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オーストラリア・ブリスベンからゴールドコーストへの100kmロングライドイベントに参加してきた!

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2019年9月15日に開催された『ブリスベン to ゴールドコースト サイクリングチャレンジ(The Brisbane to Gold Coast Cycle Challenge、以下B2GC)』に参加した。大会の様子およびブリスベンのサイクリスト事情など紹介する。

提供:グローバルライドイベント事務局

第15回ブリスベン to ゴールドコースト サイクリングチャレンジ

大会概要

今回で15回目を迎えるオーストラリア第3の都市ブリスベンからゴールドコーストまでの100kmを老若男女幅広いサイクリストが参加するロングライドイベント。2019年はおよそ4000人が参加し、朝5時30分から平均速度の速い順(自己申告)にゴールを目指す。

例年10月に開催されていた大会だが、直近2年がともに降雨のイベントとなったため、9月に変更された。当日は快晴で早朝の気温14度程度、日中も22-3度程度と日本の3月後半から4月くらいの陽気となり、とても走りやすいコンディション。

ゴール間近のコースから望むゴールドコースト市街

コースマップ

コースはおおよそ3つのパートに分かれ、スタートから17km程度は路線バス専用道路を自転車貸切で楽しめ、その後50km程度牧草地帯や工業地帯を通り、ラスト20km程度はゴールドコーストの海沿いを満喫できる設定。平坦中心のコースだが、ゴール時点での獲得標高が600m程度あり、ちょっとした登りを景色とともに道中のアクセントになる。

image:https://b2gc.jp/

ブリスベン市内をスタート17km続くバス専用道を自転車で独占

スタートは自己申告で大きく3グループに分かれる。最も速い平均30km/hオーバーペースの第1グループは5時30分スタート。その後15分間隔で平均30-25km/h、平均25km/hグループが続く。FRAMEチームは第2グループスタート。

スタート地点の第1グループの様子

スタートまでの待ち時間も現地のサイクリストのバイクやウェアなど観察しているとアッという間に時間が過ぎてしまう。想像以上に女性や年配のサイクリストが多かったのが特に印象的だ。

第2グループのスタート前に記念撮影

スタート直後からすぐトンネルへ。ペースもあっという間に30km/hへ。平均25-30km/hだけあってこのペースが後半まで続く。バス専用道は特に路面の状態がよく。さらに2車線貸切なので、一斉にスタートするが、それぞれ間隔がとれてとても走りやすいのは好印象。

スタートゲート直後からトンネルに突入
自転車だけなので道を広く使って走れる

40km地点で1つ目のエイドステーション

第1エイドポイントでは、固形とジェル状補給食とバナナ。給水、メカニックサポートもあるので安心。今回、念のためボトル2本装備したが1本でも十分だった(かな)。

40km地点のエイドステーション
固形・ジェル補給食とバナナ
給水ポイントでは、オレンジ味とトロピカル味のスポーツパウダーも

牧場などオーストラリアの田園風景を存分に満喫できる

1つ目のエイドポイント手前くらいから牧場など田園風景が広がる。バス専用道を抜けて一般道に入るが、自転車レーンが整備されていることに加えて、ほとんど車も通らないので安心してライドを楽しめる。

ラウンドアバウト型の交差点を体験できるのも海外ライドならでは。ところどころ、交通量の多いポイントは警察の誘導もあり安心して走れる。

エイド後は田園地帯が続きます
国内ではなかなかみかけないラウンドアバウト型交差点の進入待ち
自転車レーンが整備されていて安心して楽しめる

80kmで2つ目の休憩ポイント

田園風景を抜けると2つ目のゴールポイント。レーズン入りのパンとジェル補給食。有料だが屋台のカフェも出店していた。カフェラテのラージサイズで1杯5豪州ドル(約400円)。クレジットカードも使用できる。比較的早いペースで走ってきているのでホッと一息。

2つ目の補給ポイント
カフェ屋台の出店もあり。スムージ―も。

大会に参加者の自転車は、トレックやスペシャライズドを中心としたアメリカメーカーと、ジャイアントとメリダの台湾メーカーが多い印象。ヨーロッパメーカーは比較的少なめ。女性はLiv(ジャイアント社ウィメンズライン)オーナーが多かった。

トレックオーナーと一枚

ゴールドコーストの海岸沿いを疾走するラスト10km

2つ目のエイドポイントをスタートして、住宅街を抜けるとゴールドコーストの海岸沿いに到着。透き通った海沿いの道路を抜けるとゴールへ。朝6時頃スタートして、お昼前には到着。市街地から牧草地帯を通って、リゾート地へとオーストラリアを満喫できる100kmライド。

住宅街を抜けてゴールへ
海岸沿いをラストスパート、名残り惜しく自転車をとめて撮影タイム
ゴール地点

そして、スタート地点のブリスベンまではバスで戻れる

大会はブリスベンからゴールドコーストまでの片道ルート。自転車と一緒にバスで戻ることができる。およそ1時間半。
ゴールしてそのままブリスベンまで自転車でトンボ返りする参加者も少なくはない。

自転車はトラックに積載
大型バスでスタート地点へ

ブリスベンのサイクリスト事情

大会参加前後もオーストラリアを自転車で満喫するためのいくつかのポイントを紹介する。

オージーサイクリストのカフェ事情

早朝5時台からライド後のカフェを楽しんでいるオーストラリアのサイクリスト。ライド後仲間たちとともに、カフェや朝食を楽しむのが日常の風景。

Espresso Garage

ブリスベン中心街にあるカフェ。吸い込まれるように、ローディーが集まる。

Café on the Goodwill Bridge

街中の散策中に寄ってほしいカフェ・オン・ザ・グッドウィルブリッジ。橋の途中で営業しているカフェ。公園内の散歩途中にも休憩できる。

オンロード、オフロード幅広く扱う自転車店

国内とは違う自転車店の雰囲気も自転車好きには味わってほしい。

99bikes

B2GCのスポンサーでもある自転車チェーン店。ロードバイク、MTB、シティサイクルなど幅広く取り扱う。

For the Riders

MTB専門店。日本国内ではあまりみかけないブランドも多数。

Epic cycles

スポーツバイク中心に取り扱い。グラベルロードの取り扱いが多いのが印象的。

ヒルクライム楽しむにはマウントクーサへ

大会だけではもの足りずもっと走りたいという方は、ブリスベン市街から片道10km程度でヒルクライムを楽しめるマウントクーサ―がおすすめ。ブリスベン市街からほぼすべて自転車レーンで行くことができる、獲得標高500m程度のヒルクライム。

川沿いの自転車レーンを進んでいくとマウントクーサへ
自転車レーンのないところは、1m幅確保を促す標識も
頂上付近からはブリスベン市街が眺める

まとめ

サイクリストフレンドリーなオーストラリア。ブリスベンからゴールドコーストへの行程は、景色がいいのはもちろんですが整備された道路がサイクリストにはとても嬉しく好印象。日本との時差も1時間のため、到着しても時差ボケに悩まされることがまずなく、身体が楽なのもおすすめポイント。海外ライドこれから体験してみたい方におすすめの大会。日本とは違う自転車文化に触れてみてはいかがでしょうか。

B2GC日本語サイトはこちら


<2020年大会情報> ※2019年10月現在

開催日:2020年9月13日(日)予定

エントリー受付:2020年2月下旬予定


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