ロードバイク初心者が片道50km&ソロキャンプに挑戦!子育てママへ年に数回の贅沢を~前編~

ロードバイク始めて数か月のド初心者がソロキャンプに。ウェア問題に始まり、アイテム編ときて、いよいよ実行に移します。
わたしは4歳の子どもを持つ母親ですが、まず必要なのは家族の説得。当日を満喫するための秘訣でもある家族アレンジメントをはじめ、キャンプ場や季節の選び方など、これからソロライド&キャンプを始めるための手引きをどうぞ。

子育て中だからこそ、”ソロ”キャンなのだ

子どもが小さいときは自分の時間が本当にとれません。日頃、美容院や映画、カフェ、貴重なひとり時間を捻出してリフレッシュしているパパママさんも多いでしょう。
でもねぇ、リフレッシュといってもたかだか数時間……たまには日をまたいで存分に自分時間を満喫してみたくないですか?

そこでおすすめなのがソロキャンプ、しかも自転車で。

子育て中だからこそ、"ソロ"キャン

おすすめしたいタイプはこんな人

  • おひとり様がスキ
    ソロライド&ソロキャンプの醍醐味は、何といってもひとりの自由気ままさ。ひとり時間を楽しめるタイプなら本当におすすめです。自分の気分次第で行き先を変えたり、おなかが空いたらふらっとレストランに入ってみる。ひとりで1日のスケジュールを自由に采配できるって、かなり贅沢です。
    気の向くままに、自分の好みだけで(重要)お店を選べるなんて……!普段家族単位で行動しているなら、ここの満足度、かなり高いはず。
  • 家族キャンプ・登山・BBQなどアウトドア経験あり
    多少はアウトドア経験がないと、いきなりのソロキャンプはちょっと無理があります。(いっぽうでロードバイクに関して言えば、超ビギナーでも片道50kmのソロライドはなんとかなります。)
    テント設営もままならない、ペグ打てない、シングルバーナーも使えない、だと当日「ズーン…」となる姿が目に浮かびます。でも家族キャンプやBBQで慣れてる、もしくは事前に練習してやるぜ!という気概があるなら無問題。大丈夫!!
  • ロードバイク・キャンプを趣味にできる(=それなりの金額をかけられる)
    まずは乗り物がないと話になりません。最初に言っておくと、お金はかかります。自転車だけでも最低10~20万という世界、さらにキャンプ用品をそろえるとお金は飛ぶように消えていきます。
    そこを一生モノの趣味として割り切れるなら、アイテム購入も楽しみへと変わります。自分だけの乗り物、自分の脚をエネルギーとして、50km、100km先まで連れ出してくれるパートナー、なかなかいいものですよ。

    高い買い物なだけあって、所有欲もバッチリ満たしてくれる。

    ちなみに家族でキャンプ行くから装備はそろってる!というケースは要注意。自転車だとアイテムの優先順位が「軽量・コンパクト」に変わります。おそらくほとんどのキャンプギアは使えないと思ってもらってもいいはずです。準備とアイテムまとめはこちらから。プロが教えるギア選びのリンクもあります!
    →「超ビギナーが往復100km走ってソロキャンしてみたよ!必要アイテムと準備まとめ

逆にやめておいた方がいいタイプ

最初に超えるべき壁 “家族アレンジメント”

子ども 楽しく 遊ぶ
ソロキャン行きたい! パパママがそう思ったときにまず考えるのは、子どものこと。預け先の確保が最優先ミッションです。パートナーなり、じいじ・ばあばなり、まずは協力者を見つけましょう。
そしていざ交渉。すんなり「行っておいで」タイプなら問題ないですが、難色を示されるケースも少なくないはず。同意を得るためのポイントは、「年に数回のチャンス」を推しまくること。

わたしのケースで言うと、子どもがとってもお母ちゃん子。1.5日といえど、どこかで寂しい思いはさせてしまうはず。どんなにソロキャン&ツーリングが楽しかったとしても、シーズンに1回。これが最低ラインです。
このあとの気候もからんできますが、「楽しかったしまた来週も行くか!」という感覚ではそう行けないんです。ここを重点ポイントとして情に訴えかけましょう。「年に2回の楽しみなんだ!今しか行けないんだ……!!」と。

模範的な表情としてはこんな感じでしょうか。「時期を逃すともう…わたしは……」

自分が楽しむための、子どもハッピー♪プランニング

パートナーを攻略できたら、あとは子どもが1.5日最高に楽しめるプランニングを忘れずに。当日子どもが楽しめているとわかっていれば、自分の安心にもつながります。
ちなみにわたしは、ダンナ&じいじばあばと潮干狩り~お泊りプランを実現してもらうことが出来ました。非日常を味わいながら、ママ不在を思わず忘れさせてしまうプランニングを目指しましょう!

ビギナーのうちは、春と秋のベストシーズンで

夜寝られるかどうかを判断基準に

ビギナーのソロキャン&ツーリングには必須条件があります。それは気候。
厳しい季節となる真冬・真夏は難しいです。理由はいずれも寝られないから
真夏は暑さを回避するために高地に行かないといけません。1,000mは越えておきたい。ヒルクライム??とんでもない。荷物もあるのに冗談じゃない。そもそも走行距離がグンと伸びるから無理無理無理。無理!

真冬は普通に寒くて眠れません。雪山登山経験が豊富、極寒を耐えるウルトラライトなギアがそろってるならいけるかもしれませんが……。
慣れないうちは春と秋の2シーズンのみと考えましょう。

ちなみに天候もとっても大事。雨だったらキッパリ諦める心構えが必要です。雨中ツーリング&キャンプはハードルが一気に上がりますし、普通に雨の中わざわざ行きたくないんで。天気は神にめちゃくちゃ祈りましょう。

ロードバイク初心者でも往復100km行けた!

無事、キャンプ場に到着!

初心者がいきなり片道50km、日をまたぐとはいえ往復100kmも走れるの?と思った人もいるかもしれませんね。
安心してください! わたしは初心者というかビギナー、普段から特別な運動もせず、かなり意識低い系です。さらにボッチです。それでも結果行けたんですから。

初心者詐欺でないことをわかりやすく表現しておくと、「10km以上はロングライド、陸橋はヒルクライム」、そういうレベルです。とにかく安心してください。

まずはここから、キャンプ地を決める

まずはキャンプ場を決めましょう。何を基準にしたらいいのか迷うところですが、おすすめ条件はこちら。

  1. 自宅から20~30kmの位置にある。片道の上限は50km!
  2. ファミリー層向けのキャンプ場、高規格*だとなおよし
  3. キャンプ以外他にも楽しめるアクティビティが併設してある

*)高規格キャンプ場:水回りやトイレなど設備が整っていて、手入れが行き届いているキャンプ場のこと

1.はロードバイクビギナーには必須、2.はキャンプ初心者なら必須、3.はひとり時間に不安があるなら考慮すると良いポイントです。

  1. 片道の上限50km
    50kmってビギナーだとそう走ったことない距離感ではないでしょうか。20〜30km圏内がベストかもしれません。なんといってもソロライドですから無理は禁物、50km上限を目安に探してみましょう。
  2. ファミリー向けキャンプ場
    ファミリーが多いとキャンプ場の雰囲気が平和です(笑)。高規格のキャンプ場であれば、設備も整っていてキレイ、レンタル品や販売アイテムが充実しているなど、キャンプ初心者でもハードルが低くなります。
  3. キャンプ以外のアクティビティ
    最後にアクティビティ、例えばお風呂(温泉)が近くにあるキャンプ場は結構あります。大きめの施設なら岩盤浴やリラックススペースなんかがあったりしますよね。ファミキャンはしたことあるけど、ソロでの時間の過ごし方がちょっと微妙かも……と言う人におすすめ。

流行りのグランピング施設が併設されているようなキャンプ場は高規格であることが多い

全てを整えたら、いざ出発!

ウェア装備が整った、子どもや家族のアレンジも済んだし、キャンプ場の予約もバッチリ! 天気が味方してくれたらいざ出発です!!
明日は後編、当日のライド&キャンプのようすをレポートしていきます。

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WRITTEN BYnaomiyo_pig

FRAME編集部エディター。ロードバイクは永遠のビギナー。向上心ゼロで、ラクして楽しいことだけやっていきたいキャンプライダーです。

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