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ゆるぽた最強バイク!FARNA 700-Di2 Ladiesを一ヶ月じっくり乗ってみた

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こんにちは、デザイナーのayumiです。

普段はアルミのエントリーモデルとカーボンバイクで遊んでいますが、今回はKhodaaBloomのFARNA 700-Di2 Ladiesを1ヶ月間お借りしてみました!
Di2搭載で20万円以下ということで話題の女性用ロードバイク。
通勤や週末のライドにとたっぷり乗ってみたのでその魅力をお伝えしたいと思います。

Di2で20万円以下!?

大きな特長は、何と言ってもエントリーモデルなのに電動シフターのDi2が搭載されていること!お値段はなんと20万円を切るんです!
「20万円でDi2搭載の完成車が買えるの!?」と編集部内でもざわめきが起こりました。

国内メーカーだからこそできるコストカットに加え、目的に合わせてコンポーネントを選択する事でこの価格が実現されています!

他社メーカーではハイエンドモデルにこそ搭載していたDi2を、敢えてエントリーモデルに搭載したという点に驚きですが、そこには使い手の事を考え抜いたエンジニアさんの優しさが現れていました…!

Di2についてはこちらで詳しく紹介しています

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機材の詳細がわかる動画はこちら

ゆるポタの事を考えてつくられたバイク

FARNA 700-Di2 Ladiesのコンセプトは「ゆるポタ最強バイク」!!
そう、速いスピードを出さず、楽に自転車を楽しむゆるポタ女子の為のバイクなんです!
そこで女性の“苦手”を考えながら、FARNA 700-Di2 Ladiesの特長を掘り下げて見ましょう。

握力が弱い人、手の小さい人のために

ブレーキレバーが握りにくい、ギアチェンジが大変!
女性は男性が思うよりずっと握力が弱いんです。せっかく始めたロードバイクを続けなくなってしまう原因の一つに、ブレーキ周りの扱いにくさが挙げられることがあります。
ロングライドやダウンヒルのあとは、腕も疲れて握力も低下。ブレーキレバーが握りにくかったり、ギアチェンジが億劫になってしまうことも。
特にフロントのギアチェンジは大変。
ワイヤー式シフターの場合はレバーをぐっと押し込まなければいけないので、手先だけでなく腕全体の力が必要になります。
バランスを崩しがちなので女性には気合のいる作業なんです。

軽いタッチでギアチェンジができるDi2なら、女性でも楽に扱うことができます。
特にフロントのギアチェンジは、ワイヤー式シフターとの違いが歴然。
こまめにギアチェンジしても疲れないので、適切なギアを選択しやすく脚も疲れずに乗ることができます!

Di2は実は女性でも扱いやすいポイントがたくさん!

また、Di2のシフターにはリーチアジャスト機能がついているので、ハンドルバーからレバーまでの距離を調整できるようになっています。
これなら、下ハンを握る時でも無理なくレバーに指が届きますね!
さらにハンドルも楽に握れるようにドロップ部分が浅めに設計されたオリジナルのものになっています。

下ハンでもレバーに手が届きやすい

身長の低い人のために

「あなたが乗れる自転車は置いていない」
身長の低い女性は、こう言われて泣く泣くお店を後にした経験もあるのでは?
低身長の人向けのフレームは数が少ないので、探すにも一苦労なんですよね。

FARNA 700-Di2 Ladiesのすごいところはサイズ設計にもあります。
なんと1番小さいサイズは395mm。身長145cmから対応してるんです。

ハンドルも幅が狭く細くなっていて握りやすく、ステムも短く上向きになるよう角度がついているので、前傾姿勢に慣れない人でも楽にハンドルが握れます。
コラムが長く、ハンドルの調整範囲が下方向に広くとられているのもポイント。
慣れてきたときには一番下までハンドルを下げれば、より深い前傾姿勢で体重を乗せたフォームをとることもできます。

上向きで短いハンドルは身体に近くて握りやすい

坂が苦手な人のために

「坂道は嫌い…」
これもまたロードバイクを始めた人がぶつかる壁ですね。

FARNA 700-Di2 Ladiesのフロントには50/34T、リアには11-32Tのギアがついています。
俗に言う「コンパクトクランク+乙女ギア」
しかも本体の重さはアルミとしては非常に軽量で、一番大きいフレームサイズでも8.4kg。
ホイールはSHIMANO WH-RS300で、エントリーグレードながら鉄下駄とは違う「十分走れるホイール」です。
これなら購入後のカスタマイズなしでも十分に坂道や峠に挑めますね。

乙女ギアなら激坂も安心

メンテナンスが苦手な人のために

「ロードバイクってメンテナンスが大変そう」
女性が敬遠しがちなメンテナンス、特に出先でのメカトラは不安ですよね。

Di2は優秀で、初期調整後は基本的に変速が狂う心配がありません。
チェーン落ちもしにくく、また、バッテリーは内蔵タイプじゃなくて外付けになっています。
内蔵タイプでは自転車本体に充電ケーブルを差す必要があるため、「充電が大変そう」というイメージもありますが、外付けタイプなら充電場所を選びません。
バッテリーの外し方も簡単で、充電は楽チン。
そもそもバッテリー持ちもいいのでこまめに充電する必要もありません。

バッテリーは外付け
充電器にバッテリーを刺すだけ。場所を取らず簡単にできる。

スピードなんて出さなくていい人のために

「ゆっくり走れれば十分」
ロードバイクの楽しみ方は何も速さを求めるだけではありません。

初心者が初めて乗るロードバイク。女性の場合はスピードを出せても25km/hくらいです。最初は20km/hも出せない人も多いんです。乗りなれてきても、28km/h巡航ができれば十分すぎるほど。

ところが、ロードバイクはタイヤが細く安定性が低いので、スピードを出せないと、ふらつきが多くなってしまい転倒リスクも上がります。

FARNA 700シリーズのフレームの大きな特徴は「20~25km/hでも安定性が出る設計」なんです!
具体的には、他のシリーズよりもフレームが前後に長くなり、重心が下がるような設計されています。
実際に乗ってみるとこの「低速での直進安定性」に驚かされました。

フレームが前後に長くなり、重心が下がるような設計

実際に乗ってみたら、安定した乗り心地に感動!

さて、前置きが長くなってしまいましたがいよいよFARNA 700-Di2 Ladiesに乗ってみることに。

実際にフレームを目にすると、マットブラックにシルバーのラメが入っているのがわかります。ラメとピンクの相性もバッチリで、かわいすぎず、クールすぎないのでウェアも選ばないしどんなシチュエーションにも合うデザインです。
エッジの立ったフレームの形もかっこいいですね!


まず最初に跨ってみると、漕ぎ出しの軽さに驚かされます。
アルミのエントリーバイクと言うと、車体もホイールも重く、漕ぎ出しが辛くて辛くてしょうがないという印象があったのですが、FARNA 700-Di2 Ladiesにはスッと漕ぎ出せる軽さがありました。

そしてハンドルが身体に近いので無理なく握れて前傾姿勢もとりやすい!!

また、乗ってみるとわかる「低速での直進安定性」
これは……すごいです。実はこのフレームの一番のポイントでした。
いつもは27km/h巡行の私も、23km/h~25km/hくらいでいい感じ。
ふらつかずまっすぐ走れると、速度が出なくても「気持ちよく走れる」んですよね!
どうしてもスピードの落ちる登り坂でも、ふらつきが少なくなるので安心感があります。

サドルはPrologo KAPPA DEA 2。女性用に設計された幅が広めのサドル。クッション性も高くお尻が痛くなることはありませんでした。


また、アルミのフレームで振動吸収性もよく、道路の凸凹も気にならずに乗れました。

都内でゆるポタライドをしてみた!

漕ぎ出しが軽く、ゆっくりでも安定して走れるFARNA 700-Di2 Ladiesは、街乗りでも快適。
ストップアンドゴーの多い道やスピードの出せない道でも疲れを感じず巡ることができます。

せっかくなので写真映えするスポットと素敵なカフェを探してゆるポタライドをしてみました。

都内では平日でも混み合ったお店が多いですが、流行りのお店ではなく、ちょっと人混みを外れたところにいけば入りやすいお店も。
足で探さないと見つからないような場所にお気に入りのカフェを見つけられるのも自転車の魅力です。

黒いボディがオシャレなカフェにもよく似合う。

代官山の路地裏にはこんなアートスポットも。
ウォールアートを探して写真を撮るのも楽しいですよ。


都内には意外とテラス席があるお店も多いので、自転車でも休憩する場所には困りません。


都内は意外と激坂スポットも多いんですよね。ポタリングのついでにこんなところにもよってみました。

看板に注目!ちゃんと登り切ってから撮影しましたよ!

20%級の激坂にも挑んでみましたが、32Tの乙女ギアに軽量ボディなので、楽に登れました。
むしろギアが2枚ほど余って感動!!
坂の多い都内でも、シフトチェンジが楽なので多少反応が遅れても大丈夫。

物足りないところ

正直、レース向けのカーボンバイクと比べると加速はゆるやか。パワーをすぐにスピードに変えてくれるような走り心地ではありません。
30km/h以上出すこともできますが、キープするのもちょっと大変です。
男性と一緒に埼玉の幻の峠「有間峠」にもチャレンジしましたが、さすがに少し疲れてしまいました。

序盤は10%を下回らない…ヘビー級の有間峠も登りきれました。

レースで活躍したい!男性にガンガンついていきたい!という方には向かないかもしれませんね。
とは言えノーカスタマイズでも十分に乗れるので、最初の一台として、そしてゆるポタ用としては優秀すぎるフレームでした!

20万円と言うとエントリーモデルとしては高価な印象がありますが、ホイールやサドルなどのアップグレードをせずに乗れるのでコスパは抜群。
これからロードバイク購入をお考えの方は是非一度試乗してみてください。

取材協力:KhodaaBloom

B!

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