので、初心者が安全に楽しめるよう心がけましょう

ハーフウィーリング禁止

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ハーフウィーリングとは、走行車同士のホイールが重なるような走行はしないようにしましょう。接触の恐れやプレッシャーを掛けることになり兼ねません。中途半端な位置で走るのではなく、前に出るなら前に後ろに付くなら後ろにいるよう分かりやすい位置にいるようにします。

道路交通法は守る

自転車は荷車や馬車と同じ軽車両として扱われています

基本、道路交通法上では原則、車道の左側を走ることが義務付けられており、右折時は二段階右折しないといけません。

その他にも、一時停止無視や無灯火、飲酒運転などは道路交通法違反になりますので違反にならないよう注意しましょう。

車道では並走禁止

ついついやりがちな並走。

初心者の動向が不安で、横に付いて並走したい気持ちもわかりますが、車道での並走は原則禁止です。

並進可」の道路標識がある車道なら、2台までなら並走可能です

また、サイクリングロードなど決められた場所での並走なら問題ありませんが、周りの状況を確認してから行うようにしましょう。

考えられるトラブルについて

FRAME編集部
  • 落車や事故が起きないとは限りません。参加者全員にはエマージェンシーカード(緊急連絡先カード)を持参するようにしましょう。また、初心者は無理をしやすく「ハンガーノック」には気をつけましょう。小まめな休憩を取るよう注意しましょう。
  • 段取りをしていても、当日の交通状況や道路の状況によってはルート変更したり、道に迷ってしまうこともあります、企画者一人に任せっきりにするのではなく、グループ全員で力を合わせて解決に導きましょう

女性サイクリストからグループライドについて

▲フレイム女性代表サイクリストAyumiさん

グループの雰囲気は、とても大切だと思っています

特に初対面同士だと緊張しているので、リーダーが話しやすい雰囲気にしてくれたり挨拶してくれると安心です。

また、初心者の時は慣れていなく立ちコケしやすかったり、みんなに付いて行こうと無理をしてしまいがちなので「一回休みましょう」など、全体の様子を見てくれると嬉しいです。

女性の場合はフレームサイズが小さい方も多く、走りながらの水分補給が苦手な人もいます。「一回休もう」って言葉には優しさを感じます。

あとは、その日の走る距離を前もって知らせてくれると助かります!

初心者のうち苦手だと感じたのは、ハンドサインのタイミングや片手運転が難しかったり、とっさのブレーキのタイミングや車間距離が難しかったりしました。あとは後方確認も上手くできませんでした。

一人で練習しろと言われれば、それまでですが、仲間がいることで分からなかったことが分かるようになったり、一緒に成長できて自信にもつながりました。

初心者サイクリストからグループライドについて

▲初心者サイクリスト:渡部あやみさん

実はこう見えて、すごく人見知りで人付き合いが苦手です。

ただ、自転車だと距離感がちょうど良く、走行中はあんまり話さないですが、でも一人じゃない感じ、この絶妙な距離感がたまらなく好きです(笑)

また、一人では味わえないことを沢山、味わえ体験できます。「あの景色きれい」「グルメ最高」これが一人の時とグループでは全然違った感動になります!

また、輪行の仕方やハンドサイン、パンク修理などもすべてグループライドの時に教わりました。

本や動画で独学で学んでいる時はできる気がしませんでしたが、仲間が教えてくれたおかげでできるようになりました!

グループライドで嫌われてしまう言動とは

FRAME編集部

グループライドで良く起こる人間関係のトラブルが存在します

それは、自分すごい速いアピール機材が高い自慢走り方やポジションなどのアドバイスや説教女性にしか話しかけないなどが原因で拗れることがあります。

知っている仲間同士やメンバーの関係性にもよりますが、初心者が多いグループライドでは、速いアピールや自慢話よりも「迷惑を掛けたくない」という不安な気持ちを抱いています。まずは緊張をほぐし、ライドの目的を失わないようにしましょう。

また、良かれと思ってアドバイスや説教をする人がいますが、これも相手が求めていなければ迷惑行為になります。相談されてから答えるようにしたり、ライドに集中できる環境にしてあげましょう。

特定の女性ばかりに話しかけるのもイメージが良くなく、グループ全体で会話が楽しめるよう配慮すると次のライドに活かされます

まとめ

FRAME編集部

いかがだったでしょうか。

これで「はじめてのグループライド 」での「不安」や「緊張」が少しほぐれたのではないでしょうか。

一人の方が気軽だと思っていた方も、実はグループで走る際の距離感(パーソナルスペース)がちょうど良かったり、仲間と同じ目的に向かうことでいつもと違う体験ができたり、様々な相乗効果をもたらしくれます。

グループによって合う合わないはありますので、必ずご自身に合うグループや友達、仲間を見つけて参加してみてください。

B!

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