こんにちは。あっちゃんです。
3月2日と3日に大阪万博公園で開催されたサイクルモードライド大阪2019に行ってきました!
今回のサイクルモードでは100社以上のブースが出展し、首都圏以外で開催されたとは思えないほど豪華さでした。
そんなブースの中でも目立ったのが関西の地方自治体のブースです。今回はサイクルモードで出店していた関西地方地自体のブースにお邪魔して、その地域のサイクリングスポットの魅力をたくさん伺ってきました。
目次
和歌山のゆるポタスポット「紀の川サイクリングロード」
紀の川は奈良県から和歌山県へと流れる一級河川です。
その紀の川がある和歌山県の「紀の川エリア観光サイクリング推進協議会」では、サイクリストに楽しく地域を散策してもらうために「紀の川サイクリングロード」を作成しています。
和歌山県はサイクリングを活用した町おこしに力を入れており、最近では元プロロードレーサーのアルベルト・コンタドールを招聘したPR活動を行うなど、関西では特にサイクリングに力を入れている自治体です。
また、和歌山県では「WAKAYAMA800」という県内を巡る800kmのサイクリングロードが整備されており、今回ご紹介する紀の川サイクリングロードはその一部になります。
紀の川サイクリングロードは走りやすくて、自然がキレイ
紀の川サイクリングロードの特徴の1つは平坦基調で楽に走れるコースである点です。
また、自転車専用道路が広く、信号もないのでとても走りやすいのも嬉しいポイントです!
紀の川サイクリングロードは自然が豊かなので、それを眺めながら走ることができるのも魅力です。
メンテも食事もできる! サイクリストに優しい「おもてなしSPOT」
さらに紀の川サイクリングロード沿いのカフェやパン屋さんなどの飲食店57カ所をまとめた「きのかわぐるリン♪マップ」が配布されており、休憩にピッタリです。
そうしたお店は「おもてなしSPOT」と呼ばれ、バイクラックや工具、空気入れが設置されているので、トラブル対応やちょっとしたメンテナンスも可能です。また、サイクリスト限定で値引きなどのお店独自のおもてなしが用意されているので、お店に立ち寄らずにはいられませんね!
寄り道しすぎて、カロリーオーバーにならないように注意が必要ですね(笑)。
ミニベロのレンタサイクルもできます!
また、「紀の川エリア観光サイクリング推進協議会」ではミニベロの貸出を行っているので、自転車を持っていない、輪行できない人でも楽しむことができます。
クライマーにオススメの7葛チャレンジ!
そんな走りやすくてお店も充実している、ゆるポタと相性抜群の紀の川サイクリングロードですが、その近くには関西ヒルクライマーが愛してやまないヒルクライムスポット、和泉葛城山があります。そこでは「7葛」と呼ばれる山頂に至る7つのコースを1日で制覇するチャレンジ(獲得標高4,500m以上!)が地元のクライマーの間で密かに流行しているようなので、我こそは、という人は是非とも挑戦してみてください!
絶景の山、川、海! 日本のサイクリング天国を思う存分走ろう!「RIDE ON SUSAMI」
「RIDE ON SUSAMI」は和歌山県西牟婁郡すさみ町で開催されているファンライドイベントです
参加者の満足度がとても高く、毎年和歌山では人気のイベントになっています。
「海」「山」「川」が一度に楽しめるサイクリング天国すさみ町
このイベントが開催されるすさみ町は高速道路が開通したことにより国道を通る車の数が激減したたため、広い道路を車を気にすることなく走れるようになった、日本では貴重な町です。
すさみ町はサイクリングの三種の神器「海」「山」「川」が全て揃っており、「RIDE ON SUSAMI」に参加したモデルの日向涼子さんは感動のあまり「サイクリング天国」だと言うほど、サイクリングをするのに最高の町なんです。
すさみ町住民の暖かい応援と美味しいご飯でサイクリストをサポート
「RIDE ON SUSAMI」はサイクリストが大会を楽しめるよう、すさみ町の住民が一体となったサポート体制も充実しています。
まず、大会当日にはすさみ町の住人がサイクリストが気持ちよく走れるようにコースの沿道に立って、旗を振って応援してくれます!!
エイドステーションでは、すさみ町の特産であるイノブタを使ったイノブタうどんやイノブタ汁、古座川名物のシビエを使ったシビエコロッケなど、地元の美味しい料理が振る舞われるので、食べるのが大好きな人にとっては大満足のイベントになりそうですね!(カロリーオーバーには注意!)
「RIDE ON SUSAMI」以外の日でも楽しめます!
このようにサイクリストにとって嬉しいファンライドイベントを開催しているすさみ町ですが、これ以外でもサイクリストを楽しませるポイントはたくさんあります。
すさみ町海水浴場には無料駐車場があり、そこを拠点としてサイクリングコースが設定されています。海水浴場は青い海と夕焼けが評判の絶景スポットで、近くのホテルには温泉もあるので、ライドの後はゆっくりと体の疲れを癒すこともできます!
さらに、宿泊施設も充実しており、「サンセットすさみ」というホテルでは、ロビーに自転車をとめられるようにバイクラックが設置されていて、サイクリストに嬉しい施設が充実しています。
それに加えて、すさみ町にはレンタサイクルが5箇所あり(サンセットすさみ、見老津駅のんびり屋、道の駅イノブータンランドすさみ、すさみ町観光協会、すさみ町役場佐本出張所)Eバイクのレンタルをできます。この4月からはロードバイクのレンタルが開始されるので、自転車を持っていかなくても気軽にサイクリングを楽しむことができます。
正直ここまでされて、サイクリングが楽しめないわけないやんと思ってしまいます(笑)。
関西の穴場サイクリングスポット発見!「兵庫北はりまサイクルツーリズム」
「兵庫北はりまサイクルツーリズム」は兵庫県の北播磨地区(多可町、加東市、西脇市、加西市)でのサイクリングの普及を目指している事業で、「北はりまサイクリングマップ」を作成しています。
今回のサイクルモードでは北播磨地区のサイクリングの魅力を伺ってきました。
ヒルクライムとゆるポタが両方満喫できる「加西市、多可町」エリア
北播磨地区の西側に位置している「加西市、多可町」エリアですが、ヒルクライムとゆるポタの両方を楽しめるサイクリストにとってはたまらないスポットです。
穴場ヒルクライムスポット「加西三坂」
まずこのエリアには加西三坂と呼ばれる「遠坂峠」「船坂峠」「釜坂峠」の3つの峠が楽しめるヒルクライムコースがあります。合計距離は約30㎞ほどの、この地域では有名な練習コースで、週末になるとサイクリストがたくさん走りに来るそうです。
このコースの特徴はなんといっても斜度10%を超える坂が少なく、途中で信号機がないという走りやすさにあります。
なので、気軽にヒルクライムを楽しみたいと思っているサイクリストにとっては最適なコースだと言えるでしょう。
電車と気球を横目に走る! 穴場ゆるポタコース
また、ヒルクライムだけではなく、このエリアを通っている北条鉄道の線路沿いにはほぼ平坦だけのゆるポタコースもあります。
このコースのオススメポイントは毎年11月~5月の朝7時〜9時に飛行場から飛ばされたたくさんの気球を見ながら走ることができることです。
ちょっと朝は早いですが、気球を見ながらサイクリングするという日本ではなかなかできない体験ができるのは良いですよね!
美味しいグルメスポットも充実!
また、美味しいグルメスポットもあり、特に「がいな製麺所」といううどん屋さんは店主が四国で修行をした後に開いたお店で「関西で一番美味しい!」という評判もある絶品うどんが食べられます。
「がいな製麺所」以外には地域の食材を使ったモチモチ米粉パンが食べられるパン屋さん「モンファボリ」や、先ほど紹介した加西三坂コースには食事もできる天然温泉施設「せせらぎの湯」があったりとサイクリストを癒してくれるスポットも充実しています。
そして、「加西市」の北に位置している山田錦発祥のまち・多可町では、水をはった田んぼや黄金に輝く稲穂など、季節ごとに表情を変える田園風景が魅力の1つです。また、山田錦でつくられたお酒やお菓子も見逃せません。「道の駅 山田錦発祥のまち・多可」では、特産品や地元のとれたて野菜の販売に山田錦のスイーツも取り扱っています。
なので、サイクリングに疲れた時は、道の駅で休憩し、多可町の特産品を楽しむこともできますね。
気分はまるで「ろんぐらいだぁす!」西脇市、加東市エリア
北播磨の東側に位置している西脇市、加東市エリアもサイクリストに優しい地域の1つです。
こちらのエリアでは自分の自転車を自動車に積んで持って来てサイクリングすることを推奨しているため、駐車場が充実しています。
基本的に平坦なコースなので、あまり坂が得意ではない人でも楽しめる、ゆるポタをするにはとてもオススメなエリアです。
また、兵庫県川西市のロードレースチームのコラッジョ川西が合宿で使用していることもあって、路面状況もよく車の通りが少ないので、比較的ストレスなく、安心して走ることができます。
あのアニメの「シャカリキペダル回した後はアイスクリーム」ができる!
そして、このエリアでオススメしたいのは、これからの季節(特に3月末)は桜並木の中を走って、春を思う存分堪能するサイクリングです。
それに加えて、エリア内にあるアイスクリーム屋さん「ブリランテ」では牧場で採れた新鮮ミルクを使った美味しい自家製ジェラートを食べることができ、サイクリングで疲れた体を甘いもので癒すことができます。
「桜並木でサイクリングした後に、美味しい自家製ジェラートを食べるってどこかで見たことあるよな?」って思われた方もいると思いますが、それもそのはず!
あの人気アニメの「ろんぐらいだぁす!」の1話で同じような場面が出てくるんですね!!
なので、「ろんぐらいだぁす!」ファンの方は要チェックですよ!
グルメやレンタサイクルも充実! 楽しんでサイクリングできる!
今ご紹介した桜並木とジェラート以外にも、有名なご当地グルメである「播州ラーメン」や工具・スタンドが常備されている休憩所、メリダのクロスバイクのレンタサイクルもあるので、サイクリングを楽しむには十分すぎる環境と言えるでしょう。
是非とも気になった方はサイクリングしてみてください。
兵庫、播磨の魅力をサイクリングで味わい尽くせ!「はりまサイクルツーリズム『bGo』」
「はりまサイクルツーリズム『bGo』」は姫路市を中心とした兵庫県の播磨地域(姫路市、相生市、加古川市、赤穂市、高砂市、加西市、宍粟市、たつの市、稲美町、播磨町、市川町、福崎町、神河町、太子町、上郡町、佐用町)を自転車で盛り上げようと活動している事業です。
同事業では播磨地区のサイクリングマップ「HARIMA CYCLING MAP」を作成し、自転車で訪れた人が播磨の景色やグルメ等の魅力を堪能できるようにするとともに、それぞれのサイクリングコースの難易度を★で表すことで、体力レベルやその日の気分に合わせてルートを選べるように工夫されています。
また、それぞれのコースはサイクリストが事前に試走しているので、走りやすく、安全なコースになっています。
今回はこのサイクリングマップのコースの中でも、兵庫県の赤穂市を中心とした潮風香る絶景コースをご紹介します。
海沿いの温泉地「赤穂」の魅力を堪能できる「潮風香る絶景コース」
兵庫県の赤穂市はあの江戸時代の赤穂浪士の舞台となり、兵庫県では「有馬温泉」「城崎温泉」に並ぶ温泉地「赤穂温泉」で有名な町です。
市内はほぼ海に面しており、海の絶景と潮風の気持ち良さを存分に感じることができるので、海沿いを走りたいサイクリストにとっては最高のサイクリングスポットです。
サイクリングついでに必ず行きたい! 赤穂市の地元サイクリストに人気のスポット!
そんな赤穂市の賀茂神社では自転車のお守りが購入できるので地元のサイクリストに人気のスポットになっています。
それに加えて、だるまコーヒーという喫茶店はサイクリストがよく立ち寄り、「サイクリストの憩いの場」として人気です。
また、海の幸、特に牡蠣がとても美味しく、美味しい海鮮料理を食べたいという人には嬉しいですね。
海沿いの絶景を見ながら、美味しい海鮮料理を食べて、気持ちの良い温泉にも入りたいという欲張りな方は、是非とも「HARIMA CYCLING MAP」の潮風香る絶景コースに行ってみてください。
「HARIMA CYCLING MAP」で播磨の魅力を堪能しよう!
今回は赤穂市の「潮風香る絶景コース」をご紹介しましたが、「HARIMA CYCLING MAP」には他に7つのコースがあり、それぞれ播磨の景色とグルメを楽しめるようになっています。
なので、播磨に来られた時は是非ともこの「HARIMA CYCLING MAP」を活用して、サイクリングで播磨の魅力を堪能しましょう。
まとめ
今回、大阪万博公園で開催されたサイクルモードライド大阪2019では、関西のサイクリングコースの魅力をお伝えしていくために関西の地方自治体が出展しているブースを取材しました。
どの自治体が紹介していたサイクリングコースも安全にサイクリングできる良いコースだったことに加えて、快適に楽しくサイクリングを楽しむために「工具やポンプを常備された休憩所」「美味しい食べ物が食べられるグルメスポット」がありました。
それに加えて、その地域の美しくて豊かな景色を堪能しながら走ることができるので、今回紹介した自治体のサイクリングコースを走ることで、関西の魅力を十二分に感じられるのではないかなと思います。
関西でサイクリングをしたいと考えている人は、今回ご紹介した自治体のサイクリングコースを是非とも走ってみてくださいね。